コインチェック、DOGE取扱い開始
暗号資産(仮想通貨)取引所Coincheck(コインチェック)は15日、ミームコインの代表格であるドージコイン(DOGE)の販売所での取引サービスを開始した。
2013年に誕生したドージコインは、当時の仮想通貨ブームを皮肉る形で開発された暗号資産。柴犬の画像「Doge」をシンボルとし、開発目標を示すホワイトペーパーも存在しない異色の存在として知られる。当初は「ジョーク通貨」と位置づけられていたが、2021年1月にテスラのイーロン・マスクCEOが言及したことで注目を集めた。
さらにDOGEは2024年9月以降、新たな上昇トレンドに。特に11月5日のトランプ氏大統領選勝利を受けて急騰し、政府効率化省(Department of Government Efficiency:DOGE)の新設とマスク氏の起用が報じられると、わずか1週間で価格は倍増。9月から12月にかけてDOGE価格は約15円から60円台まで4倍以上に上昇。時価総額は8兆円を超え、市場ランキング第7位に浮上した。
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Coincheckの販売所サービスは、シンプルな操作性と分かりやすい価格表示が特徴。提示価格での即時取引が可能で、積立にも対応し、複雑な注文操作を必要としない利便性で支持を集める。なお、売値と買値の差額(スプレッド)が開く場合があり、短期売買より長期投資を考えるユーザーに適しているとされる。
業界をリードする取引所
Coincheckは2012年の設立以来、日本の暗号資産業界を牽引してきた金融庁認可の取引所。東証プライム市場上場のマネックスグループ傘下として、堅固な経営基盤とセキュリティ体制を確立。同社が提供する取引アプリは、その使いやすさから累計ダウンロード数が650万件を突破(2024年7月時点)、幅広い支持を集めている。
さらに、親会社のCoincheck Group N.V.は2024年12月11日、米ナスダック・グローバル・マーケットに上場。ティッカーシンボル「CNCK」での取引開始により、同社の国際的なプレゼンスが強化されている。
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