SBIFXトレードは、最狭水準のスプレッドや豊富な通貨ペアが特徴のFX会社です。暗号資産取引所「SBIVCトレード」や「SBINFT株式会社」を抱える、SBIホールディングスの傘下である点も特徴の1つです。
SBIFXトレード等で行えるFXは、実は暗号資産の投資・トレードと関連性が高く、暗号資産の投資家やトレーダーがFXを始めるメリットは複数あります。実際、暗号資産とFXの両方に投資する人も少なくありません。
本記事では、暗号資産の投資家やトレーダー向けに、FXを始めるメリットやSBIFXトレードの強みを解説します。
- 目次
1. FXとは、仕組みと動向を解説
そもそもFXとはどのような投資商品なのでしょうか。暗号資産投資とFXの関係性を解説する前提として、本章ではFXの基本的な仕組みや、FXが注目される背景をお伝えします。
1-1. FXの仕組み
FXは「外国為替証拠金取引」とも呼ばれ、例えば「1ドルを100円で買い、後に1ドルを105円で売る」といった法定通貨の売買を通じて利益を狙う投資商品です。
より大きなカテゴリでは、FXは差金決済取引(CFD)に分類されます。差金決済取引とは、実際に株式などの現物資産に投資するのではなく、資産の価格・指数を参照して取引を行い、買値と売値の差が損益となる金融商品です。
差金決済取引では売買時に対象物を取引するのではなく、差額部分のみが受け渡しの対象となります。例えば「1ドルを100円で買い、後に105円で売った」場合において、実際に取引の対象となるのは差額の5円のみです。
FXトレーダーはこのような売買差額により、稼ぐことを目指すのです。また国内において、FX取引時には最大25倍のレバレッジを掛けられるなどの特徴もあり、出資金以上の金額を動かして大きな利益を狙うことができます。
1-2. なぜ今、FX市場が注目されるのか
FX市場はすでに莫大な取引高を誇る伝統金融市場であり、日々ニュースや話題が絶えませんが、2022年には大きな変化が起こり、FX投資家以外からも改めて注目を集める契機となりました。
2022年は金融市場全体としても激動の年で、ウクライナ情勢などの地合いの悪化や、FRB(米連邦準備制度)の金融引き締め(金利引き上げ)の影響で株や暗号資産が暴落しました。一方、米利上げに伴うドル高と、日本経済への成長期待の低さによる円売りが重なったことも一因となり、日銀が24年ぶりの為替介入を余儀なくされるほどの「円安・ドル高」に。
以下は、2022年1月から同年12月までのドル円相場が分かるチャート(週足)です。通常は安定しており、殆ど値動きのないドル円の為替相場がここまで大きく変動したことは、FX投資家だけでなく一般社会にも大きな衝撃を与えました。
その一方、このようなボラティリティ(価格変動性)の高い2022年の相場は、ロング・ショートの両方でポジションを取りやすいFX投資家にとっては価格の上昇・下落の両方で大きな利益を得るチャンスがありました。
さらに2023年は米金融当局の金利引き上げが一服することで新たなトレンド転換の可能性も指摘されており、FX市場においては引き続き大きな投資機会が訪れることを示唆しています。
2. FXが暗号資産投資家・トレーダーに注目される理由
FXは暗号資産投資家や暗号資産トレーダーにも注目されています。本章では、その理由を解説します。
2-1. 暗号資産とFXの売買方法には相関がある
暗号資産と為替は別の投資商品であるものの、チャートから売買を判断するという点では変わらず、ビットコインなどの取引で身に着けた「チャート分析(テクニカル分析)」はFXにも応用可能です。したがって、暗号資産トレードのチャート分析のスキルがあれば、一般的な投資家よりも有利にFX投資を始められます。
逆に、FXでチャート分析の理解を深め、それを暗号資産の売買に活かすことも可能です。すでに成熟しているFXの分野では、チャート分析に関する日本語情報が数多く出回っています。そのため、FXを通じてチャート分析を学ぶことは理にかなっていると言えるでしょう。
