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今年最大規模の流入、ビットコイン長期保有ウォレットに3万超BTC=アナリスト分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

高値圏でも大口投資家の買い増し継続か

仮想通貨分析プラットフォームCryptoquantの登録アナリストburakkesmeci氏は6月11日、ビットコイン(BTC)の蓄積専用ウォレットに3万784 BTCが流入したと発表した。この流入額は33億ドル(4,800億円)相当で、2025年で最大規模の蓄積活動となったようだ。

Cryptoquantが定義する「蓄積ウォレット」とは、最低10 BTC以上を保有し過去に一度も送金を行ったことがない長期投資家のアドレスを指す。取引所の準備金ウォレットと無関係で、過去7年間に活動履歴があり複数回の入金実績を持つ「ダイヤモンドハンド」投資家たちのウォレットである。

出典:Cryptoquant

この大量流入により、蓄積ウォレット全体の保有量は291万BTCに達した。平均取得価格は約6万4000ドル付近で、今も史上最高値圏での積極的な買い増しが継続している状況が明らかになり、更なる価格上昇への期待が減退していない模様だ。

関連:ビットコイン100万ドル予測、ギャラクシー・デジタルのノボグラッツCEO

一方、Cryptoquantの別アナリストDarkfost氏は、過去の高値更新時(11万ドル)には大口投資家の利確売りで取引所に53億~84億ドルが流入していたと指摘。現在のバイナンスへの流入額は約30億ドルにとどまり、減少傾向を示している。

出典:Cryptoquant

より強気な見解も

ビットワイズCEOのハンター・ホースリー氏は11日、BTCが13万~15万ドルを突破すれば売り圧力が大幅減少するとの見解を示した。現在の10万ドル水準では長期保有者の利確売りは継続しているが、新価格帯突破後はこの動きが収束する可能性が高いと分析している。

関連:ビットコイン、13万ドル到達後は供給不足で売り圧力収束か=ビットワイズCEOが見解

CryptoQuantデータによると、2024年7月以降、中央集権型取引所から55万BTCが流出し、保有量は155万BTCから100万BTCへ35%減少した。流動的ビットコインが減少する中、マイクロストラテジーのマイケル・セイラー会長は今週、「弱気相場は二度と戻らない」と発言し、供給不足による構造的な価格上昇を予測している。

関連:マイケル・セイラー「ビットコインに弱気相場は戻らない」1.4億円到達の予想も

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