イーサリアム(ETH)の価格・チャート|今後の将来性や買い方を解説

ニュース 基礎情報 関連記事
03/19 (火)
「イーサリアム現物ETF承認なら最初の1年で6兆円超の資金が流入する可能性」SCB銀が分析
仮想通貨イーサリアムの現物ETF承認なら最初の1年で6兆円超の資金が流入する可能性があると、英大手銀行のスタンダードチャータード銀行が分析。イーサリアムやビットコインの価格予想もしている。
CoinPost
03/19 (火)
仮想通貨取引所OKX、欧州でUSDT通貨ペアを廃止 MiCA法準拠で
USDTはOKXやバイナンス、Bybitなど集権型取引所の出来高の根幹となっているためUSDTペアの廃止は取引所の収益に打撃を与えることになる。
CoinPost
03/18 (月)
イーサリアム現物ETFが5月までに承認される確率は? 海外アナリスト6名が見解述べる
米各社のアナリストら6名は、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム現物ETFが今年5月までに承認される見通しについて議論し見解を述べた。承認の上でのハードルなどについても意見している。
CoinPost
03/17 (日)
週刊仮想通貨ニュース(+アジア特集)|イーサリアムのDencun完了やビットコイン7万ドル割れに高い関心
今週は仮想通貨イーサリアムの大型アップグレードDencunの完了、ビットコイン価格の急反落、米金融大手JPモルガンのビットコイン現物ETF分析に関する記事が最も関心を集めた。
CoinPost
03/16 (土)
「イーサリアムがコインベースの収益を後押し」JPモルガン分析
JPモルガンは、イーサリアムが米仮想通貨取引所コインベースの収益にプラスの影響を与えると分析した。背景にDencunアップグレードなどを挙げた。
CoinPost
03/16 (土)
ビットコイン一時65000ドル台まで下落、米国株続落 米利下げ観測後退
今週の重要な経済指標であるCPIおよびPPIは両方ともに予想を上回る結果となり、FRBの利下げ期待を後退させた。今も6月からの利下げはなお予想されているが、一部では7月に先送りする動きもでききた。
CoinPost
03/16 (土)
「仮想通貨のETFを今後承認する前に対策が必要」米議員がSEC委員長に書簡送付
今のリスクを考慮すれば仮想通貨ETFを承認すべきではないなどと述べ、今後承認する前に対策が必要であるとし、米議員2名がSECのGary Gensler委員長に書簡を送付した。
CoinPost
03/15 (金)
ParallelのAIシミュレーションゲーム「コロニー」、ソラナでローンチへ
仮想通貨ソラナの価格はイーサリアム基盤の大型カードゲームによって採用されることを受け前日の下落から反騰し、2021年12月以来2年以上ぶりに180ドル台を回復した。
CoinPost
03/14 (木)
GMOコインが24年2月の仮想通貨現物取引ランキング公開 ビットコインが首位を維持
暗号資産(仮想通貨)取引所GMOコインが2024年2月の現物取引ランキングを公開。過去最高値を更新したビットコイン、イーサリアムとXRPが続く。ソラナやアスターも上位を維持、ユーザー向けのイベントやコミュニティトークンなどで活況だ。
CoinPost
03/14 (木)
レイヤー2のBaseやStarknet、イーサリアム「Dencun」で手数料大幅減
ガス代の大幅低下によって、今後L2でのDeFi取引がより活発になると見込まれる。
CoinPost

イーサリアム(ETH)に投資したい方はこちらをチェック(PR)

概要

イーサリアム(ETH)は、2014年にヴィタリック・ブテリン氏によってホワイトペーパーが公表され、2015 年にプロジェクトが開始されたブロックチェーンおよびそのネイティブ仮想通貨。ETHは、トランザクション処理やスマートコントラクト実行のために必要な計算リソースの費用として、ガス代(取引手数料)の支払いに使用される。

また、Proof of Stake(PoS)コンセンサスメカニズムへの貢献として、バリデーターノードがETHをステーキングしており、そのデリバティブ資産(stETH)の流通も拡大している。さらに、イーサリアムエコシステム内では、ステーブルコインの担保や分散型取引所(DEX)上でのマーケットメイキング(流動性提供)など、さまざまな用途でETHが活用されている。