2-2. 投資機会が増える
暗号資産の投資家がFXへの分散投資を始めれば、投資機会が増えます。これは、暗号資産が利益を出しにくい相場でも、為替はその逆の相場となっている場合も多々あるためです。
例えば、2022年の後半の暗号資産相場は大きな値動きが見られない期間が断続的に続いていましたが、前述のとおり為替相場は大きく動いていました。
以下は、2022年1月から同年12月までのBTC/USDTのチャート(週足)です。下落相場の後、数か月にわたって目立った値動きがないレンジ相場で、効率的に利益を出すのが難しい相場環境だったことが分かります。
さらに株や暗号資産価格は、米ドルに影響を受けることがあるため、為替相場への理解を深めることは、より正確な暗号資産相場の分析が可能になることを意味します。
2-3. 暗号資産トレードよりも有利な条件
暗号資産と比較すると、レバレッジ(証拠金取引)の条件はFXの方が有利です。
日本国内の規制に基づく場合、最大で掛けられるレバレッジは暗号資産では「2倍」まで規制されてしまいましたが、FXなら「25倍」です。
高いレバレッジを掛けて取引数量を増やすことは、その分大きな損失を出すリスクを背負うことでもありますが、相場の変動に上手く乗れれば、少額の元手で莫大な利益を出すことも可能です。
さらに、2023年1月時点では、税制という面でもFXのほうが有利です。
暗号資産の取引利益は「雑所得」に分類されるため、税率は最大で約55%と、半分以上が徴収される可能性があります。そしてこの際、給与所得など他の所得と合算された合計額に対して課税されるため、税率が高くなる傾向にあります。
一方、国内FXで得た利益にかかる税金は一律で決まっており、所得税約15%と住民税5%を内訳とする約20%です。
以下は、復興特別所得税を除いた場合の税率を比較したものです。
税金 | 暗号資産 | FX |
---|---|---|
所得税 | 5%~45% | 15% |
住民税 | 10% | 5% |
合計 | 15%~55% | 20% |
このように、同じトレードでもFXの方がレバレッジや税金に関して好条件と言えます。
3. SBIFXトレードの強み
ポートフォリオに新たに追加する投資商品としてFXを選ぶなら、まずは利用するFX会社を選ぶ必要があります。
暗号資産投資家にとって利便性の高いFX業者を選ぶ際のポイントは、暗号資産市場と親和性があり、長期的に利用し続けられる将来性があるという点です。
「SBIFXトレード」は、傘下に暗号資産取引所「SBIVCトレード」を抱え、SBINFT株式会社を立ち上げるSBIグループ運営のFX取引所。暗号資産・NFT事業にも力を入れており、運営企業自体の将来性が高い点が特徴です。
本章では、SBIFXトレードの強みを他のFXサービスと比較しながら解説します。
3-1. スプレッドやスワップポイントが優れている
売買手数料無料が一般的なFX業界では、主なコストは「スプレッド」分の負担です。スプレッドとは「通貨を買う人」「通貨を売る人」の双方が提示する価格の差分を意味しますが、実際はこれにFX会社が受け取る手数料が含まれたうえでレートとして配信されます。
そのため、「スプレッドが広い」という場合は、実質的に手数料が高いことを意味し、トレーダーが利益を上げるうえでは不利な要素です。
SBIFXトレードのスプレッドは、国内FXの中でも狭い水準にあります。以下は、2023年2月時点で各サービスの公式サイトで確認できたスプレッドです。
FXサービス | USD/JPY | EUR/JPY |
---|---|---|
SBIFXトレード | 0.18銭 | 0.48銭 |
外貨ex byGMO | 0.20銭 | 0.50銭 |
DMM FX | 0.20銭 | 0.50銭 |
LION FX(ヒロセ通商) | 0.20銭~2.00銭 | 0.40銭~3.20銭 |
