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ジャック・ドーシーのブロック社、「ビットコイン蛇口」を復活予定 普及拡大へ歴史的ツールを現代に再現

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • ブロック社、4月6日にビットコインフォーセットを復活予定
  • 原型は2010年にギャビン・アンドレセンが考案、1人5BTCを無償配布

BTCフォーセット、復活へ

ジャック・ドーシーCEO率いる米フィンテック企業ブロック(Block)は4月4日、ビットコイン(BTC)を少量無料で配布するウェブサービス「ビットコインフォーセット(蛇口)」を4月6日に復活させると発表した。カウントダウンサイト「btc.day」が公開されており、詳細はローンチ当日に明らかになる見通しだ。

ビットコインフォーセットとは、キャプチャ入力や簡単なタスクを完了するだけで、少量のビットコイン(サトシ単位)を無料で受け取れるウェブサービスだ。現時点で配布量や利用条件の詳細は公表されていないが、キャッシュアップなど既存サービスとの連携が想定されている。

ブロック社は現在8,883BTCを自社バランスシートで保有しており、時価は947億円に相当する。

出典:btc.day

ビットコインフォーセットの原型は2010年6月、ビットコインの黎明期に初期開発者のギャビン・アンドレセン氏が考案したものだ。アンドレセン氏は自らマイニングした1,100BTCを元手に、キャプチャを解くだけで1人あたり5BTCを無償配布した。当時の5BTCはほぼ無価値だったが、現在の価格に換算すると5,336万円相当となる。

当時フォーセットは約2年間稼働し、2012年の閉鎖までに合計約1万9,700BTCを配布した。ビットコイン価格が数セントから数千ドルへと上昇するにつれ、こうした大規模な無償配布は経済的に成立しなくなっていった。

2026年の現在、フォーセットの復活にはウォレットドレインなどセキュリティリスクへの対応が不可欠となる。フォーセットを装った詐欺サイトや、接続したウォレットの資産を不正に抜き取るスマートコントラクト攻撃は、仮想通貨市場の成熟とともに巧妙化している。

ブロック社が提供するビットキー(Bitkey)のようなハードウェアウォレットによる自己管理型の受け取り手段の整備が、安全な配布の前提条件となる。

ブロック社はドーシーCEOのビットコイン普及への強いコミットメントのもと、ビットコイン関連のエコシステム整備を継続的に進めてきた。同社は今年3月、スクエア(Square)の決済端末を通じて米国の中小企業数百万社にビットコイン決済を自動有効化し、取引を即座にドルへ変換するサービスを開始した。さらにビットコイン採掘機「プロト(Proto)」の販売や自己管理型ウォレット「ビットキー」の普及にも注力しており、フォーセットの復活はその延長線上にある。

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