2026年4月現在、世界で762,099 BTC(約9兆円相当)を保有するStrategy Inc.(旧MicroStrategy)を筆頭に、上場企業によるビットコイン保有が急拡大しています。日本でもメタプラネット(3350)が40,177 BTC・世界3位に浮上し、「アジア版Strategy」として機関投資家の注目を集めています。
本記事では、世界・日本のBTC保有企業ランキングを最新データで一覧化するとともに、株式投資として間接的にBTCへエクスポージャーを持つメリット・税制上の優位性・投資リスクまでを網羅的に解説します。
📋 ビットコイン保有・上場企業まとめ
最終更新:2026年4月
保有企業とは何か
財務戦略としてBTCをバランスシートに組み込む上場企業。株式を通じて間接的にBTCへ投資できます。
株価とBTCの連動を知る
保有BTC量が多いほど株価とBTC価格の相関が高まります。上昇局面ではBTC以上のリターンも。
リスクを理解して判断
レバレッジ構造・会計基準の変化・ガバナンスリスクを正確に把握した上で投資判断します。
| 順位 | 企業名 / ティッカー | BTC保有量 | 時価総額(参考・円建て) | 国・業種 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | Strategy Inc. 旧MicroStrategy MSTR | 762,099 BTC 平均取得 $75,694 / 継続的な積極購入中 | 約6,000〜6,800億円 | 🇺🇸 Digital Asset Treasury |
| 2 | Twenty One Capital XXI | 43,514 BTC トレジャリー特化 | 約300〜650億円 | 🇺🇸 Digital Asset Treasury |
| 3 | MARA Holdings MARA | 38,689 BTC 債務返済目的で一部売却あり | 約400〜480億円 | 🇺🇸 マイニング |
| 4 | Metaplanet日本1位 3350 / MPJPY | 40,177 BTC 4月2日時点で大幅追加購入 / 2027年21万BTC目標 | 約3,430〜4,110億円 | 🇯🇵 Digital Asset Treasury |
| 5 | Bitcoin Standard Treasury BSTR | 30,021 BTC | 非公開 小規模 | 🇺🇸 Digital Asset Treasury |
| 6 | Bullish BLSH | 24,300 BTC | 非公開 中規模 | 🇺🇸 取引所 |
| 7 | Riot Platforms RIOT | 18,005 BTC | 約700〜870億円 | 🇺🇸 マイニング |
| 8 | Tesla TSLA | 約9,720〜11,509 BTC BTC保有は総資産のごく一部 | 約19兆〜22兆円 BTC保有は全体の小部分 | 🇺🇸 自動車 |
| 9 | Block Inc. XYZ | 約8,027〜8,883 BTC BTC保有は事業の一部 | 約5,400〜5,900億円 | 🇺🇸 フィンテック |
| 10 | CleanSpark CLSK | ※調査中 最新運用報告に基づく(変動あり) | 約330〜350億円 | 🇺🇸 マイニング |
| 順位 | 企業名 / 証券コード | BTC保有量 | 時価総額(参考・円建て) | 業種・戦略 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | メタプラネット アジア版Strategy 3350 |
40,177 BTC
世界上位 / 2026年4月2日時点 Q1に5,075 BTC追加購入 |
約3,430〜4,110億円 | 投資・積極的レバレッジ型2027年21万BTC目標 |
| 2 | ネクソン 3659 | 1,717 BTC | 約2兆円超 | ゲーム・資産保全長期保有方針 |
| 3 | ANAPホールディングス 3189 | 1,417 BTC | 約80〜100億円 | 投資・資産保全 |
| 4 | リミックスポイント 3825 | 1,411 BTC | 約300〜400億円 | エネルギー・事業連携型 |
| 5 | コンヴァノ 6574 | 763 BTC | 約600〜700億円 | サービス・資産保全 |
| 6 | エス・サイエンス 5721 | 296 BTC | 約200億円前後 | 金属・外部調達 |
| 7 | gumi 3903 | 約200〜250 BTC相当 BTC+XRP等 / BTC換算推定 | 約170億円前後 | ゲーム・事業連携型 |
| 8 | ダイドーリミテッド 3205 | 約60〜70 BTC相当 最大10億円相当の購入予定含む推定値 | 約240〜300億円 | 飲料・資産保全 |
| 9 | イクヨ 7273 | 約70〜80 BTC相当 最大12億円相当 / 1年間の計画値 | 約200億円前後 | 事業連携型 |
| 10 | AIフュージョンキャピタルG 254A | 数十 BTC規模 小規模保有事例 | 小規模 | 投資 |
(1) BTC価格との連動性と高いリターン
ビットコインを大量に保有する企業の株価は、BTC価格と高い相関性を持つ傾向があります。米国のストラテジー社(旧マイクロストラテジー)は2020年以降、転換社債等で調達した資金でBTCを積極的に取得。「レバレッジ型BTC銘柄」として市場から評価されています。
2020〜2024年にかけて同社株価は約120ドルから1,400ドル超まで上昇し、最大10倍以上のリターンを記録。日本ではメタプラネットが同様の戦略を展開し、「アジア版マイクロストラテジー」とも呼ばれています。
(2) 税制上の優遇
BTCによる利益は雑所得扱い(最大約55%課税)で確定申告も必要ですが、企業株式の売却益は申告分離課税(20.315%)。税率面で大きな差があります。
(3) 手間・管理コストの低さ
証券会社の特定口座を利用することで損益計算・税務処理の手間を大幅に削減できます。2026年現在もBTC現物ETFが未承認の日本では、保有企業への株式投資が現実的な代替策となっています。
