はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨 BitShares(ビットシェアーズ)とは|今後の将来性について

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビジネスを自動で運用
BitSharesは分散型の金融プラットフォームであり、ビジネスを自動で運用することを目的としています。マイニング方式にはDPoS(Delegated Proof of Stake)を採用しており、特定の人物が独占的に権力をもつことはありません。
分散型取引所
BitSharesは独自の分散型取引所、OpenLedgerやCryptobridgeなどで取引されます。また、BitSharesには米ドルにペッグしているスマートコインと呼ばれるコインがあり、安全に資産管理が行えます。
目次
  1. 仮想通貨 BitShares(BTS)とは
  2. BitShares(BTS)の特徴
  3. 今後の将来性
  4. 取り扱い取引所
  5. まとめ

仮想通貨 BitShares(BTS)とは

通貨名 BitShares
通貨コード BTS
発行上限枚数 37億枚
公開日 2014年5月11日
コンセンサスアルゴリズム DPoS(Delegated Proof of Stake)
公式ウェブサイト https://bitshares.org/
公式Twitter https://twitter.com/_bitshares
Github https://github.com/bitshares

BitSharesは分散型の金融プラットフォームであり、BitSharesを使ってあらゆるビジネスを運用するために作成されました。

そして、BitSharesの仕組みは「Distributed Autonomous Company(DAC)」と呼ばれており、例えば、ブロックチェーン上に存在する分散型取引所や分散型の組織・企業を支援することが可能となっています。

組織や企業においては、同一の目的の元で雇用が成り立ち、通勤や書類の申請などの無駄な時間を極力スムーズ化・自動化できるというメリットがあると言えるでしょう。

また、BitSharesのマイニングの仕組みやブロックチェーンはユーザーの総意によって動作しており、開発者が改変を行うこともなければ、流通量の調整を行うこともありません。

さらに、BitSharesのブロックチェーン上には、Open Ledger(オープンレジャー)と呼ばれる分散型取引所があります。

株式をはじめ、債券や仮想通貨などあらゆる商品を取り扱い、中間業者を通さず提供できる取引所を目指しており、現実に存在する仮想通貨取引所と比較した場合、セキリティの高い取引所と言えるでしょう。

ブロックチェーン上に存在することから、現時点では不正や改ざんはほぼ不可能であり、個人間の取引においても手数料は格安です。

BitShares内においては、スマートコインと呼ばれる通貨があり、プラットフォーム内の通貨でありながらドルなどの法定通貨と等価交換が可能です。

ちなみに、BitSharesは、3秒で1個のブロックを生成することが可能であり、2018年7月段階のイーサリアムやビットコインよりも高機能となっており、スケーラビリティ問題に発展する可能性は低いと言えるでしょう。

BitShares(BTS)の特徴

Openledger(オープンレッジャー)

BitShares の最大の特徴は、分散型取引所であるオープンレジャーなどがブロックチェーン上に存在し、スマートコインと呼ばれる仮想通貨のリスクを軽減するペッグ通貨を保持できることにあります。

通常の仮想通貨であれば、仮想通貨の価値は市場に左右され、ドルや円などの法定通貨に変更する場合、価値の担保がしにくいという面があります。

しかし、BitSharesにおいては、法定通貨と等価となり得るスマートコインを有しているため、他の仮想通貨よりも資産としての価値を担保しやすいと言えるでしょう。

例えば、不安定な相場であってもスマートコインへの変換によって、著しい価値の下落を味わうリスクが減少することになります。

マイニング方式ーDPoS

BitSharesのマイニング方式はDPoS(Delegated Proof of Stake)です。

DPoS は、取引の承認者を投票で選定できることに加え、誰でも承認者になることが可能です。

つまり、DPoSはマイニングの中でも保有量や作業量などを気にしななくてもよいバランスの取れたマイニング方式です。

現在のマイニング方式の中では、最速であるのもメリットの1つでしょう。

ちなみに、BitSharesでは、マイニングの承認者はwitness、ブロックチェーンの仕様変更などの提案者はCommittee、機能拡張・外部アプリの開発者などはworkerと呼ばれており、BitShares上でもっとも権限があるのはwitnessです。

