- 合併後の資本金は53億円の見込み、出資比率は維持
- ステーブルコイン発行とカストディを1社で提供へ
信託・カストディの知見をSBI新生信託銀行に集約
SBIホールディングス(SBIHD)とSBI新生銀行は29日、傘下のSBI新生信託銀行とSBIクリアリング信託を12月31日付で合併すると発表した。SBI新生信託銀行を存続会社とする吸収合併で、円建てステーブルコイン「JPYSC」の発行体に、暗号資産の信託業務を手がけてきた会社を統合する。
SBIグループは、現実資産(RWA)のトークン化と、オンチェーン上の取引・決済の広がりを「不可逆な社会的潮流」と位置付ける。今回の合併で両社の信託・カストディのノウハウを1社に集め、SBI新生信託銀行をグループのデジタル金融の中核に据える。ステーブルコインの発行に加え、各種デジタルアセットやトークンのカストディ提供も進める方針だ。
カストディとは、顧客に代わって資産を保管・管理する業務を指す。暗号資産やトークン化された資産では、秘密鍵を含む資産の安全な管理が求められる。
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JPYSCとはSBIグループが発行した国内初の信託型円建てステーブルコイン。JPYCとの違いは発行主体と上限制限なしの大口対応。第3号電子決済手段としての仕組み、対応チェーン、リスクをCoinPost編集部が解説します。
暗号資産信託とJPYSCの実績
SBIクリアリング信託は2023年7月、暗号資産(現物)の信託の引き受けを始めた。SBIによると、国内の信託会社として初めての取り組みだった。
SBI新生信託銀行は2026年6月にJPYSCの発行を開始し、流通はSBI VCトレードが担う。発表資料によると、信託銀行が裏付け資産を管理する円建てステーブルコインの発行は国内初(6月24日時点、各社調べ)。
JPYSCは資金決済法上、信託型の3号電子決済手段に位置付けられる。SBIは大口送金への対応や送金コストの削減を見込み、米ドル建てなど他通貨のステーブルコインとの交換を通じた海外での利用も視野に入れる。
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三井住友FGとSBIホールディングスがステーブルコインの活用で資本業務提携すると日経が報じた。出資先はSBIとスターテイルの合弁会社。円建てステーブルコインJPYSCや3メガ銀の共同発行など、両社の取り組みを整理する。
合併条件と合併後の体制
合併の効力発生は、金融庁と関東財務局の認可取得が前提となる。SBIクリアリング信託の唯一の株主であるSBIHDには、SBI新生信託銀行の普通株式1万3,000株が交付される。
存続会社の商号や代表者、所在地は変わらない。出資比率もSBI新生銀行51%、SBIHD49%のままで、3月に公表した株式譲渡で固まった構成を引き継ぐ。資本金は50億円から53億円に増える見込みだ。



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