🌍 世界的なBTC保有ブームの背景
2020年以降、世界中の上場企業が財務戦略の一環としてBTCを蓄積する動きを強めています。背景には、インフレや金利上昇、通貨の購買力低下といった経済環境の変化があります。
Fidelityが2024年6月に発表したレポート『Adding Bitcoin to a Corporate Treasury』によれば、企業がBTCを保有する主な動機は次の3点に集約されます。
- インフレヘッジと通貨価値低下への備えインフレ(物価高)の進行や財政赤字の拡大、米国債の格下げを背景に、米ドルをはじめとする法定通貨への信頼が揺らぎつつあります。国家に依存しない無国籍資産であるビットコイン(BTC)は、長期的な価値保存手段として改めて注目を集めています。
- 発行上限と透明性BTCは発行上限が2,100万枚に設定されており、中央機関の裁量によって供給量が増減することはありません。流通量はブロックチェーン上で誰でもリアルタイムに確認でき、高い透明性を持っています。
- ポートフォリオの見直し近年は米国株式指数との相関が低下する一方、金(ゴールド)との相関が上昇するなど、価格変動の特性に変化が見られます。単なる”リスク資産”ではなく”分散投資先”として機能しうる資産として、機関投資家を中心に再評価が進んでいます。
ビットコイン保有企業の株式は、BTC価格の上昇局面ではBTC現物を上回るリターンをもたらすこともあります。しかしその分、リスクも大きく増幅されます。特に、ワラントや転換社債による資金調達(既存株主の持分希釈を伴う)や、レバレッジを活用してBTCを取得する企業は、価格下落時に財務健全性が急速に損なわれる構造的リスクを内包しています。
⚠ 投資家が見落とせない5つのリスク
- BTC市場との高い相関性によるボラティリティ(価格変動性)
- 転換社債等を活用した財務レバレッジの拡大
- 資金調達余力の低下が、新規BTC取得や事業成長を制約するリスク
- 東証や金融庁などの規制当局が、暗号資産を財務戦略に組み込む企業に対して情報開示強化や保有制限といった新たな規制を設ける可能性がある
- 情報開示・ガバナンス不足による投資家の不信(訴訟リスクを含む)
💡株から始める選択肢
BTC保有企業への株式投資は、暗号資産を直接保有せずにビットコインの価格動向に連動した運用を行える手段です。税制・取引環境の面でも扱いやすく、日本ではビットコインETF(上場投資信託)が未承認のため、この手法は間接的なエクスポージャーとして現状最も現実的な選択肢の一つとなっています。
SBI証券
メタプラネット(3350)・ストラテジー(MSTR)など国内外のBTC保有企業株に対応。NISA成長投資枠での外国株投資も可能。
※ 口座開設・維持費は無料。各種条件の詳細はSBI証券公式サイトでご確認ください。
ビットコイン保有企業への投資に関してよく寄せられる質問をまとめました。
2026年4月時点で最大の保有企業はStrategy Inc.(旧MicroStrategy、MSTR)で、約762,099 BTCを保有しています。上場企業全体の保有総量の約76%を同社1社が占めており、圧倒的な1位です。2020年のBTC戦略採用以降、転換社債等で継続的に資金調達しBTCを購入し続けています。
2026年4月時点でメタプラネット(東証スタンダード・3350)が約40,177 BTCを保有しており、日本企業として断トツの1位、世界ランキングでも3位相当です。同社は2027年までに21万BTC保有を目標に掲げ、積極的な資金調達・購入戦略を継続しています。「アジア版Strategy」とも呼ばれています。
最大の違いは税制で、株式売却益は申告分離課税(20.315%)ですが、仮想通貨の売却益は雑所得扱いで最大約55%課税されます。また、証券会社の特定口座を利用すれば損益計算・確定申告の手間を大幅に削減できます。日本ではBTC現物ETFが未承認のため、保有企業株は「間接的なBTCエクスポージャー」の現実的な選択肢として注目されています。
BTCを主要財務資産として位置づけ、転換社債・株式発行などで資金調達しBTCを継続購入する「BTCファースト」戦略が、Strategyの手法と酷似しているためです。アジア・日本市場においてStrategyと同様の役割を担う企業として機関投資家からも注目されており、「アジア版Strategy」という呼称が定着しました。
主なリスクは5点です。①BTC市場との高い相関性によるボラティリティ(価格変動性)、②転換社債等を活用した財務レバレッジの拡大、③資金調達余力の低下による新規BTC取得・事業成長の制約、④東証・金融庁などによる情報開示強化や保有制限といった規制強化の可能性、⑤情報開示・ガバナンス不足に起因する投資家の不信(訴訟リスクを含む)です。価格上昇局面ではBTC以上のリターンが期待できる一方、下落局面では財務健全性が脅かされる構造的なリスクを持ちます。
SBI証券や楽天証券などのネット証券から購入できます。Strategy(MSTR)・Coinbase(COIN)・MARA Holdings(MARA)など主要銘柄は米国株として取り扱われており、NISAの成長投資枠を活用した外国株投資も可能です。口座開設・入金後、外国株取引メニューからティッカーシンボルで検索して購入します。
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本記事に掲載しているBTC保有量・時価総額・順位などのデータは、各社の公開情報およびBitcoin Treasuries等の第三者情報源をもとにCoinPost編集部が集計・作成したものです。データの正確性・完全性・最新性を保証するものではなく、実際の数値と異なる場合があります。
本記事の内容は情報提供を目的としており、特定の有価証券・暗号資産の購入・売却を推奨するものではありません。
投資に関する最終的な判断はご自身の責任において行ってください。投資にはリスクが伴い、元本が保証されるものではありません。



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