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楽天ウォレットの特徴を徹底解説|初心者におすすめの仮想通貨取引所、

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

楽天ポイントで始める、シームレスな仮想通貨・NFT体験

楽天ウォレットは、楽天グループのシナジーを活かし、楽天ポイント100ポイントから仮想通貨取引を始められる手軽さが魅力の暗号資産取引所です。日本円を使わずにビットコインなどの暗号資産が購入でき、楽天銀行や楽天カードなどとの連携によりスムーズな利用環境が整っています。

さらに、NFTマーケットプレイス「Rakuten NFT」の展開に加え、2025年にはAI×メタバース企業「Futureverse」との提携による「RakutenWallet.Pass」の提供も開始。仮想通貨だけでなく、NFTやWeb3メタバース体験までを一体的に提供する、進化型のプラットフォームとなっています。

本記事では、楽天ウォレットの基本機能からNFT・メタバース施策まで、初心者にもわかりやすく解説します。

目次
  1. 楽天ウォレットの基本概要
    1. 楽天サービスとの連携機能
    2. 最短即日の口座開設
    3. リアルタイムでの入出金
    4. 楽天ウォレットProと証拠金(レバレッジ)取引
    5. 最新セキュリティによる資産保護
  2. NFT・メタバース関連の注目施策

1.楽天ウォレットの基本概要

楽天ウォレットは、楽天グループの一員として2016年に設立された暗号資産取引サービスです。運営会社である楽天ウォレット株式会社は、楽天ペイメントの子会社として、関東財務局登録の暗号資産交換業者(登録番号:第00015号)に認定されており、金融庁の監督下で運営されています。

最大の特徴は、楽天ポイントを仮想通貨に交換できる「ポイント交換」機能です。これにより、楽天市場や楽天カードで貯めたポイントを活用し、日本円を使わずにビットコインなどの暗号資産を購入することが可能です。

本人確認や入出金は楽天銀行などと連携しており、すでに楽天の各種サービスを利用しているユーザーであれば、スムーズに口座開設が可能です。

こうした使いやすさや楽天経済圏との連携が評価され、2023年12月のMMD研究所調査において「利用したことのある仮想通貨取引サービスNo.1」にも選ばれました。初心者にもなじみやすく、国内でも高い認知度と実績を誇る取引所です。

サービス名 Rakuten Wallet(楽天ウォレット)
企業名 楽天ウォレット株式会社(楽天証券ホールディングスの子会社)
取扱通貨数 11種類(BTC, ETH, XRP, LTC, ADA, DOT, BCH, XLM, XTZ, POL, OAS)
現物取引: レバレッジ取引:
販売所手数料 無料(スプレッド0.1~5.0%※流動性・市場環境で変動/取引時表示価格を適用)
現物板取引 不可(販売所形式のみ)
レバレッジ取引 可(最大2倍、ワンクリック注文対応)
日本円の入出金手数料 入金:無料 / 出金:300円
BTCの入出庫手数料 入庫:無料 / 出庫:0.001 BTC
入金方法 銀行振込
スマホアプリ あり(iOS・Android)
セキュリティ 生体認証・MPC技術採用(運営単独でのトランザクション署名不可)
コールドウォレット/マルチシグ/二段階認証/資産の分別管理

特徴:.楽天のサービスと連携

楽天ウォレットは、楽天の各種サービスと連携しており、仮想通貨の利用を始めやすいことがポイントです。

1 楽天ポイントを仮想通貨に交換できる

楽天ポイントとは、楽天グループの各サービスを利用することで獲得できるポイントです。獲得したポイントを「1ポイント=1円」で仮想通貨に交換することができ、最低100ポイントから交換できる便利なサービスです。

楽天ポイントから交換した仮想通貨は通常の仮想通貨と同じように使用することができます。楽天ポイントを持っている方であれば、自己資金を投資することなく仮想通貨取引を始めれます。特に、少額から始めたい初心者の方にとって、楽天ウォレットは参入ハードルが低くなります。

2 楽天キャッシュにチャージ

楽天キャッシュを利用することで、運用してきた仮想通貨を実生活で使用可能です。楽天ウォレットで保有している仮想通貨を楽天キャッシュにチャージすると、これまで運用してきた仮想通貨を楽天市場でのお買い物や楽天ペイでの決済に利用できます。

楽天キャッシュは楽天経済圏で利用可能なオンライン電子マネーです。楽天Edy社が運営するサービスであり、楽天市場などの楽天サービスで利用可能なほか、家族や友人と相互に楽天キャッシュを送り合えます。

楽天キャッシュへのチャージは、スマホ1つで素早く簡単にできるのが特徴です。そのため、運用していた仮想通貨を利益確定して銀行口座へ出金したのち、現金を引き出すといった手間のかかるプロセスを簡略化できます。

さらに、楽天キャッシュへチャージした仮想通貨を楽天ペイでの決済に使用することで、楽天ポイントを貯められることもポイントです。貯めたポイントは再度仮想通貨に交換できるため、楽天サービスを最大限に活用することでお得に取引できるでしょう。

3.最短即日で口座開設ができる

口座開設と聞くと、少々手間のかかるイメージがあるかもしれません。しかし楽天ウォレットでは、スピーディに口座開設を完了し、仮想通貨取引を開始できます。

楽天銀行の口座を持っている場合、本人確認の手続きが不要です。そのため、口座開設をスムーズに進められます。

また、楽天銀行の口座を持っていない方向けに、らくらく本人確認というサービスがあります。このサービスを利用することで、本人確認をオンラインで完結できるため、複雑なプロセスを踏むことなく、口座開設可能です。

