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イーサリアム(ETH)は今後どうなる?2026年価格予想・将来性まとめ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イーサリアムは今後どうなる?

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)は2025年8月に史上最高値4,946ドル(約71万円)を更新した後、調整局面に入りました。2026年4月現在は約2,089ドル(約29万円)前後で推移しており、ATHから約57%の下落が続いています。

ただし、構造的な上昇材料は依然として健在です。2025年5月の「ペクトラ」・12月の「フサカ」という2度の大型アップグレードでネットワーク性能が飛躍的に向上。企業によるETH戦略保有はBitMineが447万ETHを超え、ブラックロックのETFが約150万ETHを保有するなど、機関マネーの定着が進んでいます。スマートコントラクト市場の中核インフラとして、「利回りを生む金融資産」への転換が加速しています。

現在価格(2026年4月9日時点)
$2,089〜
約29万円(1ドル≒140円換算)
史上最高値(2025年8月)
$4,946
約71万円
時価総額
約$2,520億
世界第2位の暗号資産

イーサリアム上昇を支える5つの注目材料

ペクトラ・フサカ・次期Glamstadamアップグレード

2025年に2度の大型アップデートを完了。2026年予定のGlamstadamでは並列処理とプライバシー強化を実装予定。

ステーキング対応ETFへの進化期待

ブラックロックがSECとステーキング機能追加を協議中。承認されれば年2.5〜4%の利回り付きETFが誕生し機関需要が急拡大。

企業によるETH戦略保有の急増

BitMineが447万ETH超、SharpLinkが52万ETH超を保有。JPモルガンがETH上でMMFを展開するなど金融機関の採用が加速。

RWA・DeFi・L2エコシステムの成長

DeFi TVLが2025年に15兆円を突破。RWAは120億ドル超がETH上で発行。L2のネットワークが銀行・決済機関に採用され始めている。

ETH/BTC比率の底打ち・平均回帰期待

2025年5月にETH/BTCが2019年以来の「極端な過小評価ゾーン」に到達。過去同様の局面後はETHがBTCを大幅アウトパフォームしてきた。

各務貴仁
記事の監修
各務 貴仁 @coinpost_kagami
代表取締役CEO/株式会社CoinPost
2017年CoinPost創業。2023年WebX立ち上げ。Wave3・SUDACHI Tech展開、法人向け暗号資産アナリスト。
🏛 経済産業省 Web3.0・ブロックチェーン活用デジタル公共財構築実証事業 有識者委員(2024年)

2025〜2026年のイーサリアム相場を振り返る

2025年のイーサリアムは、大幅調整・歴史的アップグレード・史上最高値更新という激動のサイクルを経験しました。年初の3,000ドル台からスタートしたものの、2月のBybit大規模ハッキング(ETH401,346枚流出)で急落。しかし5月の「ペクトラ」アップグレード後に一週間で約50%急騰し、8月には史上最高値4,946ドルを達成しました。

2025年2月

Bybitがハッカーによる不正アクセスで401,346 ETH(約14億ドル相当)が流出。ETH価格は一時25万円台まで急落。2025年Q1は-45.2%の大幅下落を記録(歴代2位の下落幅)。

2025年5月7日

「ペクトラ(Pectra)」アップグレード完了。マージ以来最大の技術更新。EIP-7251によりバリデータ最大ステーク量を32ETH→2,048ETHに拡張。ステーキング効率・L2スケーラビリティが大幅向上。

2025年5月〜8月

ペクトラ後に1週間で約50%急騰。ETF資金流入が急加速(累計純流入93.5億ドル)。ETH/BTC比率が2019年以来の最低水準から急反発し、アルトシーズンの先触れとなった。

2025年8月

史上最高値4,946ドル(約71万円)を記録。FRBの利下げ期待・ETF資金流入・企業による大規模保有の増加が重なりATH更新。DeFi TVLは15兆円を突破し金融インフラとしての地位が確立した。

2025年10〜11月

高値71.8万円付近から急反落。トランプ関税ショックや利下げ期待後退を受け、過去最大規模のフラッシュクラッシュが発生。54.2万円ラインを下抜けて下降トレンドに転換。

2025年12月3日

「フサカ(Fusaka)」アップグレード完了。PeerDASを導入し、L2のデータコストを60〜90%削減。L2の取引コストが0.01ドル未満に低下し、エコシステム拡大の技術基盤が整備された。

2026年Q1

2026年1月から約-38%で年初スタート。$1,850〜$1,950がサポートとして意識され、3月には$2,000回復。底値固めの局面。4月9日現在は約$2,089。

*CoinPostからの申込限定、500円以上の暗号資産の購入者が対象

イーサリアム相場を支える3つの中核要因

要因 1ETF進化とステーキング報酬:「利回り付き資産」への転換

2024年7月の現物ETF上場以降、イーサリアムETFへの資金流入は着実に拡大し、累計純流入は2025年8月時点で93.5億ドル(約1.4兆円)に達しました。ブラックロックのiShares Ethereum Trust(ETHA)は約150万ETHを保有しており、機関投資家向けの窓口として定着しています。

