- BTCの価格1万ドルラインを割らず
- 昨日の大きな価格上昇からの反動は見受けられず、昨日記録した1万ドルのラインは大きく割りませんでした。
- パウエルFRB新議長の議会証言を受けて米国長期金利上昇
- 米国時間27日にパウエルFRB新議長が米国下院の金融サービス委員会で初の議会証言を行いました。その中で、一部の発言がタカ派的だと受け止められ、米国長期金利が上昇。その影響で日米株式市場が下落しました。
仮想通貨市場
本日の仮想通貨市場(特にBTC)は、昨日の大きな価格上昇からの反動は見受けられず、昨日記録した1万ドルのラインは大きく割りませんでした。
特に仮想通貨市場の中では、全体的な下落からの回復に沿った形で再度ビットコインの市場占有率が増加傾向にあり、ビットコインの強さが見て取れます。
ビットコインはBitcoin Core 0.16.0のリリースに際し、Segregated Witness (SegWit)が完全対応になりました。
今までBTCの問題点とされていた、スケーラビリティもセグウィットの使用率の向上から、各取引サイズを低減させ、最終的に手数料の低下が見込まれていますが、すでに状況が緩和しつつあります。
問題の解決は、BTCの流動性を高め、価格にもいい影響を与えているでしょう。
NY市場
- NYダウ工業30種平均 25,410.03(-299.24)
- ナスダック 7,330.35(-91.11)
- S&P500 2,744.28(-35.32)
日本時間28日早朝に引けた米株式市場は主要三指数揃って下落。
パウエルFRB議長が米国下院での金融サービス委員会で初の議会証言を行い、米国の経済への強い自信を示すと共に、質疑応答で「FRBが後手に回り経済が過熱すれば、利上げペースを速める必要がある」とのタカ派的発言に市場が反応。
米国10年物国債利回りは一時2.9%をつけるなどして、株式市場が下落。また、FF金利先物から想定される利上げ確率では、年4回の利上げ観測がさらに高まった。
来月開催されるFOMCにおいて、利上げを実施する事が市場のコンセンサスとなりつつある中、今後更に利上げのペースがどうなっていくか注視していく必要がありそうです。
東京市場
- 日経平均 22,068.24(-321.62)
- TOPIX 1,768.24(-22.10)
- マザーズ 1,239.13(+9.10)
東京時間は主要三指数高安まちまちとなりました。マザーズは小幅高の一方で、日経平均、TOPIXはNY市場の流れを受けて下落。
パウエルFRB議長の議会証言による米国長期金利が上昇した事が、やはりネガティブ材料になったようです。
個別銘柄では、ソフトバンクやファーストリテイリング、ファナックといった値がさ株が2%を超える下落で、日経平均の寄与度下位に。
しかしながら、売買代金は2兆9000億円と、2月15日以来の水準に膨らみ活況の様子を呈しましたが全体的に利益確定売りの強い地合いとなりました。
本日注目の仮想通貨銘柄は3696セレス。
仮想通貨取引所向けウォレット管理システムなどのソフトウェア開発事業を行う「フレセッツ」と資本業務を行うと発表し、4%を超える上昇を見せました。