
UPCXが国内初上場
暗号資産取引所ビットトレード(BitTrade)は、2025年3月27日(木)15時より、ユーピーシーエックス(UPCX/UPC)を販売所にて取り扱います。UPCとしては国内で初の上場となり、日本の投資家がUPCを直接売買できる環境が整います。
すでに海外で注目度は高く、コミュニティメンバーやウォレット数が急拡大中のUPCX。今回の国内上場により、日本のユーザーにとっても参入障壁が大きく下がることになります。
現時点ではUPCの入出金に対応していないものの、ビットトレードは世界最高水準のセキュリティを持ち、DeFiやメタバース関連を含む幅広い銘柄を扱う国内トップクラスの取引所。今後、入出金対応が開始される際には改めて告知が行われる予定であり、さらに利便性が高まる可能性があります。
この記事では、UPCXのプロジェクト概要や 将来性に関する注目点、 そして具体的な買い方について、まとめて解説していきます。
ユーピーシーエックス(UPCX/UPC)とは
項目 | 数値・内容 |
---|---|
トークン名 | UPCX |
ティッカー(通貨コード) | UPC |
ランキング | 213位 |
価格(24時間変動) | 797円(+9.67%) |
時価総額 | 585億円 |
UPCXは、シンガポール拠点のUPCX-Platforms PTE. LTD.が開発する決済・金融サービス特化型の高速ブロックチェーン。送金の迅速化と手数料の削減を目的とし、「誰もが安全かつ効率的にアクセスできる新たな金融エコシステムの基盤」を目指しています。
オンライン・オフライン双方に対応する「スーパーアプリ」構想で、決済・予約・資産管理を統合。量子コンピュータ時代を見据えたポスト量子暗号(Ring-LWE)の採用やオーバーコラテラル設計で、長期的な安全性・安定性を追求します。
運営には日本人メンバーも多く参画し、共同創業者の今泉大氏は金融・IT分野で20年以上の経験を持ちます。その他にもスポーツビジネスやITコンサル、外資系金融など多岐にわたる経歴のメンバーが集結しています。

出典元:UPCX公式X
2024年には世界選手権ドーハ大会および世界競泳ワールドカップで公式ブロックチェーン・ペイメント・スポンサーを務め、競技大会を通じて認知度を高める取り組みも実施。大会期間中、選手のレース用ゼッケンやデジタルコンテンツにUPCXのロゴが表示されました。
今回のビットトレード上場により、国内投資家がUPCXを直接売買できる環境が整う。購入を検討する場合は、あらかじめ口座開設や本人確認手続きを済ませておくとスムーズです。
技術的特徴
UPCXは、Grapheneをベースに改良したハイブリッド合意アルゴリズム(DPoS+BFT)を採用し、1秒間に10万件以上の決済処理を想定。クレジットカード並みの高速決済を実現するよう設計されています。
MPA(市場固定資産)、UIA(ユーザー発行資産)、NFA(非代替資産)など、幅広い金融ユースケースに対応。「ユーザー自身が資産を発行・管理できる」仕組みにより、既存の中間業者を排し、個人や中小企業への経済的な自由度を高める可能性があります。
- ネームドアカウント機能 長く複雑なアドレスの代わりに、任意の文字列で取引アドレスを設定可能
- プッシュ型・プル型の決済 支払者からの送金だけでなく、受取者側からも支払依頼を行える
- 自動支払機能 定期的な自動支払いをスケジュールできる
- ノンカストディアルエスクロー 買い手のウォレット内で資金をロックし、契約履行後に送金を承認する仕組み
- リファラルプログラム 被紹介者が支払う手数料の一部が紹介者に還元される
- MPA発行者報酬 ステーブルコイン(MPA)発行者が、取引利用ごとにネットワーク手数料の一部を受け取れる
将来性:注目ポイント
CMOの佐藤剛基氏は、日本市場への進出を「アジア戦略の一環」と位置づけており、日本を足がかりにグローバル展開を加速する方針を明かしています。2025年1月時点でコミュニティメンバーは30万人超、オンチェーンウォレットアドレスは5万6,000件以上と利用者は右肩上がり。さらに、ウォレットの累計作成数が40万件を突破し、X(旧Twitter)フォロワーが10万人を超えるなど、コミュニティ基盤が急速に拡大中です。
※補足:オンチェーンアドレスとアプリ登録数は定義が異なるため、両者の数字に差が生じる
今後、注目すべきトピックとして以下のポイントが挙げられます。
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IoT・データ分析との統合
2024年10月にペイクル社および次世代センサ協議会との3社提携を発表。IoT機器で生成される膨大なデータを高速ブロックチェーン基盤で効率的に管理し、新たなユースケース(例:リアルタイムデータ分析、センサ情報の分散管理など)を創出する見込みです。 -
ロードマップの進捗と新機能
2025年までに、NFA(Non-Fungible Assets)やEVM互換、高度シャーディング機能などを順次実装。2024年Q3~Q4にはマルチキー機能・カスタム権限の追加やブラインドアカウントの導入で、セキュリティとプライバシーを一層強化します。さらにオフライン決済対応やゼロ知識証明(ZKP)の活用、クロスチェーンブリッジ機能も予定されており、グローバルな決済プラットフォームとしての完成度を高める計画です。 -
エコシステム施策とコミュニティ拡大
2025年2月には大規模なステーキング・エアドロップイベントを実施し、定期的なキャンペーンや新機能リリースを通じて活発なコミュニティを維持。2025年中にはコミュニティをさらに35%拡大し、ウォレット数100万件の達成も視野に入れています。また、UPCX POSアプリのローンチやハードウェアウォレット、暗号資産ATMなどの多様なエコシステム構築によって、ビジネス決済・個人決済いずれにも対応する「スーパーアプリ」化を目指しています。
こうした取り組みにより、UPCXは単なる「ブロックチェーン決済プロジェクト」を超えて、多角的な金融プラットフォームへと進化する見込みです。CMO佐藤氏は「暗号資産決済は金融の未来」と強調しており、高速かつ低コストの取引とユーザーフレンドリーな機能を兼ね備えたUPCXが、グローバルに成長し続ける可能性は大いに期待されます。
関連: UPCX、決済・金融サービスに最適化されたブロックチェーン基盤のメインネットを公開
UPCXの買い方

出典元:BitTrade
UPCXを購入するには、暗号資産取引所BitTradeでの口座開設が必要です。口座開設の基本手順は以下のとおりです。
- アカウント登録
口座開設フォームからメールアドレスとパスワードを入力し、アカウントを作成します。 - 本人確認
運転免許証やマイナンバーカード、パスポートなどの本人確認書類を提出し、審査を受けます。最短即日で完了するため、スムーズに進められます。

出典:BitTrade
BitTradeでは、WEBページ・アプリにおける販売所での購入・売却が可能です。
- 販売所:BitTradeが提示する価格で直接売買を行う方式。注文がすぐに成立するのがメリットです。価格変動が激しいタイミングでは取引手数料(スプレッド)が広がる場合があるため、計画的に購入・売却を行いましょう。
BitTrade(ビットトレード)について
まとめ
UPCX(UPC)は、BitTradeへの国内初上場により日本円で直接売買できる環境が整った高速ブロックチェーンプロジェクトです。決済や予約、資産管理を一元化する「スーパーアプリ」構想や、高度な暗号技術による安全性・安定性が注目を集めています。今後はステーキングやエアドロップ、オフライン決済対応など多彩な機能拡充を予定しており、コミュニティ拡大に合わせてさらなる成長が期待されます。購入を検討する場合は、BitTradeで口座を開設し、本人確認を済ませておくとスムーズです。
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