はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン年末価格を170万円へ Tom Lee氏が仮想通貨予想価格を大幅切り下げした理由と今後の展望

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Tom Lee氏の価格予想の根拠
Tom Lee氏は、年末のビットコインの価格予想を25000ドル(約280万円)から15000ドル(約170万円)にまで切り下げた。同氏は、予想価格を下げた理由として、重要な指標となる”1ビットコインあたりのマイニングコスト”について言及した。
Tom Lee氏が考える今後の展望は
同氏はビットコインのターゲット価格を大きく切り下げたが、市場への期待感は変わらず上向きだ。現在の価格下落では悲観が過大評価されているとし、年末にひかえている機関投資家の参入が価格上昇を後押しするだろうと確信している。

Tom Lee氏の価格予想の根拠

仮想通貨の著名なアナリストであるFundstrat社のTom Lee氏は、年末のビットコインの価格を25000ドル(約280万円)と予想していた。しかし、現在の仮想通貨市場の冷え込みを鑑み、同氏はその予想を15000ドル(約170万円)にまで切り下げた。

同氏は、価格予想にあたって「1ビットコインを獲得するために必要なマイニングコスト」が重要な指標になると予想する。同社のデータサイエンスチームは、これまでBitmain社の「Antminer S9」によるマイニングコストが8000ドルであると見積もっていたが、そのコストを7000ドルへと切り下げた。

このコストを基に、Lee氏はビットコインの正当な価格として7000ドルのおよそ2.2倍である15000ドルを年末のBTC価格のターゲットとして掲げた。

ビットコインは現在6000ドルを割り込んでいるが、Lee氏は価格が回復すると見込んでいる。彼は顧客に向け、2013年から2015年の停滞期のように価格が落ち込んだとしても、”6000ドルの支持線以下で価格が停滞することは決してない”と述べた。

ビットコインの価格が重要な支持線となる6000ドルを下回ると、それを契機に新たな悲観の波が押し寄せるだろう。しかし、ネガティブなセンチメントは実際のファンダメンタル要因よりも過大評価されて市場に反映されるため、いずれ価格は正常にリバウンドすると信じている

とLee氏は言及する。

Tom Lee氏が考える今後の展望は

現在の仮想通貨市場全体の値動きの特徴として、”特定の仮想通貨”のイベントに大きく影響されることが挙げられる。直近の代表例としてはビットコインキャッシュを巡るハードフォーク劇があるだろう。

10月は、ビットコインの価格はほぼ動かず、ボラティリティの大きさも過去最低水準であった。BCHのハードフォークに関する懸念を発端として売りが始まる以前は6400ドル付近で長らく推移していたが、11/18の11時現在では約5600ドルの価格をつけており、Lee氏が言及する6000ドルのサポートラインを大きく割っている現状だ。

しかし、Lee氏は年末には多くのファンダメンタルズ要因とともに大きな価格上昇を遂げるだろうと予測している。ICEやスターバックス、Microsoftが主導する仮想通貨取引所のBakktの始動や、大手投資ファンドであるFielityの参入など、多くの機関による市場参入が決定している。”これらの参入によって、機関投資家が仮想通貨市場へ参入するために必要なインフラ体制が整っていくだろう”と彼は言及した。

CNBCのトレーダーはBTCの強気価格予想を撤回

CNBCの著名なトレーダーであるRan Neuner氏は17日、自身のツイッターで”BTC・BCHの価格下落とともに、XRPへの資金移動が起きている”と言及している。

実際に、仮想通貨市場は全体的に大きく下落ムードにある中、XRPは18日現在で前日比7%強の価格上昇を見せている。その一因として、上記のように資金の避難先としてXRPに投資資金が集まっているとの見方が強い。

同氏も、今年2月にビットコインの価格が50000ドルにまで上昇するという強気予想を行い、Tom Lee氏と並び多くの投資家の注目を集めた。しかし、同氏は市場で続く弱気市場の状況を考え、11月初旬に自身のツイッターでこの予想を撤回している