特徴

イーサリアムの特徴は、基盤のブロックチェーンを活用して分散型アプリケーション(dApps)を構築できることだ。自動的に契約を執行する「スマートコントラクト」という機能を早期に導入したブロックチェーンだ。

DEX(分散型取引所)などのDeFi(分散型金融)やNFT(非代替性トークン)の領域で多くのユーザー・開発者を獲得。独自のトークンを発行する規格ERC20や、NFT用の同様の規格ERC-721、ERC-1155、「アカウント抽象化」の実装規格ERC-4337など、業界標準とも言える技術要素が生まれてきた。

ヴィタリック・ブテリン氏が公開した2024年以降のイーサリアムのロードマップは、さらなる改善と最適化に焦点を当てており、Surge(トランザクションスループットの向上を目指す)、Scourge(中央集権化とセキュリティ上の懸念への対処)、Verge(ブロック検証の強化)、Purge(プロトコルの簡素化とコスト削減)が含まれる。将来的にZK(ゼロ知識証明)EVMをカプセル化するアプローチによりL2ネットワークの接続がさらに強化される。

イーサリアム投資家5つの注目点

注目点1. DeFi基盤として伝統金融を再定義

イーサリアムは、分散型金融(DeFi)プラットフォームとしての地位を確立し、伝統的な金融業界を再定義しています。年間約3億ドルの純手数料収益を生み出しており、この数字はイーサリアム上で行われる取引の増加に伴ってさらに成長していくことが予想されます。DeFiは銀行や仲介者なしに金融サービスを提供することを可能にし、ユーザーにより高度な金融自由をもたらしています。

注目点2. ESGと持続可能な成長、低インフレを実現

イーサリアムは、持続可能性と環境保護を重視するESG投資の観点からも注目されています。特に、イーサリアム2.0への移行による(PoS コンセンサスメカニズムの導入は、エネルギー消費を大幅に削減し、よりクリーンなブロックチェーン技術へと進化しています。 さらに、この移行は通貨のインフレ率を抑制し、経済成長を支える低インフレ特性を持つことから、価値保存手段としての潜在力を高めています。現在、ETHのステーキングにより、年率4~5%の魅力的な報酬が提供されています

注目点3. 時価総額50兆円超、圧倒的なセキュリティ

イーサリアムは、50兆円を超える時価総額を持つ世界で最も堅牢なスマートコントラクト基盤一つです。企業にとって、イーサリアムは堅牢で拡張性のあるWeb3基盤を提供し、これによりデジタル経済への移行が加速されています。

PoSネットワークに対する潜在的なリスクである「34%攻撃」について、イーサリアムはその抑止力が非常に高いとの分析があります。2023年12月31日時点で、イーサリアムのコンセンサスレイヤーには28,800万ETH(約658億米ドル)がステークされており、攻撃者が台帳のコンセンサスを操作するためには、980万ETH(約223億米ドル)が必要です。しかし、実際には、クラウドリソースなどの追加コストを考慮すると、ネットワークを34%攻撃する総コストは推定で343億米ドルに達するとの試算があります。これが強固な安全性を示し、企業や投資家がこのプラットフォームに信頼を寄せる理由の一つです。

注目点4. レイヤー2発展の土台、取引処理速度とコストの最適化

イーサリアムはレイヤー2ソリューションの推進により、トランザクションの速度とコストの最適化に成功しています。Optimism、Arbitrum、そして米国Coinbaseが推進するBaseを含む、さまざまなプロジェクトが、分散型アプリケーション(DApps)の普及とユーザー基盤の拡大に貢献しています。

この結果、イーサリアムL2のエコシステムは運用総額280億ドルを超える成熟した状態にあり、ますます多くのユーザーと開発者がこのプラットフォームに引き寄せられています。レイヤー2の技術、特にロールアップは、トランザクションの結果(ステート)をイーサリアムのブロックチェーンに保存することで、イーサリアム本体のセキュリティに裏打ちされた安全な取引を可能にします

