WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン、監査性・所有分布などで高評価 主要3銘柄の分散性調査 イーサリアム・ソラナと分散性比較

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 監査性・所有分布・地理耐性でBTCが高評価
  • 支配に必要な当事者数、BTC・ETHは3者、SOLは19者

分散性の採点結果

アーク・インベスト(ARK Invest)とグラスノード(Glassnode)は1日、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)の3大ブロックチェーンを比較する共同レポート「The Decentralization Spectrum(分散性のスペクトラム)」を公開した。

監査性・セキュリティ・ガバナンス・所有権という4つの設計要素と、グラスノードのデータに基づく6つの定量指標で各ネットワークを採点した結果、どの指標でも首位を独占するネットワークはなく、ビットコインが監査性・所有分布・地理的耐性で最も高いスコアを記録したとしている。

採点の4つの視点

レポートでは、フルノードで台帳を検証できる度合いを示す監査性、敵対者の協調コストの高さを示すセキュリティ、単独判断でのアップグレードを防ぐガバナンス、意思決定の偏りを防ぐ所有権の分散度合いという4要素を軸に評価している。

6指標のスコアを平均すると、ソラナが最も中央集権寄り、イーサリアムが中間、ビットコインが最も分散寄りという序列になったと報告している。

関連記事:ブラックロック、ビットコイン下落でも分散効果健在と分析

ブラックロックのデジタル資産調査チームが最新リポートを発表。ビットコインは2025年10月の高値から約50%下落したが、分散投資効果や通貨代替としての投資価値は不変と分析。60/40ポートフォリオへの1〜2%配分は有効との見解を示した。

支配に必要な当事者数

セキュリティ面では、台帳を書き換えるために結託が必要な当事者の数(ナカモト係数)を分析。ビットコインとイーサリアムはいずれも3者、ソラナは19者との結果が示された。ただしマイニングプールや委任構造を踏まえると実態はより複雑になるとの留保も付けている。

資産を引き揚げる際の流動性にも差があるとし、ビットコインのマイナーはハードウェアを停止するだけで約30秒で1%相当のポジションを解消できる一方、イーサリアムで同規模をアンステーキングする場合、市場がストレス下にあると数週間を要する可能性があるとした。

インフラの地理集中度

ネットワークインフラの物理的な所在地も、強制的な妨害への耐性を左右する要素として分析されている。ビットコインのノードは地理的に最も均等に分散しており、63%がTor(通信元を秘匿する匿名化ネットワーク)経由で運用されているという。

一方、イーサリアムはクラウド事業者への依存度が高く、Amazon Web Services(AWS)だけでノードの約20%をホストしていると指摘。ソラナはほぼ全てのインフラをデータセンターで運用する設計になっているとした。

6指標の総合評価

6つの指標(所有分布、退出流動性、ネットワーク検証負荷、臨界耐性スコア、ブロックチェーン再構築負荷、地理・プロバイダー耐性)による総合評価では、いずれのネットワークも全指標で首位に立つわけではないとの結果になった。

ビットコインが監査性・所有分布・地理的耐性で最も高いスコアを記録した一方、イーサリアムは各指標で中間的なバランスを保ち、ソラナは分散性を処理性能と合意形成の速さに引き換える設計だと結論づけている。

