CoinPostで今最も読まれています

ビットコインの上昇は続くのか?:更なる上昇を確認するサインは一目均衡表の雲突破にあり

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインの上昇トレンドは続くのか?BTCテクニカルチャート分析
ビットコインのチャートをテクニカル分析を行い、今週1週間の流れと、今後のトレンドのキーを探る上でのヒントを紹介しております。パラボリックが上昇転換し、ミニゴールデンクロスを達成。ここから更に一段の上昇を確認する指標は一目均衡表の雲突破ゴールデンクロスになりそうです。

1週間の値動きを振り返る

BTC/JPY,bitFlyer 1日足 図1(出典:Cryptpwatch)

直近1週間程度の値動きをみてみると、12日に68万円台をつけており、この68万円付近が底値になりました。

やや下ひげが実体よりも長い下影陰線をつけ、上昇転換を暗示。そこから徐々に切り上げていき、16日にはやや長い陽線をつけて、74万円台まで上昇し、さらに17日、18日と上昇。特に18日明朝には76万円台前後から85万円台まで一気に上昇しました

BTC/JPY,bitFlyer 2時間足 図2(出典:Cryptpwatch)

その後は概ね81万円から84万円台半ばまでのレンジ内で推移しております(図2)

トレンドが転換か

BTC/JPY,bitFlyer 1日足 図3(出典:Cryptpwatch)

10日から続いていたパラボリックの下降トレンドは、16日に上昇トレンドに転換

さらに短期移動平均が中期移動平均線を築き上げ、ミニゴールデンクロスを達成し、中期移動平均線も上向いて、ゴールデンクロスも視野に入ってきております。

移動平均線とは

一定期間の株価の平均値を線とつなぎ合わせた指標のこと。主に短期、中期、長期の移動平均線三本を使用して分析を行う。テクニカル分析を始める人がまず最初に学ぶであろう分析手法でありながら、さまざまなテクニカル分析を学んでも行き着く先は移動平均線だと言われるほど、奥の深い分析手法。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

パラボリッックとは

パラボリックとは、トレンドが継続しているか転換するかを計る際に有効なトレンド系テクニカル指標。チャート上の価格帯の下に丸い玉があれば上昇トレンド、価格帯の上に丸い玉があれば下落トレンドとなります。

短期的にはやや調整の可能性も?

BTC/JPY,bitFlyer 1日足 図4(出典:Cryptpwatch)

ただ、この16日からの急激な上昇で、RSIは買われ過ぎの70%付近まで上昇しているほか、ボリンジャーバンドも20日17時現在基準でバンド帯の上限ライン付近であり、一旦調整の可能性はあります(図4)。

RSIとは

投資家の心理状況を表す為に考案されたテクニカル指標。このRSIの数字が高いと「買われ過ぎ」、低いと「売られ過ぎ」となり、相場の強弱を教えてくれるテクニカル指標で、株式の世界では一般的には70%以上だと買われ過ぎ、30%以下になると売られ過ぎと言われている。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

ボリンジャーバンドとは

価格帯の大半がこのバンド(帯)の中に収まるという考え方をしたテクニカル分析の1つ。

95.5%の値動きは±2αの線の中に収まるという統計から、+2αを超えた時やその付近にある場合は売り、-2αを下回った時やその付近にある場合は逆に買いのタイミングという逆張りの手法によく使われる。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

一目均衡表の雲突破なるか?

BTC/JPY,bitFlyer 1日足 図5(出典:Cryptpwatch)

一目均衡表とは

ペンネーム「一目山人」という方が作り上げた、日本発のテクニカル分析手法。 転換線、基準線、先行スパン1、先行スパン2、遅行スパンという線が描かれており、先行スパン1と先行スパン2の間に構成される”雲”の上下のどの位置に株価があるのかといった見方で説明される事が多い。雲より下に株価がある場合は抵抗帯となり、雲より上に株価がある場合は支持帯となる。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

ミニゴールデンクロスを達成し、パラボリックも上昇転換した次は中期移動平均線が長期移動平均線を突き上げるゴールデンクロスを達成が一つのトレンドの確認となりますが、他の要素としては一目均衡表の雲突破を目安とするといいでしょう。

価格帯が雲を突破した後、テクニカル上級者の方々はさらに遅行スパンや基準線の動きを確認しながらトレードをする事も一つの手段にできます。

日足のチャート上では現在の価格帯からいくと85万円台後半から86万円台前半が直近の雲突破のラインとなりそうです。

免責事項

当記事は、特定の通貨に対する投資や買いや売りのタイミングを推奨するものではなく、市場環境などファンダメンタルズ要因によっても大きく左右されるため、あくまで一つの考え方となります。