しかし、witnessは投票によって解任することが可能である為、特定の人間による独断という状態に陥りにくいというメリットがあります。

紹介制度

そして、BitSharesの特徴の1つである紹介制度リファーラルは数ある仮想通貨の中でも非常に珍しいシステムでしょう。

紹介制度はすべてで3段階(1.Basic Account、2.Annual Member、3.Lifetime Member)にわかれます。

しかし、3段階目であるLifetime Member以外は恩恵が少ないと言えます。

100ドル(約11000円)相当のBTSを払うことでLifetime Memberになることができ、Lifetime MemberはBitSharesで発生する取引手数料の8割引や、紹介したユーザーに発生した手数料の一部を得ることが出来るなどの恩恵を受けることができます。

今後の将来性

BitSharesの今後は、BitShares上に存在するオープンレジャーやクリプトブリッジなどの分散型取引所がどれだけ人々に使用されるのかに掛かっていると言えます。

BitSharesのロードマップそのものは、開発そのものが進んでいるとは言い難い状況であり、元々の開発者は現在のBitSharesの運営には関わっていません。

しかし、クリプトブリッジでは2018年に完全な分散型取引所として運営を開始し、百種類以上の仮想通貨を取り扱うことが可能となります。

また、独自のアプリ開発も発表される直前であり、BitShares上の分散型取引所が発展すればするほど、BitSharesの価値が高騰する可能性があると言えるでしょう。

今後、BitSharesのブロックチェーンそのものが大きく開発される可能性もありますが、分散型取引所の発展スピードにどのように対応していくか注目です。

そして、BitSharesが広く普及した場合、分散型仮想通貨取引所のユーザーが増加することでBitSharesの価値の高騰や更なる開発に繋がる可能性も上がる為、BitSharesとBitShares上の分散型取引所の今後の動きには要注目と言えるでしょう。