さらに、ブラックロックがSECとステーキング機能の追加を協議中であることが大きな注目を集めています。承認されれば、年2.5〜4%の利回りを提供する「利回り付きETF」として、従来の株式・債券ETFと同等の位置付けで機関投資家に組み入れられる可能性があります。2025年5月のペクトラアップグレードにより、ブラックロックのような大口保有者でも効率的にステーキングできる技術基盤が整いました。

要因 2企業・機関によるETH戦略保有の急拡大

2025年、イーサリアムを財務資産として保有する企業が世界的に急増しました。ETFや戦略的準備金として保有されるETHは2025年末時点で350億ドル(約5.5兆円)超に達しています(SER.xyzデータ)。

主要企業のETH保有状況(2026年4月時点)

企業・機関保有量・計画特徴・戦略
BitMine Immersion
NYSE上場
447万ETH超
約$9.9B
最終的にETH供給量の5%保有を目標。業界最大規模のトレジャリービジョン
SharpLink Gaming
NYSE上場
約52万ETHLineaに約255億円相当を配置し機関級DeFi戦略を展開。年率最大9%の収益を目指す
ブラックロック ETHA
ETF
約150万ETH
約$40億超
iShares Ethereum Trust。ステーキング機能追加を申請中
ファンダメンタル・グローバル(FGF)最大$50億規模
購入計画
将来的にネットワークの10%保有を目標。機関投資家向けの最大規模計画の一つ
JPモルガン
金融機関
ETH上でMMF展開マネーマーケットファンドをイーサリアム上で運用。大手銀行の本格採用が始動

Consensys CEOのジョセフ・ルービン氏(イーサリアム共同創設者)によれば、サウジアラビア・UAE等の政府系ファンドとETHを活用した金融システム構築について協議中とのことです。

要因 3L2・RWA・DeFiエコシステムの実需拡大

バーンスタイン(Bernstein)は、イーサリアムの価値向上を支える3つの構造的要因を指摘しています。

  • ステーブルコインと証券のトークン化:StripeやMetaといった大手企業がステーブルコインに注力。RWA(現実資産)のトークン化が加速し、2025年末時点でETH上に約120億ドルの実物資産が発行されています。
  • L2(レイヤー2)の成長:コインベースのBaseをはじめとするL2が収益を上げ、ETHのガス代需要・バーンが増加。フサカ後にL2コストが60〜90%削減され、銀行・決済機関がL2を実用採用し始めています。
  • 機関投資家のポジション調整:過去12〜18ヶ月間BTCロング・ETHショートのヘッジファンドポジションが、ステーブルコイン普及やL2採用が進む中で正当化されにくくなり、巻き戻しが進行中です。

*CoinPostからの申込限定、500円以上の暗号資産の購入者が対象

イーサリアムのアップグレードロードマップ

イーサリアムは年2回のアップグレードサイクルを確立しており、着実な技術進化を続けています。各アップグレードは価格形成にも直接影響を与える重要なカタリストです。

🔧 ペクトラ(Pectra)
2025年5月7日
✅ 完了
  • EIP-7251:バリデータ最大ステーク 32→2,048ETH
  • EIP-7702:EOAアカウント抽象化
  • ステーキング効率・UX・L2スケーラビリティ向上
  • 直後に1週間で約50%急騰のカタリストに
🔧 フサカ(Fusaka)
2025年12月3日
✅ 完了
  • PeerDAS(ピアーDAS):L2データコスト60〜90%削減
  • L2取引コストが0.01ドル未満に低下
  • 大手銀行・決済機関のL2採用が本格化
  • TVL・ユーザー数増加が今後数ヶ月で顕在化見込み
🚀 グラムスタダム(Glamsterdam)
2026年中を予定
🔄 準備中
  • 並列処理(Solana型パラレル実行)の導入
  • ePBS(ブロック作成者と提案者の役割分離)
  • 多次元ガス価格設定
  • ZK-EVM段階的導入ロードマップの開始

イーサリアム将来価格予測:機関・アナリスト(2026年4月更新)

イーサリアムの将来価値を見通すうえで重要なのは、スマートコントラクト市場の成長とネットワーク収益に基づく価値蓄積の構造です。ARK Investはスマートコントラクト市場が2030年までに5.2兆ドルに達し、年間4,500億ドル超のネットワーク手数料を生み出す可能性があると予測しています。

予測機関・アナリスト予測価格予測時期主な根拠
VanEck
「ETH 2030 Price Target」
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$22,000
強気:$154,000
弱気:$360
2030年 スマートコントラクト市場からの収益シェアを基本70%で試算。2030年には年660億ドルのフリーキャッシュフローを想定。ターゲット市場総額15.2兆ドル(FBP・MASG・インフラ・AI)
EMJ Capital
エリック・ジャクソン氏
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$10,000〜
$15,000
今サイクル内 ①ステーキング対応ETFの上場期待、②流通量の減少と需給逼迫、③L2・RWA需要増→手数料バーン。ETHを「利回りを生む金融資産(プロダクティブ・アセット)」と定義
スタンダードチャータード銀行 $7,000〜
$9,000
2026年前半 機関投資家の資金流入加速・ステーキングETF承認シナリオ
Finder専門家パネル
(複数アナリストの平均)
$6,100 2026年 機関投資家のポジション調整・ETFフロー・アップグレード効果の複合評価
ARK Invest
「Big Ideas」シリーズ
$5.2兆ドル市場
(ETH単体予測ではなく市場規模)
2030年 スマートコントラクト市場全体が5.2兆ドルに成長し、年間4,500億ドル超のネットワーク手数料を創出。ETHがその主要基盤であり続ける前提

