CoinPostで今最も読まれています

eToro分析家、ビットコイン史上最大の上昇相場の可能性を示唆

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

eToro専門家の発言
ビットコイン価格はアルトコインを置き去りにした単独での上昇が目立ち、現時点で、約86万円で取引されている。eToroのシニア市場アナリストのGreenspan氏は、今回の相場に関して「過去最大の上昇相場の幕開けか」と言及し、注目を集めている。
規制と管理サービスの進む整備
金融サービス関連のコンサルタント会社であるCapcoのAlmazo氏は、規制と仮想通貨管理サービスが機関投資家の参入障壁になっていると語った。しかし、香港のFusang Investment Officeや、取引所Coinbaseなども管理サービスに積極的に取り組むと発表し、各国の公式機関も仮想通貨規制の適切な整備に注力している。
機関投資家とは
市場に大きな影響を与えるほどの”巨額マネー”を動かす機関投資家を指す。ネットスラングではクジラと呼ばれる。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

専門家の発言

6月終わりにビットコイン価格は、一時6,000ドル(約66万円)を下回り、停滞を続けていましたが、7月18日にビットコイン価格はまた7,300ドル(約81万円)にまで盛り返し、この記事執筆時点、7月24日では、7,700ドル(約86万円)で取引されています。

この価格上昇を受け、eToro(世界中の主要な株式、為替、商品、ビットコインへ投資を行うことができる世界最大級のサービス)のシニア市場アナリストのMatthew Greenspan氏は、自身のTwitterで「過去に類を見ないほどの上昇相場の幕開けとなるかもしれない。」と発言し、注目を集めています。

彼は、「この上昇は、今年2月や4月の高騰とどう違うのか。」というTwitter上での問いに対し、「現時点で変わりはないが、来年にかけて大幅な上昇が見られれば、過去3ヶ月チャートの凹凸は平らに見えるようになるだろう。」と返信し、中・長期的な上昇を示唆しました。

さらに、金融サービス業界のコンサルタント会社であるCapcoの仮想通貨部門を率いるRomal Almazo氏は、イギリスメディアのExpressに対し、仮想通貨業界の展望を以下のように述べました。

Blackrock参入ニュースが報じられたことで、私は機関投資家の資金流入こそが仮想通貨業界を変革する影響力を持つと確信した。人々は、現時点で、仮想通貨市場が、為替市場における日間取引量の1%にも満たないことを自覚すべきである。

よって、機関投資家などの大口投資家が仮想通貨業界に参入する兆候さえも、仮想通貨業界に大きな好影響を及ぼすのだ。

このようにAlmazo氏は、機関投資家が参入してくることで、仮想通貨業界がさらに発展していくことを示唆し、保険業社も、デジタル資産管理サービスを提供する会社と提携を結ぶ絶好の機会であるとしている一方で、現時点で、仮想通貨業界の規制や資産管理サービスが十分に普及していないことが、参入障壁になっていると指摘しました。

また現在では、最も重要とされるビットコインETF承認による、機関投資家参入の参入障壁低減の可能性も日に日に増しており、これら複数の要因が、今までの仮想通貨市場にない異なるプロセスからの市場規模拡大につながるのではないかと市場に期待感が満ちています。

規制と管理サービスの進む整備

また先日、香港基盤でファミリー・オフィス・サービスを提供する資産運用会社Fusang Investment Officeも2018年第4四半期までに、仮想通貨管理サービスを提供すると発表し、野村ホールディングスやJPモルガンも、同様のサービス提供を行うべく、調査を開始していると報道されています。

さらに、世界有数の仮想通貨取引所であるCoinbaseも今月7月から、アメリカおよび、ヨーロッパの顧客に向け、仮想通貨資産管理サービスの提供を開始していることから、仮想通貨管理サービスも着々と発展してきていると言えます。

そして、上場しているアメリカの保険会社Marsh and McLennanや、同じく大手保険会社のAonが仮想通貨関連の保険に着手していることも注目すべきことでしょう。

規制に関しても、G20にて仮想通貨が議題に挙げられ、議論が活発に行われていることや、アメリカ、カナダの40以上の規制機関が共同で、悪意のある仮想通貨プロジェクトを取り締まろうとする取り組みも行われていることなど、世界中の公式機関が仮想通貨業界に干渉、または関心を持ち調査し始めています。

未だアメリカ証券取引委員会(SEC)がどのような方針で仮想通貨業界を規制していくのかは定かではなく、懸念が残っていますが、全体的に見て、仮想通貨市場は、機関投資家を迎えるために、適切に整備されてきていると言えるでしょう。

