- ブロックチェーン先進国マルタ島
- 「非中央集権型銀行」が計画されていることで話題になったマルタ島で、現在ビットコインATMの設置が図られています。
- ビットコインATMが変える未来
- 技術面、アイデア面における新規性は薄いものの、こうした活動や設置により、仮想通貨が実生活においてますます重要な位置を占め、ビットコインユーザーが増えるだろうと開発者は語っています。
イタリア・シチリア島の南に位置する、東京の面積よりも小さな島であるマルタ共和国は「ブロックチェーン島」とも称され、ブロックチェーンの開発・導入拠点として今後の動向が注目されています。
特に、世界有数の取引高を誇る仮想通貨取引所Binanceが本拠地をマルタ島に移転したことからも、Binanceに関するブロックチェーン、仮想通貨のニュースが多く報道されています。
以前にも、「非中央集権型銀行」の設立計画がマルタ島を拠点として発案されたことで大きな話題を呼びました。
マルタ島ビットコインATMを搭載
最もブロックチェーン技術や仮想通貨が取り入れやすい国は小国と言われています。
その一つの国に当たるのがマルタ島であるのかもしれません。
ビットコインATMは以前からも海外で存在しており、人々が気軽にビットコインの売買ができる手段として話題を呼んでいました。
今回のビットコインATMはマルタ島の象徴的な場所であるSliemaのタワーロードにある旗艦のクイックレッツオフィスに位置しているそうです。
ATMの開発者の一人であるMoonZebra社、Leon Siegmund氏は以下のように語りました。
ビットコインATMはブロックチェーン技術でもたらされる興味深い技術革新ではないかもしれませんが、これは一般の人々の興味やビットコイン利用を増やす重要な方法の一つです。
仮想通貨ATMはマルタ島が急速に仮想通貨活動のハブになっている事実を示しているでしょう。
世界各国でこのような動きが進めば進むほど、仮想通貨の利用がより現実味を帯び将来的になくてはならない通貨として機能して行くのではないでしょうか。
なお、マルタ島のATMは現在ビットコインのみ取り扱うことが可能で、今後他のアルトコイン売買も可能になってくるとのことです。