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Push ProtocolがAIチャットボットを搭載、プライバシー保護を重視

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Push Protocolがチャットボットを提供

Web3プロジェクトのPush Protocolがウォレットアドレスを用いて対話が可能な「Push Chat」に、AIチャットボットを追加したと7日に報じられている。

Push Protocolは、以前はEthereum Push Notification Service(EPNS)と称されていたWeb3の分散型通信プロトコル。スマートコントラクトやdAppからウォレットアドレスへ通知を送ることができる。

Push Chatは、個人情報を必要とせず、ウォレットアドレスのみでメッセージングが可能な暗号化された分散型チャットシステムである。メッセージはIPFSとPush Nodeに保存されるが、暗号化および署名されるため、関与しているアドレスのみがメッセージの解読ができる。dApps(分散型アプリ)向けのカスタマーサポートや、ゲーム内チャットなどが主な利用シーンとして想定されている。

IPFSとは

InterPlanetary File System(IPFS)は分散型ウェブを支えるピアツーピアのファイル共有ネットワーク。

Push Protocolの共同創設者であるHarsh Rajatは海外仮想通貨メディアDecryptに対し、チャットボットが暗号化されていることを強調している。「ENSネームに関連するウォレットも存在し、ユーザーはすべての会話を非公開にしたいと考えられる。デフォルトでオープンチャットを行うメリットはない」とのことだ。

Rajat氏によると、AIとデフォルトの暗号化を組み合わせることで、ユーザーに安全で楽しい体験を提供することを目指している。Pushのチャットボットは、単に適切な回答を返すだけでなく、対話を盛り上げる工夫がなされている。

例えば、ビットコインについて質問すると、一般的な定義が返されるものの、最後に「もしあなたが幸運にもビットコインを所有しているなら、億万長者になるのにあと一歩かもしれない!」と付け加えられる。

今後、Push Protocolはチャットベースの支払いやパーソナライズされたユーザー体験を含めるように拡張していく予定だ。

AIチャットボットが世界中で注目を集める中で、カナダ、ドイツ、スウェーデンといった国々はAIによるプライバシーへの懸念を示している。イタリアはChatGPTへのアクセスを一時に禁止した。

関連:カナダ当局 「ChatGPT」開発会社OpenAIを調査

Push Protocolとは

2021年4月にメインネットがローンチされたPush Protocolは、Ethereum、Polygon、BNB Chainに対応。2023年2月16日時点で、6万人の購読者に対して1,770万件の通知が送信されている。通知は暗号化されたメッセージとして送られ、ユーザーはウォレットやPush Protocolのウェブサイトで通知を確認できる。さらに、通知チャネルの作成者は購読者からPUSHトークンを受け取ることが可能だ。

関連:イーロン・マスクやAI研究者、次世代AIモデル開発の一時停止を要請

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