FXネオ(GMOクリック証券) | 0.20銭 | 0.50銭 |
さらに、スプレッド以外でコストになり得る「スワップポイント」についても確認しましょう。
スワップポイントとは2カ国通貨間の金利差に基づいて発生する少額の利息で、金利差がプラスであれば利益に、マイナスであれば逆に支払いが必要となります。
SBIFXトレードのスワップポイントは、業界最良水準です。高金利通貨を買い、低金利通貨を売りにすれば、ポジションを保持するだけで利息が得られます。
このようにSBIFXトレードは、取引コストや利息の面において優れたFX会社と言えます。
3-2. 通貨ペアが34と豊富、新しいサービス「積立FX」も
さらにSBIFXトレードは、34種類の通貨ペア(為替)に対応しています。
以下は、2023年2月時点で各サービスの公式サイトで確認できた通貨ペア数(為替)です。
他の国内FXサービスと比較してみると、34という数はかなり多い部類に入ることがお分かり頂けるでしょう。
FXサービス | 通貨ペア(為替) |
---|---|
SBIFXトレード | 34 |
外貨ex byGMO | 24 |
DMM FX | 22 |
LION FX(ヒロセ通商) | 51 |
FXネオ(GMOクリック証券) | 20 |
通貨ペア数が多いほど選択肢は広がりますので、SBIFXのトレード環境は自由度が高いと言えます。
さらにSBIFXトレードは「積立FX」と呼ばれる新しいサービスも提供。定期的に定額を購入し続けることでドル・コスト平均法のメリットを享受し、急激な為替変動にも影響を受けにくい低リスクなFX投資を実現します。
通常、FXはレバレッジをかけて比較的短期スパンの取引を行うハイリスク・ハイリターンな投資商品として扱われ、保有期間は長くても数か月程度です。しかし、積立FXを活用すれば、トレードの手間をかけず、リスクを抑えつつ数か月以上の長期保有で効率的にスワップポイントによる利息収入が狙えます。
4. SBIFXトレードで取引を始める手順
SBIFXトレードでの取引は、18歳以上・80歳以下の人なら誰でも簡単に始められます。具体的な始め方は以下の通りです。
- メールアドレスを登録
- 契約内容等を確認・承諾
- 本人確認書類を提出
- 氏名や生年月日、住所等を入力
- 注意事項を確認し、フォームを提出
- 審査に通れば、口座開設完了
なお、本人確認書類の提出方法には以下3種類あり、どの方法を選ぶかによって審査にかかる時間が変わります。
- スマホで撮影:開設まで最短当日
- WEBアップロード:開設まで最短2日
- メール・郵便:開設まで最短2日
基本的には、最も手軽な「スマホで撮影」を選ぶのが良いでしょう。
5. SBIFXトレードの運営企業「SBIホールディングス」とは
最後に、SBIFXトレードの運営企業であるSBIホールディングスについて簡単にご紹介しましょう。
SBIホールディングスは東証プライム上場企業で、その時価総額は約7500億円にも上ります。FX取引所だけでなく、北尾吉孝氏率いるネット証券No.1の「SBI証券」や暗号資産取引所の「SBI VCトレード」を傘下に抱える金融コングロマリットです。
SBI証券は個人投資家から絶大な支持を得ており、2022年9月末時点でネット証券初の900万口座を突破しました。
暗号資産・NFT(非代替性トークン)領域でもその活動を拡大しており、今後の将来性に期待できる運営企業です。
6. 最低1通貨から始めるSBIFXトレード
為替という別の金融商品を取引するFXですが、暗号資産(仮想通貨)取引と通じる部分も多くあります。
FX会社選びで重要になるのが、取引コストや安全性ですが、SBIFXトレードはどちらにおいても優れています。またSBIFXトレードは、最低1通貨という少額からトレードが可能です。
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