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コインベースCEO、オンチェーン資金調達で起業のあり方革新を構想 エコー買収で実現へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

オンチェーンで起業家と投資家を結ぶ構想

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースのブライアン・アームストロングCEOは22日、企業の資金調達を革新するビジョンを語った。

背景には、同社がオンチェーン資金調達プラットフォームのエコー(Echo)を取得することがある。アームストロング氏は、会社設立から資金調達、株式公開に至るまで、あらゆるプロセスをオンチェーンで管理できるようになるとしている。

アームストロング氏は、資金調達は通常2〜3ヶ月かかり、20回中19回は提案を断られるなど、起業家にとっては負担の多いプロセスだと指摘。オンチェーンならもっと効率的になると述べた。

その上で、エコーはオンチェーン資金調達分野のリーダーであり、これまで200〜300のプロジェクトが2億ドル(約306億円)以上を調達していると続ける。

エコーは当面独立して運営するが、将来的にはコインべースに、エコーのトークン化資金調達機能を統合して、すべてのユーザーが利用できるようにすることも可能だと構想を語った。

コインベースは約5,000億ドル(約76兆円)の資産を管理しており、その顧客は優れた投資機会を求めていると指摘。オンチェーンで起業家と投資家をつなげることができると述べている。アームストロング氏は、次のようにブロックチェーンを使った起業のあり方についてビジョンを話した。

ラップトップPCと夢を持った2人の若者が、コインベースアカウントを開設。将来はDAO(自律分散型組織)によるオンチェーン法人化もサポートできるかもしれない。

シードラウンドでは「資金調達」ボタンを押して、事業のプレゼンテーション資料や動画を用意。それをコインベースが興味のありそうな一部のユーザーに公開して資金を集められるようにする。

DAOとは

自律的に機能する分散型組織を指す。「Decentralized Autonomous Organization」の略。一般的な企業などとは違い、経営者のような中央管理者が存在しない。参加メンバーやアルゴリズムによって運営管理が行われる。

アームストロング氏は、ステーブルコインUSDCの形で、世界中から即座に資金を集めることが可能だとも続けた。

起業家は製品を開発しつつ、すみやかに収益を上げ始めることができるようになる。将来的な株式上場についても、オンチェーン上で行うことを支援できると構想を語った。

経済的な自由が高まり、資金調達して事業を始める企業の数が増えるだろうと述べる。

関連:コインベースがエコーを570億円で買収、オンチェーン資金調達強化へ

また、現在はトランプ政権下で米証券取引委員会(SEC)が積極的にイノベーションを起こす意欲を持っていると指摘した。

SECが米国を世界の仮想通貨の中心地にすることを目指して動いていることから、今後2~3年以内に企業が完全にブロックチェーン上で株式公開することが実現するのではないかと意見している。

また、こうしたプロセスは従来型のIPO(新規株式公開)と並行して行われる可能性もあるが、時間が経つにつれて、有名な優良企業も完全にブロックチェーン上で上場するようになると思うとの見解を示した。

また、認定投資家だけではなく、一定の条件下で個人投資家がオンチェーン資金調達に参加できるようにすることをSECに提案しているとも述べた。

関連:JPモルガン、コインベースのBaseトークン発行で最大5兆円の価値創出を予測

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