関連記事:イーサリアム、ポスト量子暗号のハッシュ関数を従来型へ転換方針

イーサリアム財団のドレイク氏が、L1の耐量子コンピュータ暗号で使うハッシュ関数を従来型のSHA2などへ切り替える方針を発表した。セキュリティと開発速度の両立が期待される。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/13 日曜日
11:30
ビットコインPPI上振れで1200万円割れ、FOMCと原油高が焦点|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)は米PPIの上振れや原油高を受け対円で1200万円を割り込み、1190万円台で推移している。目先はFOMCの利上げ判断とクラリティ法案の審議動向が焦点で、下値リスクへの警戒が続く。
09:25
週刊仮想通貨ニュース(9/11)|クラリティー法案審議・8月の相場解説・ETH量子耐性化計画のまとめ
今週は、米クラリティー法案審議、米CryptoRankの月次分析を基にした8月のビットコインなどの仮想通貨相場解説、イーサリアム財団の量子耐性化計画に関する記事が関心を集めた。
09/12 土曜日
14:14
コインベース、ソーシャル機能撤退 ウォレット名を旧称に戻す
米仮想通貨取引所大手コインベースは自己保管型ウォレット「ベースアプリ」の名称を「コインベースウォレット」に戻すと発表した。取引機能を軸とした運営方針への転換に伴うもので、無期限先物や予測市場など取扱い資産の拡大も進めている。
13:45
FTX創業者バンクマン=フリード氏、詐欺罪判決見直しを米最高裁に申し立て
FTX創業者・前CEOのサム・バンクマン=フリード氏が有罪判決の見直しを米最高裁に申し立てた。元顧客への返済が行われたことなどを改めて論拠にしている。
13:20
機関向け融資のクリアプール、XRPレジャーへ事業拡大
仮想通貨の機関投資家向け融資プロトコルClearpoolがXRPレジャーへの事業拡大を提案した。CPOOLをCLEARへ1対1で移行し、リップルも出資を表明している。今後はガバナンス投票で承認の可否が決まる。
11:05
裏付け資産はペイパルのステーブルコイン、ペイパルなど3社が『PYUSDx』始動
ペイパル、M0、ムーンペイの3社は9日、企業が自社ブランドのステーブルコインを発行できる基盤「PYUSDx」を稼働させた。裏付けはPYUSDで、発行体の裁量は広がるが、米ジーニアス法上の位置づけは今後の論点になりうる。
10:05
「ポリマーケットとカルシは無認可運営」欧州証券当局が指摘
欧州証券市場監督局は、ポリマーケットとカルシがEU域内で予測市場を運営する認可を持たず、規制の抜け穴を突いた不正取引の懸念も指摘した。
09:45
トークン化株式は「流通・利用競争」の段階へ移行中=バイナンス・リサーチ
バイナンス・リサーチの分析によると、トークン化株式の取引高は年初来急拡大している。bStocksとロビンフッドが取引高の多くを占めており、DeFiでの活用も進んでいる。
09:30
インドのトークン化社債の実験プロジェクト、3社が計約165億円を調達
インド証券取引委員会は、社債をトークン化するパイロットプロジェクトDemat 2.0を開始したことを発表。すでに3社が計約165億円を調達したという実績も紹介した。
08:25
仮想通貨スカイ価格5倍予想、オフチェーン中央銀行的存在=スタンダードチャータード
米銀行大手スタンダードチャータードがスカイ(旧メイカーダオ)の評価カバレッジを開始し、SKYトークンが2028年末までに現在の5倍の0.325ドルに達すると予想。融資枠拡大が投資家還元を左右する。
06:50
米8月CPI、コア指数が予想上振れ|ビットコインは急伸後反落
米労働省が発表した8月の消費者物価指数はコア指数が市場予想を上回り、FRBの利上げ観測を強めた。仮想通貨ビットコインとイーサリアムは発表後に上昇したものの上値を伸ばしきれず反落した。
06:15
クラリティー法案不成立でも規制明確化へ、コインベースCEOが見方示す
コインベースのアームストロングCEOは、クラリティー法案が不成立でも米規制当局による明確化は確実に進むとの見方を示した。
05:55
メタプラネット、株主意見を踏まえ第10回の潜在株式を41%削減
メタプラネットは第10回新株予約権の対象株式数を696株から410株に変更し、潜在株式数を41.1%削減すると発表した。新株予約権価値約2億2000万米ドルが消失し、完全希薄化後1株当たりビットコインは8.8%増加する。
05:00
メタプラネットが香港子会社設立へ、ビットコイン資産運用体制を強化
日本のビットコイン保有大手メタプラネットは香港に資産運用子会社を設立すると発表した。ビットコイン関連の資産運用機能をアジア地域に拡大し、米国子会社と連携した運用体制を構築する方針だ。
09/11 金曜日
17:32
ビットコイン市場が弱含み、変わらねば調整局面も=アナリスト
アナリストのダークフォスト氏が9月11日、ビットコインの需給動向を分析。現物・先物需要は減速し、機関投資家の指標も悪化。ビットコインETFは2カ月ぶりの大幅流出となり、早期に改善しなければ調整局面もあり得ると指摘した。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