はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

韓国が仮想通貨規制を強化 政府機関が取引所の直接管理体制を構築へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

韓国FIU、韓国内の仮想通貨取引所を直接管理体制へ
韓国金融情報分析院 (FIU)は、FATFのガイダンスに沿い、韓国内の仮想通貨取引所を今後同局の管轄下として扱う方針を明らかにした。

韓FIU、国内の仮想通貨取引所を直接管理体制へ

韓国金融情報分析院 (FIU(KoFIU): Financial Intelligence Unit)は、韓国内の仮想通貨取引所を今後同局の管轄下として、管理体制を整える方針を明らかにした。

韓国大手メディアBusiness Koreaは、FIUの仮想通貨取引所を巡る管理体制の方針転換について報じた。

同メディアによると、これまでFIUの間接的な管理下にあった韓国の仮想通貨取引所が、今後は直接韓国政府の管轄下となり、仮想通貨をめぐる規制が一層強化される方針であるという。

FIUは、韓国内の仮想通貨取引所の管理体制の方針転換の背景として、韓国政府がFATF(金融活動作業部会)のガイダンスに沿い、ライセンス制度の導入を予定していることを明らかにした。これにより、仮想通貨をめぐる取引の透明性を高めることが期待されている。

韓国では7月末、韓国内の大手仮想通貨取引所4社(Bithumb、Upbit、Coinone、Korbit)が、6月にFATFが発表した「暗号資産の監督法を明確化するためのガイダンス」に伴い、韓国国内の銀行の登録情報更新を要請されていることが報じられていた。

6月に発表されたFATFのガイダンスは、資金洗浄やテロ資金供与の防止を目標に、37のFATF加盟国に対して仮想通貨の規制強化を促す内容となっている。

具体的には、VASP(仮想資産サービスプロバイダー)に関して、各国は仮想通貨取引・送金の受益者(受取側)の利用する機関が、それらオリジネーター(送金者)の情報と受益者の情報を受け取り、必要な情報を保持しているか確認をするべきとしている。

大韓民国国会議員のLee Tae-hoon氏は、「FATFのガイダンスに沿った今回の方針転換を実現することで、仮想通貨取引をめぐるマネーロンダリング対策を強化できるだろう」と語っている。

韓国では、過去2年間において仮想通貨取引を巡る違法行為によって、2兆6900ウォン(約2460億円)もの経済損失生じていると報じられており、韓国政府が対応を急ぐ様子が伺える。韓国政府による一連の規制強化が、今後韓国内の仮想通貨取引市場へどのような影響を与えるのか注目したい。

なお、日本国金融庁も韓国金融情報分析院との情報交換の枠組みを構築。両国当局間でマネー・ローンダリングやテロ資金に関する疑わしい取引の情報共有を行っている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/19 金曜日
13:45
FOMC利下げ後、ビットコイン市場の課題と展望=Glassnode分析
米FOMC利下げ決定後のビットコイン市場をGlassnodeが分析したレポートを発表し、先物・オプション市場の動向、オンチェーン指標から今後のトレンドを予測した。次の方向性を見極める水準として、BTCのコストベースである11万5,200ドルという価格を提示した。
12:00
ステーブルコインに関する税金の基本 仮想通貨初心者こそ覚えておきたいポイント|Aerial Partners寄稿
日本でJPYC・USDCなどステーブルコインの利用が拡大中。仮想通貨にも詳しい税理士が税務上の取り扱いを初心者にもわかりやすく解説。雑所得の計算方法、確定申告の注意点、NFT購入・DeFi運用・他通貨交換時の課税ルールを具体例とともに詳しく紹介します。
11:56
BNBが大台の1000ドル突破、DOGEとXRP ETFの取引量はアナリスト予想を大きく上回る
暗号資産市場でBNB(旧:バイナンスコイン)が過去最高値の1,000ドル突破を達成。バイナンス創業者CZ氏のCEO復帰思惑や「Megadrop」需要が背景に。一方、米国初のドージコインETF(DOJE)とXRP現物ETF(XRPR)が取引開始から驚異的な取引量を記録し、アナリスト予想を大幅に上回る滑り出しを見せた。
11:40
ビットコイン建て分散型予測市場の魅力とは? 研究者が提唱
コンピュータ科学者のシャバシェフ氏が仮想通貨ビットコイン建ての分散型予測市場を提唱。ステーブルコイン建ての機会損失を解決するとして、3つの流動性供給方法を分析した。
11:03
Blockstream、Liquidで挑むアジア太平洋市場──アダム・バックCEOに聞いたEchoXとの連携の狙い
Blockstream CEOアダム・バック氏。ビットコイン拡張ネットワーク「Liquid」でのUSDT活用、RWAトークン化戦略、Echo Xとの提携によるアジア市場展開について語った。
10:50
クラーケン、ICOプラットフォームをローンチへ
仮想通貨取引所クラーケンは、ICOと初期のトークンセールのためのプラットフォームKraken Launchのローンチを発表。ローンチの目的や特徴などについて説明した。
10:15
仮想通貨取引所ブリッシュ、純利益160億円で黒字転換 決算発表
機関投資家向け仮想通貨プラットフォームBullishが2025年4~6月期決算を発表。純利益160億円で黒字転換を達成した。その他「Pudgy Penguins」のオーナーIglooとの提携も開始している。
10:05
メタマスク独自トークン「MASK」発行の可能性、ルービンCEO「予想より早く実現」
コンセンシスのジョー・ルービンCEOがメタマスクの独自トークンMASKの発行が予想より早く実現する可能性を明言。
09:02
PayPalのステーブルコインPYUSD、7チェーンに拡大
決済大手PayPalのステーブルコインPYUSDが、レイヤーゼロのスターゲートブリッジを通じてアプトスなど7つの新しいブロックチェーンに展開。「PYUSD0」として相互運用性を強化。
08:48
仮想通貨関連企業Bakkt、日本市場向けに「bitcoin.co.jp」のドメイン取得を発表
米仮想通貨企業Bakktが当初予定していたbitcoin.jpドメインの権利を放棄し、bitcoin.co.jpドメインの取得を完了したと発表。日本市場向けのプレミアムドメインとして選択。
08:30
ミシガン州の仮想通貨準備金法案が前進、ビットコイン団体は反対表明
ミシガン州議会で仮想通貨準備金法案HB4087が2月以来初めて進展した。州資金の10%投資を認める内容だが、ミシガンビットコイン貿易評議会は全仮想通貨対象のため反対を表明している。
07:50
リップル社、DBS・フランクリンテンプルトンとRWA領域で提携
リップル社は、DBSとフランクリン・テンプルトンとRWA領域でパートナーシップを締結。適格投資家や機関投資家に取引と融資のソリューションを提供することが目的である。
07:15
コインベース、USDC貸出サービスで10%以上の高年利を提供開始
コインベースが仮想通貨USDCの貸出サービスを開始し、年10.8%の高利回りを提供すると発表した。モルフォプロトコルとの連携により、従来の4.1%を大幅に上回る収益機会を提供する。
06:40
ソルメイト、443億円調達でソラナ特化企業に転換 Arkなどが出資
米上場企業ブレラホールディングスがソルメイトに社名変更し、アーク・インベストらから3億ドルを調達してソラナ特化のDAT企業に転換すると発表した。
06:15
エヌビディア、インテルに7400億円投資でAIチップ共同開発へ 株価22%高騰
エヌビディアがインテルに50億ドルを投資し、データセンター向けAIチップとPC向けチップの共同開発を発表した。インテル株は22%急騰し38年ぶりの上昇幅を記録した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