- リップルの有用性
- XRPレッジャーとXRPを利用することで、国際的な銀行業務を行う際に発生するノストロ・アカウントの維持費を省くことができ国際送金経費の60%ほどを省けるとして、グローバル決済サービスや国際送金における活躍が見込まれます。
- XRP市場分析
- これからXRPの価格が上昇するためにはXRPレッジャーのフレームワークだけでなく、トークンの有用性を向上させる必要があると投資企業BKCMの創立者兼CEOのBrian Kelly氏は考えています。
米国の投資企業BKCMの創立者兼CEO Brian Kelly氏(以下 Kelly氏)は、CNBCの番組で、投資者たちはRippleの全体像を見逃していると、XRPレッジャーとXRPに関して、潜在的有用性をまとめました。
決済サービスにおけるリップルの実用性
グローバル決済サービス業はとてつもなく巨大です。
国々の間での決済や国際的銀行システムの進展は潜在需要を増やしてきて、Kelly氏によれば、内部決済市場だけで155兆ドルにも及び、それだけの金額を送金するには、およそ310億ドルの経費がかかるそうです。
リップルの核心的目的として、即時グロス決済システム・外国為替サービス・送金ネットワークと掲げています。
リップル社のCEOであるBrad Garlinghouse氏とその開発チームは銀行における国際送金経費の60%ほど省ける、決済業においての潜在的有用性を有すると見込んでいるようです。
しかし、この巨大な利点を享受するためには、銀行側がXRPレッジャーとXRPの枠組みを利用しなければならないようです。
ノストロ・アカウント(当方勘定)調整の経費節約
ノストロ・アカウントとは、銀行間取引での資金決済を行う当方の決済口座のこと、または外国に現地の通貨建てで保有する当方の決済口座のことです。
このアカウントは国際的銀行フレームワークにおいて、不可欠な一環です。
簡単に説明すると、国際的な銀行業務により発生する経費の一部はノストロ・アカウントを維持する費用となります。
Kelly氏によると、このノストロの代わりに、XRPレッジャーとXRPを用いれば、銀行がその費用を省けると言及します。
一方で、リップル社はすでに、決済エコシステムへと大きく踏み出しています。
リップル社のように戦略的銀行業務提携を多く獲得した仮想通貨プロジェクトは他には多くありません。
RippleNetとxRapidの両プラットフォームに引き寄せられてきた銀行パートナーと金融機関は尽きませんが、リップル社の加速した業務提携はXPRトークンの時価総額(価格)にはあまり反映されていません。
XRP市場分析「土台が大きいほど、伸びしろは大きくなる」
以上のチャートを見れば、株市場でよく言われる「土台が大きいほど、伸びしろは大きくなる」が思い出されます。
2018に入ってから、XRPの価格は多くの仮想通貨の変動に釣られ、下落してきました。
しかし、もし、有価証券チャートアナリストLouise Yamada氏, Alan Shaw氏とSmith Barney氏の3人が正しければ、XRPが経てきた長期的価格停滞は差し迫った大きい上昇を意味するのかもしれません。
Kelly氏は、これが起きるには、リップルは上記のようなレッジャーやネットワークだけでなく、XRPトークンそのものに有用性をより一層付け加えなければならないと考え、
「残念ながら、もしあなたが通貨投資者であれば、XRPが無くても、レッジャーは使えます。
だからXRPにも有用性を付けないと、他のリップルサービスに取り残されてしまうのです。」と率直に意見を述べました。
BRIAN KELLY: RIPPLE NEEDS MORE UTILITY FOR XRP PRICES TO INCREASE
OSATO AVAN-NOMAYO · JUNE 3
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