WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

アップル、悪用疑いのiOS脆弱性を修正 専門家はウォレット窃取を示唆

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 悪用の恐れあるCoreGraphics脆弱性
  • SlowMist幹部はウォレット窃取への悪用を示唆

CoreGraphicsの脆弱性を修正

アップルは28日、iPhoneとiPad向けにiOS 26.7.1およびiPadOS 26.7.1を公開した。画像描画を担うフレームワーク「CoreGraphics」の脆弱性(CVE-2026-86950)を修正したもので、同社はこの脆弱性がすでに攻撃に悪用された可能性があると明らかにした。

同社のセキュリティ情報によると、原因は範囲外書き込み(out-of-bounds write)だ。細工されたファイルを処理すると、任意のコードを実行される恐れがある。境界チェックを改善して対処した。発見者としてMeta Product Securityの名前が記載されている。

アップルは「iOS 27より前のバージョンで、特定の個人を標的とした極めて高度な攻撃に悪用された可能性があるとの報告を把握している」と説明する。攻撃の手口や被害規模は公表していない。対象はiPhone 11以降と、iPad Pro 12.9インチ(第3世代)以降などのiPad各モデル。

関連記事:macOS「画面共有」脆弱性が悪用され不正マイニング被害、アップルは緊急パッチ公開

オランダ当局が、macOSの脆弱性悪用により、侵害端末でプライバシー仮想通貨モネロの不正マイニングが行われていたと報告した。アップル社は8月6日に緊急パッチを公開している。

SlowMistの警告との関連は未確認

仮想通貨業界では、今回の修正をウォレット窃取と結び付ける見方も出ている。ブロックチェーンセキュリティ企業SlowMistのCISO、23pds氏は29日にXへ投稿し、今回の更新は仮想通貨ウォレットの窃取に使われたゼロデイ脆弱性を修正したものである可能性が高いとの見方を示した。

同氏は9月19日、SafariでWebページを開くだけで秘密鍵やシードフレーズが抜き取られる攻撃手法を、闇業者がすでに実現していると警告していた。影響範囲は「iOS 13から26.5(未確定)」としていた。同氏は3月にも、DarkSwordの攻撃プログラムが流出したと注意喚起している。アップルとグーグルから、これらの主張に関する発表はない。

DarkSwordは、米グーグルの脅威インテリジェンスグループ(GTIG)が3月19日に公表したiOS向けの攻撃チェーンだ。iOS 18.4から18.7を対象に6件の脆弱性を連鎖させ、JavaScriptCoreのメモリ破壊を起点にカーネル権限まで奪う。感染後に使われた3種の不正プログラムの一つ「GHOSTBLADE」は、仮想通貨ウォレットのデータも収集対象としていた。GTIGによると、6件はiOS 26.3までにすべて修正されている。

今回修正されたCoreGraphicsの脆弱性は、DarkSwordの6件に含まれていない。アップルは仮想通貨への言及をしておらず、両者の関連は確認されていない。iOS 26系の端末は、設定アプリの「ソフトウェアアップデート」から26.7.1を適用できる。