📌 VanEckの2030年 3つのシナリオ詳細

  • 弱気($360):市場シェア15%想定。競合チェーンの台頭やガス代高騰がエコシステムを縮小させるシナリオ。
  • 基本($22,000):市場シェア70%。RWA・DeFi・L2が現在のトレンド通り成長し、ETHが主要基盤を維持。
  • 強気($154,000):市場シェア90%。機関投資家・国家・企業の備蓄が加速し、金融インフラとして圧倒的なシェアを獲得するシナリオ。
🟢 強気派の共通見解

ステーキング対応ETFの承認とL2・RWAの実需拡大がダブルでカタリストになるとの見立て。EMJ CapitalのジャクソンCEOは「ETHはもはやデジタルオイルではなく、利回りを生む金融資産」と評価し、今サイクルで1万ドル到達を予想。スタンダードチャータードも機関資金流入加速により2026年前半に7,000〜9,000ドルの可能性を指摘する。

🔴 リスク要因

ソラナなど競合チェーンへの開発者・資金シフト、ETH/BTC比率の長期劣後、Bybitのような大規模ハッキングによる需給悪化、グレースケールのETHEからの資金流出圧力の再燃などが主なダウンサイドリスク。ステーキングETFの承認が遅れた場合、短期的な価格カタリストが減少するリスクもある。

よくある質問(FAQ)

2026年4月時点でイーサリアム(ETH)は約2,089ドル(約29万円)前後で推移しています。2025年8月に記録した史上最高値4,946ドルから約57%の調整が続いていますが、$1,850〜$1,950のサポートラインで底打ちの兆しも見られています。
イーサリアムの史上最高値は2025年8月に記録した4,946ドル(約71万円)です。2025年5月のペクトラアップグレード後に急騰し、ETF資金流入や機関投資家参入の加速が後押しした結果、旧ATH4,878ドル(2021年11月)を更新しました。
VanEckは2030年の基本シナリオで22,000ドル、強気シナリオで154,000ドルを予測しています。EMJ Capitalは今サイクル内で10,000〜15,000ドルに達すると予想。スタンダードチャータードは2026年前半に7,000〜9,000ドルの可能性を指摘しています。いずれもステーキングETFの承認とL2・RWAの実需拡大を主要なカタリストと見ています。
ペクトラ(Pectra)は2025年5月7日に実施されたマージ以来最大のアップグレードで、バリデータの最大ステーク量を32ETHから2,048ETHに拡張しステーキング効率を大幅に向上させました。フサカ(Fusaka)は2025年12月に完了し、PeerDASという技術によりL2のデータコストを60〜90%削減。L2の取引コストが0.01ドル未満に低下し、銀行や決済機関の採用を後押ししています。
はい。主なリスクとして、①価格変動が大きく2025年だけでもATHから-57%の調整が発生していること、②ソラナなど競合チェーンへの開発者・資金シフト、③2025年2月のBybitハッキング($15億流出)のような大規模セキュリティインシデント、④ステーキングETF承認の遅れ、⑤地政学リスクや規制の不確実性などが挙げられます。余裕資金の範囲内で分散投資することが重要です。

まとめ

2026年4月時点のイーサリアム(ETH)相場まとめ:

  • 現在価格は約2,089ドル(約29万円)。2025年8月のATH4,946ドルから57%の調整局面。
  • ペクトラ(2025年5月)・フサカ(2025年12月)の2大アップグレードが完了し技術基盤は大幅強化。次期Glamstadamも準備中。
  • BitMineの447万ETH・SharpLinkの52万ETHなど企業の戦略保有が急拡大。ブラックロックのETFが150万ETH保有。
  • VanEckが2030年基本シナリオで$22,000、EMJ Capitalが今サイクルで$10,000〜$15,000を予測。
  • ステーキング対応ETFの承認が実現すれば、利回り付き金融資産として機関需要が急拡大する可能性。
⚠️ リスクに関するご注意:イーサリアムは価格変動が大きく、ソラナ等の競合チェーン台頭・規制リスク・セキュリティインシデントにより相場が急変する可能性があります。投資は自己責任で行い、余裕資金の範囲内で分散投資することを推奨します。暗号資産は元本保証のない高リスク商品です。

日本の投資家にとって重要な点として、片山金融相が2026年3月のインタビュー「暗号資産への20%分離課税を2028年施行へ」と言及しており、実現すれば国内のイーサリアム投資に大きな追い風となります。

*CoinPostからの申込限定、500円以上の暗号資産の購入者が対象

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