5月の期限まで間に合わず
米国で申請されている多くのイーサリアム現物ETFは5月24日前後に最終の判断期限を向ける予定だが、全てSECに非承認される可能性が浮上した。
ロイター通信によると、4人の業界代表が、最近の発行者とSECの会合は一方的で、SECスタッフは提出されたETF申請について本質的な議論をしていないと述べたという。ビットコインETFの承認に至るまでの活発的な双方議論の状況とは異なっているもののようだ。
同報道では、VettaFiのETF分析責任者トッド・ローゼンブルース氏は「規制の状況はまだ不透明で、承認は2024年後半かそれ以上先までずれ込む可能性が高そうだ」と話したという。
また、仮想通貨取引所大手OKXのホン・ファング社長はロイターに対し、イーサリアム現物ETF承認をめぐる疑念が、投資家の期待を後退させ、ETH価格に下落圧力を大きくかけてしまうと話したという。
ETHの規制状況に関しては、Consensysはその証券性の有無を明確にするために、25日に米SECとゲーリー・ゲンスラー委員長ら全5名の委員を相手に訴訟を起こしたばかりだ。
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