TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

SBI、ビットコインの「スマート紙幣」で知られるコールドウォレット企業に出資|仮想通貨の実需創出へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

SBI、スイスの仮想通貨コールドウォレット企業に出資
同社の開発するTangem Notesは、物理的に存在するスマート紙幣(smart banknote)のチップ内に価値を持ち、NFC付きスマホで触れるだけで、0.01BTC及び0.05 BTCの額面で利用可能。

SBI、スイスの仮想通貨コールドウォレット企業に出資

SBIホールディングスは21日、100%子会社の「SBIクリプトインベストメント」を通じて、安価で強固な仮想通貨コールドウォレットを開発する、スイスのツークに本社を置く「Smart Cash AG」への出資を発表した。

スイスのSmart Cash社は、ブロックチェーン技術アプリの開発企業だ。同社が開発する「Tangem Notes」は、低価格での生産が見込まれている薄型コールドウォレットだ。

SBIは、「安価であることにより、仮想通貨を含むデジタルアセットの物理的な保管等の用途で使用が想定されており、こうしたウォレットの特徴が、SBIグループが推進するデジタルアセットの実需創出に向けた取り組みを加速しうるとの考えから、この度の出資に至った」と説明した。

Tangem Notesとは

出典:tangem.com

クリプトバレー(Crypto Valley)と呼ばれる仮想通貨及びブロックチェーン推進国として知られるスイスにある「Smart Cash AG」は、物理的に存在するハードウェアストレージのスマート紙幣(smart banknote)、「Tangem Notes」を開発している。

Tangem Notesは、物理的に存在するハードウェアストレージ、「スマート紙幣(smart banknote)」のチップ内に、仮想通貨ビットコインでその価値を持っており、0.01 BTC(約4,000円)および0.05 BTC(約2,000円)の額面で利用可能だ。

出典:tangem.com

カードを手渡すだけで、手数料なし、即時検証、デジタルトレースなしで、ブロックチェーン外の物理取引を実現したのが最大の特長となる。共同創設者Andrew Pantyukhinによると、内蔵されているのは、韓国最大手企業サムスンの「S3D350Aチップ」で、NFC対応スマートフォンでスマート紙幣の情報を読み込むことで利用できる

2018年5月にCCNが報じたところによれば、シンガポールの新興企業が、同国の大手ショッピングモールで、物理的なスマート紙幣「Tangem Note」の販売を開始した。

ウォレット企業への出資を加速

SBIグループは、デジタルアセットを基盤とする生態系の構築に向けて、デジタルアセット関連ベンチャー企業への出資・提携を拡大し、「引き続き、高い技術力を有するデジタルアセット関連ベンチャー企業への出資・提携に注力するとともに、SBIグループ内の既存のデジタルアセット関連各社とのシナジー追求を図っていく」としている。

その背景には、「マネー・ローンダリング及びテロ資金供与の防止」の観点があるという。

2018年8月には、台湾の仮想通貨ハードウェアウォレット企業「Coolbitx」の株を40%を取得したと発表。

2018年12月21日には、運営する取引所SBIVCの利用者向けに「出金用ハードウォレット」を配布し、出金先をハードウォレットに限定する方針を発表。大きな反響を呼んだ。

同サービスでは、リップル(XRP)、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)を、他の仮想通貨交換業者のウォレット等から受取ることができるようになる。なお、ビットコイン・キャッシュ(BCH)については、ハードフォークに伴い、ブロックチェーンネットワークの正常な稼働が確認でき、顧客資産の保全及びお客様との取引に支障がないと当社が判断する時点から提供を開始する予定だ。

