CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨チェーンリンク(LINK)、ステーキング機能実装へ Economics 2.0を進行

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

LINKのステーキング実装へ

分散型オラクルネットワークのチェーンリンク(LINK)について、待望のステーキング機能が12月6日に実装されることが明らかになった。

チェーンリンクは、スマートコントラクトに外部ソースからデータを供給するオラクルサービス。複数のノードで構成される分散型ネットワークであることが特徴で、単一障害点がなく、より安全であるとされる。特に、その価格フィード(BTC/USD、ETH/USD、USDC/USDなど)はDeFi(分散型金融)市場の実質的な業界標準である。

チェーンリンクによるステーキングの実装は、長期的に経済システムを強化する戦略「Economics 2.0」の一環だ。一般投資家のステーキング参加を含め、より多様なサービスプロバイダーがエコシステムに参加可能にすることを目指している。

出典:CoinGecko

ステーキング需要が顕在化したことを受けて、暗号資産(仮想通貨)LINKの価格は過去2週間で22%上昇している(データ参照元:Coingecko)。

ステーキングとは

ステーキングとは、一定量の仮想通貨を所定の期間、預け入れることで報酬が得られる仕組み。そのトークンのネイティブネットワークを管理することに貢献し、対価として報酬を得る仕組み。

▶️仮想通貨用語集

関連:仮想通貨 Chainlink(チェーンリンク)とは|仕組みを解説

チェーンリンクのEconomics 2.0

出典:Chainlink

チェーンリンクにおいてオラクルデータプロバイダーは、より多くのトークンを所有するほど、より高額なコントラクトを取り扱うことができる。新たにステークされたLINKを担保に追加(委任)可能になることで、オラクルサービスの提供範囲をさらに拡大するねらい。データプロバイダーのフィー報酬拡大につながり、ステーキング参加者にも還元される利点がある。

イーサリアム(ETH)ブロックチェーンで12月6日にスタートするチェーンリンクのステーキング(v0.1β)は、まずは保有期間やハッカソン参加実績などの適格基準をクリアするアドレスのみが参加可能となる。1アドレス辺り最大7,000 LINK(約720万円相当)のステーキング上限が設けられる。

また、12月8日には一般公開され、他のLINK保有者が参加できるようになる。v0.1βを通して、ステーキングプール全体のキャパシティは2,500万LINK(約250億円)に設定されている。この数量は、LINKの循環供給量の約5%に相当する。

ステーキング(v0.1β)のロックアップ期間は9〜12ヶ月に設定されており、同時期の(v0.2)のローンチ時に一度解除(アンロック)と報酬の請求が可能になる。

チェーンリンクによると、v0.1のβフェーズは自動委任の検証を目的としており、ステーキングされたLINKがすべてのアクティブなノードに均等に委任される。将来的なステーキングリリースでは、過去のパフォーマンスやLINKの保有期間や金額に基づいて、委任先を動的に調整する仕組みを実装する目論みだ。

Economics 2.0を通して、チェーンリンクはマルチチェーン対応を推し進める方針も示しており、10月には「Chainlink SCALE」プログラムをスタート。dApp(分散型アプリ)が支払うオラクルサービスの使用料(LINK)を負担し、新機能の研究開発を促進する狙いがあり、最初にAvalanche、Metis、Moonbeam、Moonriverが参画していた。

関連:チェーンリンク(LINK)、ステーキング実装に注目高まる

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/26 金曜日
14:22
「ミームコインは危険なカジノのよう」米アンドリーセン・ホロウィッツCTOが警鐘鳴らす
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツの エディ・ラザリン最高技術責任者は、ミームコインを「危険なカジノ」に例え、仮想通貨エコシステムから「本物の起業家」を遠ざける可能性があると主張した。
14:00
米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起
米連邦捜査局は、マネーロンダリング防止基準を遵守していない仮想通貨送金サービスを利用しないよう、アメリカ国民に対して呼びかけた。
12:55
BTC半減期後に最初に採掘されたSatoshi、3億円超で落札
仮想通貨ビットコインの半減期後に最初に採掘されたSatoshiがオークションで3億円超で落札。Ordinalsの誕生によって、今はレア度の高いSatoshiに需要が生まれている。
12:32
ビットコインの反騰失速、ブラックロックのETF(IBIT)への資金流入が初めて途絶える
暗号資産(仮想通貨)市場では、自律反発のビットコインが日足50SMAを抜けられず再反落。ブラックロックのビットコインETF「IBIT」への資金流入は、ローンチ後71日間で初めて途絶えた。
10:15
著名な「Buy Bitcoin」のサイン、1.6億円で落札
「Buy Bitcoin」と書かれた著名な法律用箋が、オークションで1.6億円で落札された。仮想通貨ビットコインで入札され、正確な落札価格は16BTCである。
09:40
フランクリン・テンプルトンの600億円規模「BENJI」トークン、P2P送信可能に
米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンは、米国政府マネーのトークン化ファンドFOBXXで資産のピアツーピア送信を可能にしたと発表した。
08:30
強気相場継続の兆しか? パンテラが新たな仮想通貨ファンドで1500億円以上調達計画
2024年の仮想通貨相場感が2023年から好転しておりVCの調達案件も着実に増えている状況だ。昨日、野村グループのLaser Digitalが主導するラウンドで、zkSync Era基盤のWeb3ゲーム開発会社Tevaeraは500万ドルを調達した。
07:35
ETHの証券性巡りConsensysがSECを提訴
仮想通貨イーサリアムは証券ではないとの判断などを裁判所に要請するため、 Consensysが米SECを提訴。同社は事前にウェルズ通知を受け取っていた。
07:15
米SEC、イーサリアム現物ETF申請を非承認する可能性高まる
イーサリアム現物ETFの米国での承認は不透明。SECとの一方的な会合や訴訟の影響で、2024年後半までの承認延期が予想されETH今後の価格に下落圧力がかかっている状況だ。
06:50
米Stripe、ソラナやイーサリアムでUSDC決済を導入予定
Stripeは2014年に初めて仮想通貨ビットコインの決済を導入した経緯がある。しかしその4年後の2018年にビットコインのバブル崩壊を受け同社はその取り組みを中止した。
05:50
モルガン・スタンレー、ブローカーによるビットコインETF勧誘を検討
最近の仮想通貨ビットコインETF資金流入状況に関しては昨日、ブラックロックのIBITが1月11日ローンチ以来初めて資金流入がゼロとなり、71日連続の流入記録が終了したことが確認された。
04/25 木曜日
17:42
ワールドコイン、仮想通貨WLDのトークンセールを計画
Worldcoinが個人認証に基づくベーシックインカムプロジェクトの拡大へ、機関投資家限定で暗号資産(仮想通貨)WLDのプライベートセールを計画。市場価格に近い価格で提供し、転売禁止やロックアップ措置を導入する。
15:00
ビットコイン強気相場継続の根拠、アーサー・ヘイズ氏語る
仮想通貨取引所BitMEXの創業者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏は、世界各国で法定通貨の供給量が拡大し続ける中、ビットコインをはじめとする仮想通貨の強気相場は今後も継続するとの考えを示した。
13:20
2028年の半減期に向けてビットコイン価格など5つの予測=Bitwise
Bitwiseの最高投資責任者は次の半減期までにビットコインに起こる5つのことを予想。ビットコイン価格は約3,880万円以上になるとする予測も含まれる。
10:25
ビットコインの供給インフレ率、金を下回る=レポート
Glassnodeは4回目の半減期についてレポートを発表。ビットコインの供給インフレ率がゴールドよりも低くなり、希少性が増したと述べた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