取り扱い取引所

BitSharesは、国内の取引所では取引を行うことが出来ません。

購入できる仮想通貨取引所は、BinancePoloniexYoBitなどです。

もしくは、OpenLedgerやCryptobridgeといった分散型取引所にビットコインなどを送金することで売買が可能です。

しかし、海外の仮想取引所は日本人の取引を禁止する所も増加しつつある為、日本の対応のみでなく、海外の仮想通貨取引所の動向を注視しておきましょう。

BitSharesの購入方法は、日本の仮想通貨取引所に登録後、イーサリアム・ビットコインのどちらかを海外取引所に送金することで購入が可能となります。

まとめ

BitSharesは、分散型取引所やスマートコインなど他の仮想通貨が持っていない特徴がいくつもあります。

その為、今後、分散型取引所のユーザーが増加した場合には、BitSharesの価値の高騰が期待できるでしょう。

CoinPostの関連記事

BitShares(BTS) チャート・価格・相場一覧
仮想通貨ビットシェアズ(BitShares/BTS)のチャート・価格・相場一覧を掲載しています。また、ビットシェアズ(BitShares/BTS)とは何か、通貨の概要やその詳細も解説しています。
これから主流になると予想される注目の分散型取引所(DEX)一覧まとめ
国自体の規制により取引所の閉鎖等のニュースが出て価格の乱降下が起きていますが、国家が規制をかけているのが中央集権型取引所であり、分散型取引所が閉鎖するような事態は考えにくいため、今後主要になるのがDEXと呼ばれる分散型取引所です。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/12 金曜日
16:19
ソラナ公式が「XRP登場」を発表 wXRPが同日ローンチ
ソラナ公式が12日、XRP統合を発表。ヘックス・トラストもwXRPのソラナローンチを同日発表し、1億ドル超のTVLを確保。レイヤーゼロ技術を活用したクロスチェーン機能で、ソラナDeFiでのXRP利用が実現へ。
15:10
Animoca Brands Japan、ビットコイン分散型金融「Solv Protocol」とMOU締結
アニモカジャパンはSolv ProtocolとMOUを締結し、企業のビットコイン保有・運用を支援するDAT領域で協力を拡大。BTCFi活用による財務戦略の高度化を目指す。
14:57
米CFTC、ポリマーケットなど4社にデータ規制で柔軟対応
米CFTCが予測市場運営4社にノーアクションレターを発行し、特定の記録保管要件を免除。業界全体の取引高は2025年1-10月で279億ドル(約4兆2000億円)に達し、急成長が続いている。
13:55
コインベース、予測市場とトークン化株式ローンチ予定=ブルームバーグ
米最大手仮想通貨取引所コインベースが12月17日に予測市場とトークン化株式を発表予定。ジェミニのCFTCライセンス取得やDTCCのトークン化承認など、業界の競争激化と規制進展が加速している。
13:20
テラフォームラボのド・クォン創業者に懲役15年の判決 ステーブルコインUST崩壊背景に
テラフォームラボのド・クォン創業者に米国地裁で懲役15年の判決。2022年のアルゴリズム型ステーブルコインUST崩壊により数兆円の被害をもたらしていた。
13:10
YouTube、クリエイター報酬でペイパルのステーブルコイン支払いに対応
フォーチューン誌によると、ユーチューブが動画プラットフォームのクリエイターに対し、ペイパルのステーブルコインPYUSDでの報酬受け取りを選択できるようにした。現在は米国ユーザーのみに適用される。
11:53
ビットコイン9万ドル割れから反発、売り圧力後退も流入資金は半減
12日の暗号資産市場でビットコイン(BTC)はFOMC後に一時9万ドルを割り込んだが米国時間にかけて反発した。ただアナリストは売り圧力減少による反発と指摘し、ステーブルコイン流入が8月比50%減の760億ドルまで縮小した。新たな流動性回復まで上昇は限定的で、週足9万3000ドル確保が強気継続の条件に。
11:35
コインベース、ソラナ系トークンの直接取引を開始 上場審査不要で即時売買
米仮想通貨取引所大手コインベースが、アプリ内でソラナ系トークンをDEX経由で直接取引できる新機能を発表。従来の上場審査なしで数百万種類のトークンに即座にアクセス可能。1.2億ユーザーに順次展開予定。
11:04
国税庁が調査結果を発表、暗号資産取引の追徴税額46億円に
国税庁が令和6事務年度の調査結果を公表。暗号資産取引に対する追徴税額は46億円で前年比31%増、1件当たり745万円と全体平均の2.5倍に。政府は分離課税導入に向け調整を進めている。
10:02
米上院銀行委員会長、仮想通貨「クラリティ法案」で銀行幹部らと協議
米上院銀行委員長がビットコインなど仮想通貨の市場構造を定める法案で銀行業界と協議し、進展があったと報告した。ステーブルコイン利回りやDeFiが法案の争点となっている。
09:49
米CFTC、仮想通貨取引の引き渡し規則を撤廃 規制緩和へ
米CFTCが仮想通貨の「現物引き渡し」に関する2020年ガイダンスを撤回。ファム委員長代行は「時代遅れで過度に複雑」と指摘し、規制簡素化へ。12月には現物取引承認やパイロットプログラム開始など、トランプ政権下で仮想通貨規制の整備が加速。
09:35
コインベース、ラップドトークン向けにチェーンリンクのクロスチェーン技術を採用
仮想通貨取引所コインベースはチェーンリンクのクロスチェーン技術を採用。ビットコインのcbBTCやイーサリアムのcbETHなどラップドトークンの送金に活用する。
09:25
米決済機関DTCCがトークン化サービス開始へ、SECから許可
米預託信託決済機構DTCCの子会社DTCがSECから無措置書簡を取得し、DTC管理下の実世界資産をトークン化する新サービスの提供が承認された。2026年後半にサービス展開を開始する予定だ。
08:20
ビットコイン、年末サンタ・ラリーの可能性低下 FRB利下げ後=アナリスト分析
FRBが25ベーシスポイントの利下げを実施した後、ビットコインが約9万ドルまで下落した。アナリストは年末のサンタ・ラリーが起こりにくいと分析しており、強気の確信は2026年初頭に先送りされている。
07:35
ステート・ストリートとギャラクシー、トークン化キャッシュ運用ファンドをローンチへ
ステート・ストリートとギャラクシーは、トークン化したキャッシュ運用ファンドのローンチ計画を発表。まずは仮想通貨ソラナのブロックチェーンに対応し、将来的にはステラやイーサリアムなどにも拡大するとした。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