はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨IOTAのブロックチェーンが再稼働 盗難被害者に返金補償計画も

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨IOTAのネットワーク再開

ウォレットから仮想通貨IOTAトークンが流出した被害を受け停止していた、IOTA(アイオタ)のネットワークが再開した。IOTA財団は、同様の事態が起こることを防止するために対策を講じていくという。

IOTA財団はユーザーを新しいアカウントに移行し、火曜日に取引確認システムを再開したと発表した。

財団はセキュリティを確保された新アカウントに移行するためのツールを、ユーザーに提供。また、IOTAの共同設立者であるDavid Sonstebo氏は、今回の約230万ドルに及ぶ盗難事件の被害者全員に対して、払い戻しによる補償を計画しているという。

補償計画についてそれ以上の詳細は明らかにしていないが、個人的に保有していた資産を充当する予定だ。

IOTA財団は、ブログ投稿でハッカーを捜索するための取り組みを行っていることにも言及した。ハッカーを特定して追跡するために、FBIならびに英国、ドイツ、マルタの警察と協力を続けている。 また不審なアクティビティを積極的に監視しているという。

今後、同様の事態が発生する可能性を減らすためにも様々な対策を実施。「内部プロセスの見直し、ソフトウェアセキュリティ慣行の変更、セキュリティ機能とセキュリティリソースの改善、ユーザーアカウントを処理するソフトウェアが最大限機能するような取り組みの拡大」などを実施するという。

第三者プラットフォーム統合で、ウォレットに脆弱性

今回の盗難事件では、公式ウォレットから合計で「8.55 Ti」、約230万ドル(約2億5500万円)相当のIOTAトークンが不正取得される被害を受けた。

後の調査で、原因はIOTAのネットワークではなく、Trinityの脆弱性だったことが明確になり、財団はデスクトップ版ウォレットの問題を解決したアップデート版をリリース。移行ツールを用いて、既存のウォレットから新しいウォレットに資金を移動するようユーザーに呼びかけていた。

Trinityウォレットの脆弱性は、MoonPayと呼ばれるオンランプ・プラットフォームをシステムに統合していた結果だった。

ハッカーがMoonPayのコンテンツ配信ネットワークを乗っ取り、それを使用してTrinity ウォレットに侵入、悪意のあるソフトウェア開発キット(SDK)を配信していた。

ハッカーが配信するMoonpayのソフトウェア開発キット(SDK)の不正バージョンが、ユーザーがウォレットを開く際に、自動的にロードされていたと財団は分析する。

資産の流出に伴い、ブロックチェーン自体の稼働を停止する事例は、極めて異例だが、これまでの対応と継続できな状況説明から、称賛する声もあがっている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/04 土曜日
13:30
仮想通貨強気相場を加速か? トランプ米大統領が最大2000ドルの給付金を検討
米国のトランプ大統領が関税収入を基に最大2,000ドルの国民給付金を検討している。コロナ禍では給付金がビットコイン上昇を後押ししており仮想通貨市場への影響が注目される。
11:40
ビットコインマイニング大手MARA、BTC保有量が1兆円に迫る
Maraが発表した9月の生産実績によると、218ブロックを獲得し前月比5%増を記録した。ビットコイン保有量は52,850BTCに達し、上場企業の中でストラテジーに次ぐ第2位の保有額。
11:05
ウォルマート傘下のワンペイ、仮想通貨取引機能を年内追加へ
ウォルマートが過半数を所有するフィンテック企業ワンペイが年内にモバイルアプリで仮想通貨取引とカストディサービスを開始すると報じられた。
10:15
ビットコイン現物ETFへの週間流入が3300億円到達、「アップトーバー」の兆しか
米国の仮想通貨ビットコイン現物ETFへの週間流入額が3,300億円に到達した。過去データから10月の上昇傾向「アップトーバー」が注目されている。
09:50
テザーなど、金トークントレジャリー設立で2億ドル調達へ=報道
テザーとアンタルファがトークン化ゴールドを蓄積するトレジャリー会社設立のため2億ドル以上の資金調達を協議中とブルームバーグが報じた。
08:30
ビットコイン円建て史上最高値更新、米政府閉鎖で逃避資金が集中|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは4日、円建てで史上最高値を記録。米政府の閉鎖によって「無国籍資産」としてのビットコインの存在感が強まり、投資家心理は極めて強気である。
07:50
コインベースが連邦信託認可を申請、決済サービス拡大の狙いで
仮想通貨取引所大手コインベースが3日に通貨監督庁に国家信託会社認可を申請したと発表した。カストディ事業を拡大し決済関連サービスを提供する計画で、銀行になる意図はないと明言。
07:42
コインベースとSamsung、Galaxyスマホユーザーに仮想通貨体験を提供へ
コインベースとSamsungがパートナーシップを締結。まずは米国のGalaxyスマホユーザーがCoinbase Oneを試験利用できるようにして、仮想通貨の利用機会を提供する。
06:40
24銘柄以上の仮想通貨関連ETFが新規申請、米政府閉鎖で承認手続きに遅延
様々な投資運用会社が3日に24銘柄以上の仮想通貨ETFを新規申請したと報じられた。しかし米国政府閉鎖によりSECの審査プロセスが停止し、承認時期が不透明になっている。
06:10
BNBが1100ドル突破でBNBチェーン銘柄大幅高、CAKEが40%高騰
仮想通貨BNBが3日に1,100ドルを突破したことでBNBチェーンのネイティブプロトコルへの投資家関心が再び高まった。パンケーキスワップのCAKEトークンは24時間で約30%上昇。
05:45
イーサリアム財団、6.6億円相当ETHをステーブルコインに換金予定
イーサリアム財団が4日に1000ETH(6.6億円相当)を売却すると発表した。CoWSwapのTWAP機能を使用し、研究開発や助成金、寄付の資金調達を目的としている。
10/03 金曜日
18:27
野村HD傘下Laser Digital、暗号資産交換業登録を目指す
野村HD子会社Laser Digitalが、日本で暗号資産交換業者登録を目指し金融庁と協議中。スイス発の同社は国内金融機関向け事業展開を計画。
17:37
積立NISAの次は?35歳会社員のイーサリアム投資入門
積立NISA実践中の35歳会社員が、次の投資先として注目するイーサリアムステーキング。月5,000円から始められる暗号資産投資の基礎知識、積立NISAとの違い、リスクと対策を専門家がわかりやすく解説。家族への説明方法も紹介
17:36
月2万円で始めるイーサリアム 35歳会社員の積立シミュレーション
月2万円のイーサリアム積立投資で5年後の資産はどうなる?35歳会社員が実際の数字でシミュレーション。頭金50万円のケースや価格変動パターン別の詳細な試算結果、始め方の3ステップまで具体的に解説します。
13:55
「ミームコインは仮想通貨への入り口として重要」=ギャラクシーデジタル考察
米仮想通貨金融大手ギャラクシーデジタルは最新レポートで、ミームコインはもはや単なるブームではなく、仮想通貨市場への新規参入者誘致に重要な役割を果たしていると指摘した。一方、ごく少数のトークンのみが生き残り、大半は衰退するなど、ギャンブル性が高いことには注意を促した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