 仮想通貨の送付サービスについては、2019年1月下旬以降、準備が完了し次第、開始するとしている。

出典:sbicxw.com

CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者11,000名突破。

CoinPostの関連記事

【速報】仮想通貨取引所SBIVC、日本初の全ユーザー向けハードウォレット送付サービスを告知|ビットコインなどの入金も開始
SBIVCは21日、大型メンテナンスを明け、2つの重要アナウンスに関する発表を行なった。ビットコインやリップルの入金が開始されたほか、ハードウォレットの送付が行われることが明らかになった。
SBIと米FinTech企業「R3」が合弁会社設立:アジア圏でのブロックチェーン事業拡大へ
ブロックチェーン基幹システムを開発する米有力ベンチャーR3社が、SBIホールディングスとの合弁会社を2019年1月に設立することを明らかにした。日本などアジア圏を対象に、金融機関向け分散台帳技術「Corda」の普及促進を目指す。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
06:45
トランプ氏のメディア企業、「TruthFi」仮想通貨決済サービスの商標出願
トランプ次期大統領が保有するトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループは今週、デジタル資産取引やその他決済処理サービスのプラットフォーム「Truthfi」の商標出願を行った。
06:25
SECがソラナ現物ETFの審査開始、2025年承認へ期待高まる
米証券取引委員会はソラナ現物ETFの上場申請に関する審査を開始したようだ。SOLは本日8%上昇している。
06:08
トランプ次期政権の仮想通貨諮問委員会、ビットコイン準備金設立の可能性=報道
トランプ次期大統領が提案した仮想通貨諮問委員会は、米国のビットコイン準備金を設置する可能性があると報じられた。
05:45
SOLやXRPが上昇、ゲンスラーSEC委員長の退任確定を受け
仮想通貨のソラナやXRPなど、SECが規制の標的としている銘柄は22日、ゲンスラーSEC委員長の退任が確定したことを受けて大幅に上昇した。
11/21 木曜日
17:00
BitwiseがソラナETF準備開始 デラウェアで信託登録完了
暗号資産運用大手Bitwiseが、ソラナ(SOL)ETF組成に向けデラウェア州で信託登録を完了した。VanEck、21Sharesに続く参入となる。
16:59
バイナンス、5種類の仮想通貨取引ペアを11月22日に取扱い中止
大手取引所バイナンスが、THETA/ETHやRARE/BRLなど5種類の仮想通貨取引ペアの取扱い中止を発表。11月22日12時より取引停止へ。各トークンは他の取引ペアで継続取引可能で、価格への影響も限定的。スポット取引ボットサービスも同時終了。
15:27
ビットコイン1500万円突破 ETFオプション解禁で資金流入加速
ビットコインが史上初めて1500万円を突破した。米国でETFオプション取引が解禁され、機関投資家の参入が加速。IBITへの1日1000億円規模の資金流入が継続する中、トランプ政権への期待も相場を押し上げる。バーンスタインは3100万円到達の強気予想を見立てている。
13:10
ソラナPhantomウォレット、米AppStoreの無料ユーティリティアプリ部門でトップに
ソラナ基盤のPhantomウォレットが米AppStoreで無料ユーティリティアプリ部門1位を獲得。無料アプリの総合部門でも5位に躍進した。
11:25
半導体大手エヌビディア決算報告 過去最高の売上高
エヌビディアが8~10月期決算を発表。売上高は再び過去最高を記録した。AI需要拡大で業績好調も、成長率の鈍化予想で株価は下落している。
11:05
米SEC、仮想通貨指数ETFの上場判断を延期
ゲンスラー率いる米国証券取引委員会は、米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンの仮想通貨指数ETF「EZPZ」の承認判断を延期した。
09:40
「仮想通貨は申告分離課税で20%に」国民民主党の玉木代表が与党に要望
国民民主党の玉木代表が仮想通貨税制改正を与党に要望した。雑所得から申告分離課税にすることを提案している。
07:50
テザーUSDTが3000億円分新規発行、市場に流動性注入
今週仮想通貨ビットコインの上昇に際し、ステーブルコインのテザー(USDT)が大量に発行されたことが明らかになった。
06:50
米上場のバイオ企業、ビットコイン財務戦略を採用
米上場のバイオ医薬品企業のHoth Therapeuticsは、最大100万ドル相当の仮想通貨ビットコイン購入を取締役会で承認した。
06:40
トランプ次期政権、史上初の仮想通貨特命官ポストを検討
トランプ次期大統領の移行チームは仮想通貨政策に特化した史上初の常勤のホワイトハウスポジションの設置を積極的に検討しているようだ。
06:20
マイクロストラテジー時価総額が米国トップ100に、ビットコイン史上最高値更新受け
仮想通貨ビットコイン続伸を受け、BTCを大量に保有する米マイクロストラテジー社の株価も続伸し、史上最高値となる504.7ドルに到達し米国で時価総額トップ100にランクインした。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