- ビットコイン価格は2020年3月には91,000ドルに?
- Fundstrat Global Advisorsの研究責任者のTom Lee氏は、2020年の3月までにビットコインの価格は91,000ドル(960万円)に達するとの見込みを示しました。
ビットコインの価格は2020年3月には91,000ドルに達する
Warren Buffettはかねてよりビットコインに関して遺憾を示しており、 Allianz Global Investorsのグローバル経済戦略担当責任者であるStefan Hofrichterは、ビットコインの価値は将来的に0に落ちる可能性があるとさえ発言しました。
そんな中Fundstrat Global Advisorsの研究責任者のTom Lee氏は、2020年の3月までにビットコインの価格は91,000ドル(960万円)に達するとの見込みを示しました。
同時にFundstrat社とLee氏はビットコインの短期的、長期的なトレンドを可視化するのに役立ちそうなデータベース、統計情報、そしてグラフをまとめて作成、発表しています。
この中には、ビットコインのマイニングコストや、毎時、毎日、毎月あたりの取引トレンドとテクニカル分析を含んでいます。
Lee氏はBitcoin Misery Index、通称BMIの値を示し、一週間ちょっと前は過去八年間で二番目に低かったことを紹介しました。BMIは天邪鬼な指標であり、BMIの値が低いほど、ビットコンの値段が上昇する傾向が高いことを意味しています。
長期的な成長のための、短期的な痛み
Lee氏と彼のチームは、2010年以降ビットコインが70パーセント以上下落した際の状況を示す新しいグラフを発表しました。これまでの三回の下落のあとは大幅な値段の上昇を記録しており、その上昇率は同世代の他のどんな資産による収益も覆い隠すほどの規模と言ってよいでしょう。
ビットコインのチャートは対数目盛を採用しているため、ビットコイン価格の値動きは線形目盛でチャート化された時と同じように見えるわけではありません。
これに加え、Lee氏のレポートはFundstrat社がより信頼性の高いデジタル通貨に注力するという戦略を取っていくことを示しています。
これは、大きな企業や組織が、1500を超える仮想通貨のうちごくわずかにのみ投資を行っていくことで、仮想通貨はふるいにかけられ、大規模な淘汰が発生するという私の個人的な考えにもマッチするものです。
リスクに対する警戒を忘れずに
ここで、仮想通貨取引に関する三つの重要なカギを復習しましょう。
一つ目は、先ほどの例のようなグラフを用いれば絶対に大丈夫だ、というわけではないということです。
なぜなら、過去に起こった価格変動のトレンドは、(たとえそれがどれだけ注目せずにはいられないものであったとしても!)、それ自体未来に起こることを予言するものでは全くないからです。
二つ目、仮想通貨はとてもリスクが高い、ということ。
この世には仮想通貨の値動きに対してネガティブな影響を及ぼし、そして実際に価格を下げうるような勢力がいくつもあります。事実、SEC、米国証券取引委員会が先日発表した声明によってビットコインは一週間の間に2000ドルも下落しました。
最後に胸にしまっておいて欲しいのは、これまでに貴方が得た成果は、今後も収益を上げ続けられるということを何一つ保証しないということです。
RSIとMACDは”売られすぎ”を示唆
Lee氏のBMI指標の方が既存のRSI(Relative Strength Index)やMACD(Moving Average Convergence/Divergence)などの指標より役に立つでしょう。なぜなら、BMIにはLee氏の解析を基にした、いくつかの追加的な情報が付与されているからです。
また、長い取引歴をもつ有価証券などに比べ、仮想通貨の取引データはRSIとMACDを用いて解析するにはには未だ歴史が浅すぎるのかもしれません。
とはいえ、以下のグラフの頂点部分を示すRSI、および底の部分であらわされるMACDは、ビットコインは現状”やや売られすぎ”の状況にあると示しています。
Chart Shows Bitcoin Hitting $91,000 By March 2020
Mar 17, 2018 by Chuck Jone
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