関連記事:秘密鍵(プライベートキー)とは?シードフレーズとの違い・安全な管理方法を解説

秘密鍵(プライベートキー)とは、ブロックチェーン上の資産を動かすためのデジタル実印です。シードフレーズとの違い、漏洩・紛失時のリスク、ウォレットでの確認手順まで初心者向けにわかりやすく解説します。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
14:20
アップル、悪用疑いのiOS脆弱性を修正 専門家はウォレット窃取を示唆
アップルがiOS 26.7.1を公開し、特定個人を狙う高度な攻撃に悪用された可能性があるCoreGraphicsの脆弱性を修正した。SlowMistのCISOは仮想通貨ウォレット窃取に使われたゼロデイの可能性を指摘したが、アップルは詳細を明らかにしておらず、関連は確認されていない。
14:00
米上院小委員会、イランの影の銀行におけるUSDTの使用を分析
米上院の常設調査小委員会は、仮想通貨とイランのシャドーバンキングネットワークに関するレポートを公開。USDTがシャドーバンキングネットワークで多く使われていたり、テザー社の対応に問題があったりしたことを指摘している。
13:25
金融庁、貿易決済へのステーブルコイン活用実証を支援決定
金融庁は29日、トレードワルツやNTTデータ、みずほ銀行など6社による貿易決済でのステーブルコイン活用実証を、「決済高度化プロジェクト」の支援案件に採択したと発表した。
13:10
「Z世代は若年から投資始める傾向」仮想通貨人気の背景は格差拡大か=グレースケール
グレースケールは、Z世代の平均投資開始年齢が19歳と早く、長い投資期間が仮想通貨への配分余地を広げうると論じた。Z世代は予測市場への関心も高いと報告されている。
11:55
シティ、トークン化預金サービスを日本とUAEに拡大 米ドル24時間決済
米シティグループは29日、トークン化預金を用いた法人向け決済サービス「シティ・トークン・サービス」を日本とUAEへ拡大したと発表した。許可型ブロックチェーン上で24時間365日の資金移動を可能にし、展開先は計7市場となる。
11:45
チェーンリンクの新標準『CCIP2.0』始動、トークン化資産の移転を高速化
チェーンリンクは28日、相互運用プロトコルの大型アップグレード版「CCIP2.0」の稼働開始を発表した。検証機能の追加やコンプライアンス対応の強化により、機関投資家のトークン化資産移転を後押しする狙いだ。
11:00
コインベース、トークン化TCG市場に参入
コインベースは29日、実物のトレーディングカードをトークン化して扱う新サービスを近く提供すると発表した。保管か現物発送を選べる仕組みで、拡大するトークン化TCG市場への参入として投資家の関心を集めている。
10:15
アポロ、AIエージェントで銀行取り付け騒ぎに警鐘
米資産運用大手アポロのチーフエコノミストは、AIエージェントによる家計預金の自動移動が銀行の低コスト預金を減らし、金融システムに影響し得ると警鐘を鳴らした。投資家には預金流出リスクへの目配りが求められる。
09:42
ハッキング受けたビットゲット、出金を段階的に再開|セキュリティを強化
仮想通貨取引所ビットゲットが不正流出被害後、出金を段階的に再開している。攻撃経路の特定やセキュリティ強化策についても報告した。
08:25
Japan Smart Chainが改称、ステーブルコイン決済インフラ事業へ転換
AltX Research株式会社は「Japan Smart Chain」をMIZUHIKIに改称し、ステーブルコイン決済インフラ事業へ転換すると発表した。メインネットも公開し、複数自治体で給付金基盤のPOCが決定した。
08:10
シティとコインベース、決済事業で協業拡大
金融大手シティと仮想通貨取引所コインベースは、決済事業の協業拡大を発表。ステーブルコインと法定通貨の両替を自動化する機能を提供することなどを説明した。
08:05
Bybit、フランクリン発行のトークン化ファンドを機関担保資産に採用
バイビットとフランクリン・テンプルトンが戦略的提携を発表した。機関投資家はフランクリン発行のトークン化ファンド株式をBybitの取引担保資産として活用できるようになる。
06:55
デファイ・デベロップメント、ソラナ保有量254万に到達 6週で約10%増加
デファイ・デベロップメントは9月28日、仮想通貨ソラナ保有量が253万8010SOLに達したと発表した。8月12日の決算発表以降、6週間で約10%増加している。
06:40
老舗ブロックチェーンドットコム、IPOで5億ドル調達検討
仮想通貨大手ブロックチェーンドットコムが新規株式公開(IPO)を検討しており、5億ドルの調達を目指す。評価額は40億〜60億ドルとされ、ビットコイン相場の回復を背景に上場機運が再び高まった。
06:20
国税庁の新システム『KSK2』稼働、AI分析で仮想通貨の申告漏れ把握へ
国税庁の次世代システム『KSK2』が稼働を開始し、仮想通貨取引データもAI分析の対象に含まれやすくなった。投資家は年間取引報告書の管理と正確な申告が一段と重要になる。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