- Twitter CEOのビットコインに対する発言
- Twitter が、FacebookやGoogleに続き、仮想通貨関連の広告を廃止するのではないかと噂されている中、Twitter のCEOである Dorsey氏はThe Timesに対しビットコインが将来の共通通貨になると予想していることを明らかにしました。
- ビットコインの現状と今後
- 現時点で、ビットコインは、実用的な通貨からは程遠いとされていますが、多くの人々が所有することによって、その問題は徐々に解決されていくだろうと示唆されています。
ビットコインは10年以内に世界共通通貨になる
3月21日に、TwitterのCEO及び、Squareの共同創業者であるJack Dorsey氏(以下、Dorsey氏)は、The Times に対して以下のように述べました。
「最終的には、世界で統一された単一の共通通貨が台頭し、同様にインターネット上でも単一の共通通貨が使用されるでしょう。そして、私は個人的にその通貨がビットコインになるのではないかと考えています。」
つい先日、FacebookやGoogleが、仮想通貨関連の広告の廃止したように、Twitter もこの2社に続き、仮想通貨関連の広告を廃止するのではないかという噂が巷で流れていた中、このTwitterのCEOの発言は衝撃を与えました。
CoinPostの参考記事
そして彼は、これは「10年ほど、もしくはそれ以前」に実現するのではないかと予想しています。
Dorsey氏は、2009年にアメリカで携帯決済会社Squareを共同創業しました。
Squareは、携帯やタブレットのイヤフォンジャックに、白い四角のデバイスを差し込むだけでカード決済を可能にする画期的なサービスです。
そして、1月中旬にSquare社の携帯決済アプリ“Cash”は、アメリカのほとんどの州で、ビットコインの売買を開始したことも、彼のビットコインへの期待を反映していると言えるでしょう。
ビットコインの現状と今後
2009年に誕生したビットコインは、この9年で急激に成長し、2017年の始めに10万円ほどであったその価格は、2017年の12月には200万円を超えるほどになっていました。
その急激な需要の増加ゆえに、ネットワークの遅延や、手数料の高騰が問題となっており、Dorsey氏も現状のビットコインを「遅くて、コストがかかる」と認めています。
しかし、それは現時点でのビットコインの評価であり、将来的にその評価は覆されることがDorsey氏によって以下のように示唆されています。
「多くの人がこの通貨を所有することで、そのような問題は無くなるでしょう。実際、ブロックチェーン外で機能する新しい技術も台頭してきており、(その通貨は)より使用しやすくなるでしょう。」
そのブロックチェーン外で機能する新しい技術は、ライトニングネットワークと呼ばれ、”スケーラビリティ問題を含む様々なビットコインの問題を改善する可能性”があるとして注目されています。
そして、先週Dorsey氏は、ライトニングネットワークの開発を担うLightning Labs に$250万(約2.5億円)を出資した投資家達の1人であることを明らかにしました。
さらに、「ビットコインは、私達にとって単なる売買の対象で終わるものではありません。私達は、これが業界を革新する技術で、一刻も早く理解を深めたいと考えています。」と追加されています。