関連:【初心者向け】仮想通貨(ビットコイン)の始め方|投資の拡げ方までを3ステップで解説

4.リアルタイムの入出金

仮想通貨投資を行うにあたり、入出金に要する時間は重要なポイントです。入金に膨大な時間がかかってしまうと、取引チャンスを逃してしまう可能性があります。

楽天ウォレットでは、入出金口座に楽天銀行口座を登録することで、銀行口座の残高確認とリアルタイム入出金をスマホアプリで行えます。そのため、出先や移動中でもスムーズに入出金を行うことが可能です。また、土日祝日でもリアルタイムで入手金ができるため、チャンスを逃さずに取引できるでしょう。

楽天銀行口座を持っていない人でも、各金融機関から楽天ウォレットへの入金及び楽天ウォレットから各種金融機関への出金が可能。そのため、楽天ユーザー以外でも安心して楽天ウォレットを利用することができます。

5.楽天ウォレットProと証拠金(レバレッジ)取引

楽天ウォレットでは、証拠金(レバレッジ)取引専用サービス「楽天ウォレットPro」を実装しています。楽天ウォレットの口座をお持ちの方は、証拠金取引の専用口座を開設でき、24時間365日休みなく取引可能です。

5-1 業界屈指のスプレッド

スプレッドとは、各サービスの提供・運営会社によって設定された、取引時の買値と売値の差額を指します。各種手数料とは別途支払う費用であり、スプレッドの大小は取引の損益に大きく関係するでしょう。

楽天ウォレットは、公式サイトにて「楽天ウォレットでは、お客様に満足いただけるよう、業界屈指のスプレッドの提供を目指しております。」と公表。期間限定でスプレッド縮小キャンペーンを行っている事からも、スプレッドを狭くし1人でも多くのユーザーを満足させたいという姿勢が伺えます。

5-2 建玉管理料について

楽天ウォレットでは、2023年12月1日より建玉管理料が0.04%/日適用されています。

建玉とは、証拠金において、取引約定後にまだ決済されていないポジションのことです。つまり、ポジションを持ち越す際には、建玉管理料という手数料が発生します。

関連:プロが解説:ビットコイン現物取引とFX(レバレッジ)の戦略について

6.最新セキュリティで資産保護

楽天ウォレットでは、利用者の資産を安全に管理するために、あらゆるセキュリティ対策を強化しています。主に資産の分割管理と二段階認証に力を入れているのが特徴です。

資産の分割管理について、利用者が保有している仮想通貨をコールドウォレットで保管し、その秘密鍵を複数の署名が必要なマルチシグで管理しています。コールドウォレットや秘密鍵の管理は、電子鍵の運用に詳しいセコムのグループ会社と協同で、安全な取引環境を提供しているのが強みです。

また、楽天ウォレットは資産の安全な管理のために二段階認証も採用。二段階認証はログイン時、出金時、出庫時に必要となり、本人以外の不正利用を防ぎます。

上記に加え、証拠金取引では顧客の資産を信託財産として保管しているため、万が一楽天ウォレットが破綻した場合でも、預けている資金は守られます。

2. 注目情報

楽天ウォレットのNFT・メタバース関連施策

楽天ウォレットは、NFT(非代替性トークン)を中心としたWeb3領域への取り組みを積極的に展開しています。

Rakuten NFT

NFTマーケットプレイス「Rakuten NFT」では、個人間でのNFT売買ができるほか、IPホルダーがワンストップでNFTの発行や販売ページを構築できる独自のプラットフォームとしても機能します。

同サービスは、楽天IDによるログイン・決済に対応しており、クレジットカードや暗号資産による支払いに加え、楽天ポイントの獲得・利用も可能です。また、楽天の他サービスと連携し、特定条件を満たすとNFTを景品として取得できるキャンペーンなども展開されており、ユーザーの接点を広げています。

関連:非代替性トークンNFTとは|主な特徴と将来性を解説

RakutenWallet.Pass × Futureverse

2025年5月、楽天ウォレットは、AI・メタバース技術を手がけるニュージーランドのFutureverse社と提携し、新たにデジタルウォレット「RakutenWallet.Pass」の提供を開始しました。 このウォレットは、Futureverseの技術を活用することで、専門知識がなくてもゲームやメタバースなどのWeb3サービスに簡単・安全に接続できる仕組みを実現しています。

本提携により、楽天ウォレットの「web3ウォレット」アプリを通じて、Futureverseの没入型プラットフォームにアクセスが可能となり、ReebokとのコラボNFTスニーカー制作体験など、さまざまなメタバース・AIサービスへの利用が期待されます。

出典:楽天ウォレット

たとえば、2025年5月8日より、Futureverseが提供する「Reebok IMPACT」にて、お気に入りの写真を元にパーソナライズされたデジタルスニーカーを作成し、NFTとして生成することができるようになりました。

今後も「RakutenWallet.Pass」を通じて、AIゲーム、デジタルファッション、バーチャル体験など多彩なWeb3サービスとの連携が進む予定です。

まとめ:ポイントでビットコイン取引

楽天ウォレットは、楽天のサービスと連携しているため仮想通貨投資を始めやすい取引所です。普段貯めている楽天ポイントがあれば、それらを仮想通貨へ換金し、仮想通貨取引を始めれます。

また、運用した仮想通貨を実生活で利用できる点も強みです。楽天キャッシュを利用することで、取引した仮想通貨を楽天市場でのお買い物等に利用できます。

さらに、楽天ユーザー以外にも無料の建玉管理料や充実した資産管理のサポートなどメリットがたくさん。ぜひ楽天ウォレットで口座を開設し、仮想通貨投資にチャレンジしてみてください。