注目点5.ブラックロックなど大手金融機関が参入準備

仮想通貨市場において、ビットコインからイーサリアムへと熱狂の中心がシフトしつつあります。この変化の一因として、現物投資型の米上場投資信託(ETF)における次の承認候補としてイーサリアムが挙げられており、投資家の需要拡大が見込まれています。特に、ブラックロックを筆頭とする大手金融機関からのイーサリアムETF申請が相次いでいますが、市場では承認に向けた懐疑的な見解も存在しています。

様々な仮想通貨を購入したい方は、取引所別の取り扱い銘柄を確認してみてください。

イーサリアムの買い方1、投資目的に合わせた取引所選び

これからイーサリアムを買いたいが、どの取引所が良いか分からない人・買い方が分からない投資家向けに、簡単なガイドをご用意しました。

イーサリアムは世界でよく知られた暗号資産であり、日本国内の多数の取引所で扱われています。自分のニーズや投資目標に最適な取引所を選ぶためには、取引所の特徴を理解することが重要です。以下、投資スタイルに合わせた取引所の選び方について4つのポイントを提供します。

1. 現物取引と積立投資
イーサリアムの購入方法には、Eコマースサイトのようにシンプルに購入できる「販売所」や、株式取引のような本格的な「取引所」があります。現物取引をする際は、手数料の低さや利用のしやすさに注目しましょう。また、市場の変動に左右されずに投資を開始できる「積立投資」は、初心者に適した方法です。

2. 取引機能とレバレッジ
イーサリアムを購入する方法は多岐にわたり、レバレッジ取引は少ない資本で大きな取引を可能にします。短期的な価格変動から利益を得ようとする積極的な投資戦略を求める方に適しています。PCで高機能なツールを提供する取引所もありますが、操作が簡単で直感的なインターフェースを提供する初心者向けの取引所もあります。

3. ステーキングとレンディング
暗号資産を預けて報酬を得るステーキングや、他者に貸し出して金利を受け取るレンディングは、受動的な収益を求める方に適しています。ただし、元本割れのリスクがあることに留意してください。取引所を選ぶ際には、報酬率や条件をよく確認しましょう。

4. NFT、Web3ゲームへのアクセス
Web3ゲーム、NFT利用などに興味がある方は、取引所から自分のウォレットに暗号資産を移動して、マーケットプレイスやゲームにアクセスする必要があります。迅速な出庫サポートと多様なブロックチェーンへの対応を提供する取引所を選びましょう。

適切な取引所を選択することは、投資体験を簡単にする鍵となります。このガイドが、イーサリアム取引を始める際の参考になれば幸いです。

主要なイーサリアム取引所の特徴早見表

おすすめ
取引所
おすすめポイント アプリの特徴 現物取引 レバレッジ取引 投資サービス 取引所手数料 最低取引単位 入金手数料 出金手数料 出庫手数料 備考
1
仮想通貨取引所 SBI VCトレード
SBI VCトレード
SBIグループの100%子会社
最高水準のセキュリティ
シンプルモードなど
充実したツール
販売所
取引所
積立
レンディング
Maker:-0.01% Taker:0.05% 販売所:0.0001 BTC 取引所:0.000001 BTC 無料 無料 無料
2
仮想通貨取引所 bitbank
bitbank
全暗号資産(仮想通貨)取引所中
取引量 国内No.1 *
アプリストア 国内No.1 * 販売所
取引所
レンディング Maker:-0.02% Taker:0.12% 販売所:0.00000001 BTC 取引所:0.0001 BTC 無料 550円(3万円未満)/ 770円(3万円以上) 0.0006BTC ※21年2月14日 CoinMarketCap調べ ※18年10月31日 iOS App Store
3
仮想通貨取引所 GMOコイン
GMOコイン
信頼と実績の
GMOインターネットグループ
ビットコインも外国為替FXも
ひとつのアプリで
販売所
取引所
レンディング Maker:-0.01% Taker:0.05% 販売所:0.00001 BTC 取引所:0.0001 BTC 無料 無料 無料

イーサリアムの買い方2、取引にかかる手数料をチェック

仮想通貨取引所では、いくつかの手数料が関わってきます。主なものには、取引手数料、スプレッド(売買価格に含まれるカバー手数料)、仮想通貨の出庫手数料、そして日本円の入出金手数料等があります。

