- 仮想通貨市場
- CMEのBTC先物6月限最終取引日を迎えて下げが加速。また、国内外にある複数の取引所に新たな動きがあり、市場の混乱を招いています。
- 仮想通貨関連株
- 弱含みの銘柄も多くある中、次世代O2Oを実現する位置連動型プッシュ通知ASPで知られるアイリッジ(3917)、dAppsゲームなどの開発に着手するアクセルマーク(3624)、ガイアックス(3775)などが高い。
仮想通貨市場
仮想通貨市場の下落が止まらない。
ビットコイン価格は6月25日、年初来安値更新後に一旦反発したものの、本日13時に再度65万円を割り込むなど底を掘っています。
特にレジスタンスラインとして注目された、BTC/USDにて6,000ドルを下回り、5,000ドル台に突入しました。
年初から続く下落に対して影響を与えた原因の一つとして、ビットコイン先物を提供するシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)にて、6月のビットコイン先物契約の最終取引日を迎えました。
なお、6月のBTC先物契約の決済日時は、7月5日となります。
今後のCMEとCboeのBTC先物取引の最終取引日時と決済日時の一覧は、以下の通りです。
CME
Cboe
国内外の取引所で日本に対する対応表明相次ぐ
年初からハッキングが相次いだことで浮き彫りとなったサイバーセキュリティ問題に加え、マネーロンダリングなど、金融規制の分野において世界的にどのように対策を議論する動きが各国政府、規制機関で盛んになってきています。
日本の金融庁では、bitFlyerなど大手取引所を含む6社に業務改善命令を出し、それに続く形で、仮想通貨交換業協会で2人の副会長が辞任を発表、bitFlyerの新規口座開設一時停止などが発表されました。
金融庁からの公式対応は一切出されていませんが、ここ数日で海外取引所4社から日本人居住者向けのサービスに関する対応方針が続々と発表されたことが話題となりました。
各社対応内容が違いますが、対応発表を出したのは以下の3社です。
- Huobi
- BigONE
- Kucoin
この他、マイナー取引所ではありますが、『AAcoin』にて、日本IPからのログインが制限されているといった噂も出ています。
BTC建やUSDT建がメインとなる仮想通貨ではありますが、フィアット建での取引量ではJPY取引が世界的にかなりのシェアを維持しており、日本は世界的に見ても、仮想通貨重要国としての認識を得ています。
そういった中で、日本の規制当局の動きや、直接的な流動性の制限に影響する海外取引所の日本在住ユーザーへの動きは注目されており、地合いの悪い相場の中で、日本投資家だけでなく海外投資家の不安材料の一つになっていることは間違いないでしょう。
また取引所Huobiは、突如メールにて発表された日本国居住者への対応情報から2日、より明確な対応方針を再度メールで利用者ユーザーに向けて送信しました。
内容の要約として、7月2日には日本語ページの削除が行われるのみで、日本居住者に対するウォレットサービスの提供は継続される模様です。
「日本国の法律を準拠した上で、仮想通貨関連のサービスを日本居住者向けに提供していく」との旨が今回の追加見解でも明言されており、日本撤退ではなく、金融庁の規制の元運営するための対応だと考えることができます。
詳細は以下の記事にて掲載
コインチェックでも新たな動き
直近でコインチェック側から複数の発表が行われました。
対応内容は、以下の通りです。
仮想通貨(ブロックチェーン)関連株
フランスのマクロン大統領が29日、欧州連合(EU)首脳会議で「難民・移民に関する合意が、約9時間に及ぶ協議の末にまとまった」と発表したことで、外国為替市場で円安・ドル高が進み、投資家心理が改善。
週末で売りが出やすいことと、米中貿易摩擦の懸念が残るために日経平均は小幅高となりましたが、安値割れしていたマザーズ指数は+2.14%と一定の反発を見せています。
仮想通貨(ブロックチェーン)関連株は、軟調な銘柄も多くある中、次世代O2Oを実現する位置連動型プッシュ通知ASPで知られるアイリッジ(3917)、dAppsゲームなどの開発に着手するアクセルマーク(3624)、ガイアックス(3775)などが高い。
そのほか、スマホ関連の総合サイト運営で知られるAppBank(6177)が15.77%の大幅高に。
AppBankは、仮想通貨を利用したMMORPGの開発を手掛けるアソビモ株式会社と連携し、同社役員のマックスむらい氏が「ASOBI COIN」アドバイザーに就任するなどしています。
有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。