また、仮想通貨投資をする際には、価格変動リスク、流動性リスクなど様々なリスクに注意し、自己責任で行って頂くようお願いいたします。当記事を参考にした投資に対して一切の責任を負いかねます。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/28 日曜日
11:30
ビットコイン相場は中期的には下降チャネル内での揉み合い続くか|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン半減期を終え1000万円周辺で推移する相場をbitbankのアナリスト長谷川氏が分析。ビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|BTCの半減期完了に高い関心
今週は仮想通貨ビットコインが半減期を迎えたこと、QCP Capitalによる半減期後の相場分析、イーサリアムの証券性などを巡りConsensysが米SECを提訴したことに関する記事が最も関心を集めた。
04/27 土曜日
21:00
OKCoinJapan 5月にオプティミズム(OP)取扱い開始へ
OKCoinJapanが暗号資産(仮想通貨)オプティミズム(OP)の取扱いを開始へ。イーサリアムのレイヤー2ソリューションとして、その技術はCoinbaseが支援するBaseやバイナンスのopBNBの基盤に使用されている。OPのユースケースや今後の展望も言及。
17:20
機関投資家のDeFiリスク管理を強化、Fireblocksの新セキュリティ機能
FireblocksがDeFi製品にdApp ProtectionとTransaction Simulationを追加。リアルタイム脅威検知と安全なトランザクション実現で、機関投資家のオンチェーン活動をサポート。
13:00
BAYCで知られるYuga Labs、事業再編でチームメンバー削減 
Yuga Labsは、事業再編の一環としてチームメンバーの一部を削減した。「より小規模で機敏でクリプト・ネイティブなチーム」にする意向だ。
10:30
米国で仮想通貨発行の推奨事項5ヶ条、a16z明かす
大手ベンチャーキャピタルa16zは、米国で仮想通貨トークンを発行する際の推奨事項を挙げた。特に証券性など米SECをめぐる対処を中心としている。
09:30
ビットコインRunesデビュー1週間、200億円以上の手数料生み出す
手数料については、ミーム仮想通貨取引への高い需要が原因で、4月初めの5ドルから平均40ドルまで高騰している。ビットコインのマイニング報酬が半減し、収益が大幅に減少する見通しとなっていた採掘業者にとっては朗報だ。
08:00
半減期後のBTCのリターン、Nansen主席アナリストが分析
半減期後の仮想通貨ビットコインのリターンを、ブロックチェーン分析企業Nansenの主席リサーチアナリストが分析。半減期後250日までが最もリターンが高いという。
07:30
円安で1ドル158円台に、米ハイテク株高 来週FOMC金利発表|金融短観
本日の米国株指数は反発。エヌビディアやアルファベットなど大手IT株がけん引役となった。前日発表の米1-3月期GDPは予想を下回って悪材料となっていたが、昨夜発表の米3月PCEデフレーターはほぼ予想通りだった。
05:55
パンテラ、FTXの仮想通貨ソラナを追加取得
FTX破産財団はこれまですでにロックアップされた仮想通貨SOLの約3分の2を手放した。その多くは4年後に完全にアンロックされる見込みだ。
04/26 金曜日
14:22
「ミームコインは危険なカジノのよう」米アンドリーセン・ホロウィッツCTOが警鐘鳴らす
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツの エディ・ラザリン最高技術責任者は、ミームコインを「危険なカジノ」に例え、仮想通貨エコシステムから「本物の起業家」を遠ざける可能性があると主張した。
14:00
米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起
米連邦捜査局は、マネーロンダリング防止基準を遵守していない仮想通貨送金サービスを利用しないよう、アメリカ国民に対して呼びかけた。
12:55
BTC半減期後に最初に採掘されたSatoshi、3億円超で落札
仮想通貨ビットコインの半減期後に最初に採掘されたSatoshiがオークションで3億円超で落札。Ordinalsの誕生によって、今はレア度の高いSatoshiに需要が生まれている。
12:32
ビットコインの反騰失速、ブラックロックのETF(IBIT)への資金流入が初めて途絶える
暗号資産(仮想通貨)市場では、自律反発のビットコインが日足50SMAを抜けられず再反落。ブラックロックのビットコインETF「IBIT」への資金流入は、ローンチ後71日間で初めて途絶えた。
10:15
著名な「Buy Bitcoin」のサイン、1.6億円で落札
「Buy Bitcoin」と書かれた著名な法律用箋が、オークションで1.6億円で落札された。仮想通貨ビットコインで入札され、正確な落札価格は16BTCである。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア