はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

リアルインベスターZ:角川ドワンゴ学園「N高」が投資部設立、特別顧問に村上世彰氏

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

角川ドワンゴ学園の「N高」が投資部設立
N高は22日、投資部の設立を発表した。人気漫画「インベスターZ」とコラボするほか、学生による東証上場銘柄への投資実績について特別顧問の村上世彰氏からフィードバックを受けることが出来るなど、実践的な投資教育を目指す。

角川ドワンゴ学園の「N高」が投資部設立

角川ドワンゴ学園・N高等学校(N高)は22日、「N高投資部」の設立を発表した。

N高投資部の公式サイトによれば、N高投資部は、高校生の時期から株式投資に挑戦することで、社会の仕組みや経済動向を学び、本気で株式投資に向き合える人材を育成する部活動だ。

投資部の部員は、特別顧問である「村上世彰」氏が創設した一般財団法人村上財団(以下、村上財団)から提供される運用資金を元手に、投資行為に挑戦。投資の運用方針やその結果に対するフィードバックを同氏から定期的に受けることで、投資に活かせる「判断力」や「論理的思考力」を、実践的かつ効果的に培うことが出来るとしている。

関係者の発言

村上氏は、通産省(現・経産省)を経て独立、国内最大級のファンドを運営するなどの経歴を持つ大物投資家として知られる。今回、N高投資部の特別顧問に就任した経緯として、

新たに「お金の教育」に目を向け、実際の株式投資を通して”生きた金融教育”を提供する「投資部」を設立するというチャレンジに共感した。

と述べている。

また、今回の企画とコラボしている人気投資マンガ「インベスターZ」の原作者であり、「ドラゴン桜」などの代表作でも有名な三田紀房氏は、個人的な見解だと前置きした上で、以下のように語った。

今の(多くの)日本人の投資スキルは、だいたい中1レベルだと思う。

なぜなら、日本の学校では、投資について学ぶ機会がほとんどない。インベスターZでは、読み進むにつれて、投資や経済の知識を学べる内容になっている。現実に投資部が誕生し、高校生の内から投資にチャレンジする機会があるのは素晴らしいこと。

同マンガは、中学1年生の主人公が投資を行うというストーリーで、私立学園の投資部に入り、学校の運営費を投資で稼ぎ出していくというもので、株式や仮想通貨の個人投資家にも幅広く親しまれている作品だ。

学校法人角川ドワンゴ学園理事の夏野 剛氏は、次のように述べた。

いま、日本に存在する約1800兆円もの個人金融資産のうち、株式市場に出回っているのはわずか10%強だ。もし、もっと多くの資金が株式市場に出回れば、日本経済は今まで以上に活性化する。昔の金融教育で「貯蓄の大事さ」と説いていたことも背景にある。

将来を豊かに暮らせるかは、自身の考え方や能力に大きく左右される。 N高ではそのような背景を踏まえ、早期から投資マインドを持つ人材を育む重要性を鑑み、投資部を設立した。若い投資家が増え、日本の企業が元気になれば、日本全体も元気になる。

投資対象は東証上場銘柄のみ

投資対象は、仮想通貨投資ではなく株式投資のみので、運用資金として村上財団から提供された20万円をもとに、「東京証券取引所上場銘柄」の株を運用する。損失額の返済義務がない一方で、最終結果報告月に利益が出た場合は、部員のものになるという。

NE高生徒による投資方針や運用結果等レポートなどを元に、特別顧問の村上氏から資産運用に関する貴重なフィードバックを受けられるほか、提携先の「すうがくぶんか」社から投資に活かせる統計学の指導も行い、株式市場を取り巻く社会動向をデータから分析・把握する眼を養うという。

現時点では、新しい資産クラスでボラティリティの高い「仮想通貨」は投資対象外となるが、2017年のビットコインなどの仮想通貨バブルをきっかけに投資に興味を持ったという入部希望者もおり、将来的には「ビットコインETF」など関連金融商品などに投資対象を広げることもありえるかもしれない。

学校法人角川ドワンゴ学園 N高投資部:公式サイト

CoinPostの関連記事

米株投資でリーマンショック以来最大のリスクヘッジ率、ビットコイン需要急拡大の背景に注目
急落する国際株式市場と、急騰する仮想通貨市場の関係性に高い関心が集まっている。新債権王が「BTC市場と株高」に独自の見解を示したほか、全米で放映中のCMの影響も相場を後押しした。
国内景気は不況を示唆する「リセッション」にあるのか?内閣府が基調判断を下方修正|仮想通貨ビットコイン市場への影響を探る
日本政府が発表した「景気動向指数」が、3ヶ月連続で悪化した。リセッションが深刻化すると恐慌に陥るとされるが、世界的金融危機など地合い悪化時の仮想通貨市場への影響を探る。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/16 日曜日
16:22
金融庁、暗号資産105銘柄の「金融商品」扱いを検討 金商法適用へ=報道
金融庁は暗号資産に金融商品取引法を適用し、交換業者が取り扱う105銘柄に情報開示とインサイダー取引規制を導入する方針。税率は最大55%から株式と同じ20%への引き下げを検討。2026年の通常国会で改正案提出を目指す。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、XRP現物ETFの米上場や世界初のZcash保有企業の91億円調達など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナ、ジーキャッシュといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン、下値余地残すも反発は時間の問題か|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC相場は1530万円周辺で推移。米政府機関閉鎖解除後もハイテク株軟調で上値重い展開。12月FOMC前の経済指標不足が懸念材料に。一方、STH損失レシオが95%超となり売られ過ぎの水準。オプションOI分析では9.5万ドルがターゲットに。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米史上最長の政府閉鎖終了に高い関心
今週は『金持ち父さん貧乏父さん』著者ロバート・キヨサキ氏によるビットコイン・金・銀の価格予想、堀田丸正のBitcoin Japanへの社名変更、米政府の閉鎖終了に関する記事が関心を集めた。
11/15 土曜日
13:55
続落するイーサリアム、長期保有者が1日4.5万ETH超を売却=グラスノード
グラスノードによると、イーサリアムの3年から10年保有者が1日あたり平均4万5000ETH超を売却している。イーサリアム現物ETFも13日に2億6000万ドルの純流出を記録し売圧を高めている。
13:20
リミックスポイント決算発表、仮想通貨評価益で売上高が大幅増加
リミックスポイントが2025年4~9月期決算を発表した。仮想通貨評価益で売上高が大幅増加している。同社はビットコイン、イーサリアムなどの仮想通貨を財務資産として蓄積している。
13:00
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者、ステーブルコインの展望を語る|CoinPostインタビュー
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者ニシント・サンガヴィ氏がCoinPostの独占インタビューに応じ、ステーブルコイン決済戦略の拡大、CBDCとの共存、米国ジーニアス法の影響について詳しく語った。4つのステーブルコインと4つのブロックチェーンをサポートし、2億2,500万ドル超の決済を実現。今後5年間のアジア太平洋地域におけるデジタル通貨の展望と、Visaが果たす役割について解説。
11:15
テクノロジー大手アリババが預金トークン決済を開発 中国当局のステーブルコイン懸念に対処か
中国アリババが預金トークン決済システムを開発している。当局によるステーブルコイン規制を回避することも背景とみられる。AI活用サービスも発表した。
10:30
ビットコイン急落、45日ルール通過とFOMC利下げ見送り観測で売り圧力が最大化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは足元で強い売り圧力に晒されているが、ヘッジファンドの45日ルール通過により解約売りの終了が期待される。ビットコイン長期保有者が直近1カ月で12兆円相当のBTCを売却したことは心理を悪化させていた。
09:50
トランプ一族関連のアメリカン・ビットコイン、売上高99億円に増加 決算発表 
トランプ一族の仮想通貨マイニング企業「アメリカン・ビットコイン」が2025年7~9月期決算を発表した。前年同期比で黒字転換し、ビットコイン保有量は4,090BTCに到達している。
09:35
ジャック・ドーシーのCash App、ステーブルコイン決済機能を導入
決済アプリのキャッシュアップがステーブルコインの送受信機能を含む11の新機能を発表した。ライトニングネットワークを使用したビットコイン決済機能も拡充している。
08:50
ソニー銀行の米銀免許申請、通貨監督庁にICBAが否認を要求
ソニー銀行が米国で信託銀行の国家免許を申請したことについて、米組織ICBAが強く反対すると表明。通貨監督庁に書簡を送付して反対理由を説明し、ソニー銀行の申請を認可しないように要求した。
07:45
バイナンス、ブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」を取引担保として受け入れ
仮想通貨取引所バイナンスがブラックロックの「BUIDL」を取引所外担保として統合した。BUIDLはBNBチェーンで新シェアクラスも立ち上げる。
06:50
ビットマイン、45億円相当のイーサリアムを追加購入 新CEOにHSBC元幹部を任命
ビットマインが3000万ドル相当の仮想通貨イーサリアムを追加購入した。同社は新CEOにHSBCアジアTMT投資銀行部門の元責任者を任命した。
06:25
ビットコイン長期保有者が1カ月で12兆円相当BTCを売却、初期投資家も2400BTCを取引所へ送金
ビットコインの長期保有者が過去1カ月で約81万5,000BTCを売却し、2024年1月以来の高水準となった。初期保有者のオーウェン・ガンデン氏も2400BTC以上を売却している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