取引所によっては、イーサリアムの市場形成に寄与する注文方法(メイカー取引)に対して、手数料分を収益として得られる場合もあります。また、取引所の流動性に依存する売買価格差、つまり「ビットアスクスプレッド」も重要なコスト要因となります。

イーサリアムの買い方3、具体的な購入までのプロセス

1. 口座開設

まずは購入の前に、交換業者への登録手続きを行なって口座を開設することが必要です。口座開設は主に以下のステップで進んでいきます。

  1. メールアドレスを入力して登録用のURLを受信
  2. 必要事項を入力
  3. 本人確認書類を提出

まずは、自身が使用するメールアドレスを交換業者の専用ページに入力します。その後は入力したメールアドレス宛に登録用のURLが届くので専用のページを開き、多くの場合ここでパスワードの設定を行います。

次は氏名や住所、投資目的などの情報を入力。口座開設には本人確認が必要なため、必要書類をアップロードしたり、郵送したりする手続きが必要です。その後に審査が行われ、通過すればイーサリアムを購入できるようになります。

2.入金方法

口座開設が完了したら、次にイーサリアムを購入するために円の入金を行います。円の入金方法は、対応している銀行などが交換業者によって異なるので、必要に応じて事前に確認しておくことをお勧めします。

入金では、主に以下のような方法で最初に円を交換業者の口座に預け入れます。

  • 銀行振込
  • インターネットバンキングから入金
  • コンビニから入金

入金後、自身の口座に円の残高が反映したら、その資金を使ってイーサリアムの購入が可能。取引所か販売所を選んで、必要事項を入力して購入手続きを行います。

SBI VC トレードでのイーサリアムの買い方

SBI VC トレードの「販売所」では、同社が設定した価格でイーサリアムの売買が行えます。購入は提示された買取価格で、売却は売り価格で行われ、操作が直感的で初心者にも理解しやすいです。しかし、購入価格と売却価格の間にスプレッド(価格差)があるため、短期トレードには不向きです。

[caption id="attachment_509079" align="aligncenter" width="1140"]販売所の利用画面 出典:SBI VCトレード[/caption]

「取引所」では、参加者同士が直接価格と数量を提示して取引します。自分の望む価格で購入または売却を希望し、それに応じた相手がいれば取引が成立します。この方式では、指値注文や成行注文を利用して取引を行うことができます。

販売所の売買手数料は無料(スプレッドあり)。一方、SBI VCトレードの取引所の売買手数料は-0.01%(メーカー)および0.05%(テイカー)で、国内最安水準の手数料設定となっています。メーカーは市場に新たな注文を提供して待機する役割のこと、一方でテイカーは市場に存在する既存の注文に応じる役割のことです。

[caption id="attachment_509082" align="aligncenter" width="1140"]取引所の利用画面 出典:SBI VCトレード[/caption]

SBI VC トレードではイーサリアムのステーキングが便利

[caption id="attachment_510038" align="aligncenter" width="1200"] ステーキング実績(2024年1月)出典:SBI VC トレード[/caption]

ステーキングのメリットは、長期保有予定の仮想通貨を預け入れて放置しているだけで、株の配当のようなパッシブインカム(受動的収入)を得られる点にあります。

SBI VCトレードにおいては、イーサリアム(ETH)を口座に預けるだけで、毎月資産が増加します。2024年1月の実績では、ETHのステーキングによる年率は3.6%で、手数料を差し引いた実質年率は2.7%となりました。SBI VCトレードのステーキングサービスを利用するための特別な申し込みや手続きは必要ありません。平均保有量に基づき、SBI VCトレードの口座内で毎月自動的に報酬が支払われるシステムです。このサービスはいつでも解約が可能で、資産の引き出しも自由に行えます。

SBI VC トレードの口座開設方法

SBI VC トレードで口座開設をし取引開始するまで、主に「仮登録(メールアドレス登録)」・「本登録(本人情報の入力と本人確認書類の提出)」・「取引に必要なパスワードの受領」の3ステップを踏む必要があります。上記の表のように、本人確認書類の提出方法は3種類あるため自身に合った選択しましょう。

また、外国籍の方は以下の中から各1つずつ書類提出が必要です。事前に準備しておきましょう