CoinPostでは、重要ニュースの配信を以下のLine@で厳選し、配信しております。広告等の配信は行わないので、ニュースの通知を受けたい方におすすめです。

CoinPostの関連記事

米著名分析家、仮想通貨投資家は弱気すぎると言及|ビットコイン年末200万越えを予想
著名投資アナリストTom Leeは対談にて、年末までにビットコインが2万5千ドルに達する可能性は未だあると強気な立場を継続、その理由を語り、現在の仮想通貨投資家は弱気であると言及した。
ビットコイン年末価格予想を220万円へ20%下方修正|Tom Lee氏が考える将来性に対する展望とは?
今年5月BTC価格が年末に275万円になると予想していたLee氏ですが、7月20%下方修正した額である220万円と予想し直しました。技術的な発展の可能性や金融業界の動きだけでなく、独自の視点での統計データの分析に基づいているとのことです。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/07 火曜日
19:08
トレカ市場を変革?!TCGのNFT化(トークン化)とは?図解でわかりやすく
ポケモンカードをはじめとするトレーディングカードのNFT化(トークン化)とは何か。仕組み・メリット・注意点を図解でわかりやすく解説。CourtyardやCollector Cryptの事例も紹介。
17:18
「韓国個人投資家の9000億円がイーサリアム・トレジャリー企業に集中」 サムソン・モウが警鐘鳴らす
サムソン・モウ氏は、韓国の個人投資家による約9000億円がイーサリアムの価格を押し上げていると指摘し、イーサリアムおよびイーサリアム・トレジャリー企業に対する投資リスクを警告した。
15:29
なぜアフリカは仮想通貨普及で世界をリードし得るのか?金融イノベーションの最前線をレポート
アフリカの仮想通貨採用が急拡大している。ビットコインやステーブルコイン(USDT/USDC)がケニア、ナイジェリア、ガーナで浸透。M-Pesa連携、送金コスト削減、インフレ対策の実例と、EUのMiCA規制から学ぶアフリカの金融イノベーションの未来を探る。
13:50
ソラナ・カンパニー、775億円相当SOL超を蓄積
ナスダック上場のソラナ・カンパニーが6日、デジタル資産トレジャリー戦略の一環としてソラナの継続的な取得を発表した。220万SOL超と1500万ドル以上の現金を保有。
13:20
FIFAのトークン化チケット購入権RTB、スイス当局が賭博の疑いを調査
スイスの賭博規制当局が、国際サッカー連盟公式の2026年W杯チケット購入権トークンを調査している。賭博に該当する可能性を検討中だ。
11:35
シタデルのケン・グリフィンCEO、金とビットコインへの資金流入に懸念を表明
ブルームバーグが10月7日に報じたところによると、シタデルのケン・グリフィン氏が投資家がドルより金を安全資産と見なし始めている状況に懸念を示した。デベースメント・トレードと呼ばれる金、銀、ビットコインへの投資拡大に言及。
11:05
「年末にかけて金・仮想通貨・テック株を保有」チューダー・ジョーンズ氏
著名投資家ポール・チューダー・ジョーンズ氏は、現在の株式市場における強気相場にはまだ大幅な上値余地があるとの見方を示した。年末にかけて金、仮想通貨、テック株を組み合わせて保有すると説明している。
10:30
Plume Network、SECにトランスファー・エージェント登録 価格20%以上高騰
RWA特化のPlume Networkが米証券取引委員会からトランスファー・エージェント資格を取得した。米国証券市場のオンチェーン化を進めるとしている。
09:40
イーサリアムのM2相関性ラグ解消で価格1万ドル到達の可能性=アナリスト分析
Cryptoquantのアナリストは米M2マネーサプライの拡大とイーサリアムの流動性ラグについて分析し取引所在庫の減少と機関投資家の買い需要増加を背景にETH価格がこのサイクルで1万ドルに到達する可能性があると大胆予測。
08:02
メタプラネット、ビットコイン含み益が810億円に到達
10月7日の報道によると、世界第4位のビットコイン保有企業メタプラネットの含み益が5億4000万ドル(約810億円)に達し過去最高を記録。PHASE II戦略による今後の展開が注目される。
07:35
仮想通貨投資商品、先週は過去最大の約9000億円が純流入
仮想通貨投資企業CoinSharesは、先週のデジタル資産の投資商品への資金流純入額は約8,940億円だったと発表。ビットコインの投資商品への流入が最も多かったとし、要因の分析もしている。
07:02
ストラテジー、週次のビットコイン購入を一時停止 含み益約5兆円に
世界最大のビットコイン保有企業ストラテジーが9月29日から10月5日の週にビットコインを購入しなかったことが最新のSEC提出書類で明らかになった。優先株の配当支払いで1億4000万ドルを支出。
06:15
グレースケール、米国初のステーキング機能付き現物仮想通貨ETFを開始
グレースケール・インベストメンツが6日、イーサリアムとソラナのステーキング機能を備えた米国初の現物仮想通貨ETFの提供を開始した。
05:55
モルガン・スタンレー、仮想通貨のポートフォリオ配分上限を最大4%と推奨
大手銀モルガン・スタンレーのグローバル・インベストメント・コミッティーが先週発表したレポートで、顧客ポートフォリオにおける仮想通貨の配分上限を最大4%とする保守的なアプローチを推奨している。
05:40
トム・リー率いるビットマイン、1234億円相当のイーサリアム追加購入
ビットマインが6日に発表した最新の保有状況によると、283万ETHを保有し供給量の2%を超えた。仮想通貨と現金を合わせた総資産は134億ドルに達し、世界最大のイーサリアム・トレジャリー企業としての地位を強化。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