CoinPostの関連記事

米証券取引委員会:ビットコインETF申請に関する「要望欄」を公開、投資家のコメントが急増
停滞する仮想通貨市場のトレンド転換点となり得る「ビットコインETF」の上場に向け、SEC公式サイトで意見を募っている。申請可否の判断については、8月前半に行われる可能性があると各所で予想されている。
強さを見せるビットコイン、昨年末の仮想通貨バブル時とドミナンス推移に類似点
仮想通貨の下落相場から順調にドミナンスを上昇させていたBTC価格は、ビットコインETF期待などを伴う上昇相場の波が加わったことで急進、年初来高値を更新した。ドミナンスの推移は、現在の重要ファンダ要因として注目されており、2017年後期のバブル相場との類似点も見受けられる。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/25 木曜日
13:20
2028年の半減期に向けてビットコイン価格など5つの予測=Bitwise
Bitwiseの最高投資責任者は次の半減期までにビットコインに起こる5つのことを予想。ビットコイン価格は約3,880万円以上になるとする予測も含まれる。
10:25
ビットコインの供給インフレ率、金を下回る=レポート
Glassnodeは4回目の半減期についてレポートを発表。ビットコインの供給インフレ率がゴールドよりも低くなり、希少性が増したと述べた。
08:15
zkSync基盤のWeb3ゲーム企業Tevaera、野村などから7.7億円調達
TevaeraはzkSync上でレイヤー3のゲームチェーンを立ち上げる予定で、年内に200万人のプレイヤーと12人のゲーム開発企業をTevaeraエコシステムに参加させようとしている。
07:00
ジャック・ドーシー率いるBlock、店舗売上をビットコインに変換へ
新たに導入する予定の機能は「Bitcoin Conversions」というもので、Cash Appのアカウントを持つSquareのユーザーは、店舗収益の最大10%を仮想通貨ビットコインで受け取ることができるようになる。
06:10
米司法省、バイナンス創業者CZ氏に懲役36ヶ月求刑
仮想通貨取引所バイナンスの元CEOのCZ氏は自分の「不適切な決断」を謝罪し、自分の行動の全責任を受け入れる内容の手紙を2月に提出した判事へ提出したことが明らかになった。
04/24 水曜日
17:00
「BTCは上昇トレンドに入る可能性」SCB銀
仮想通貨ビットコインは再び上昇トレンドに入る可能性があるとスタンダードチャータード銀行が分析。今回もビットコインとイーサリアムの価格予想をしている。
16:23
Block社(Square)、ビットコイン採掘産業の分散化に向けて高性能チップを開発完了
デジタル決済企業ブロック(旧Square)が、3ナノメートル技術を採用した最新のビットコインマイニングチップ開発を完了。このプロジェクトはオープンソース化され、ビットコインマイニング業界の分散化を推進することを目指している。
15:09
WebX2024、最大73%割引の「開幕セール」終了まで残り1週間
株式会社CoinPostが主催する日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」にて、チケット販売を開始しております。2024年4月30日まで、最大73%割引のお得な開幕セールを実施中です。
14:35
米ブロックチェーン協会ら、仮想通貨業界の声をまとめSECを提訴
米ブロックチェーン協会とテキサス州暗号資産自由同盟は、米証券取引委員会が新たに制定したディーラー規則の阻止を求めて、SECを提訴した。
13:00
香港の現物ビットコインETF 4月30日にも発売かー報道
香港でボセラとハッシュキーキャピタルが提供するビットコインETFが取引を開始すると報じられた。2社の現物ビットコインETFは、価格安定性が高く、投資家に直接的な市場価格連動のメリットを提供する。
12:09
半値戻しのビットコイン、投資家心理改善で買い先行
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが66000ドル台まで反発し、50MA手前で一服した。イランとイスラエルを巡る中東リスク後退で米国株式市場でも買い戻しが先行しており、投資家心理が改善した。
12:00
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、70日連続流入を記録
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が70日連続で資金流入を記録した。運用資産は約2.8兆円に達している。
11:00
リップル社、SECによる20億ドルの罰金提案を過大と反論
リップル社は、XRPをめぐるSECとの裁判で新たな書類を提出。リップル社に対して約3,100億円の罰金支払いを求めるSECの主張に反論した。
09:40
「BTC価格上昇は半減期から50〜100日後」QCP Capital
仮想通貨ビットコインの今後の価格が急上昇するのは半減期から50〜100日後であるとQCP Capitalが分析。また、Bitfinexも半減期後の相場レポートを公開した。
08:45
ソラナJupiter、DEXモバイルアプリ5月公開予定
既存のUltimateウォレットは5月22日から利用できなくなるため、その前に仮想通貨の一時的移転(PhantomやMagic Edenウォレット)を推奨した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