はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

デコチャート開発者が語る、大型アップデートと今後のビジョン

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

デコチャート、今後のビジョン
仮想通貨業界の有志が共同開発する、最先端の仮想通貨トレーディングツール「DECOCHART」プロジェクト。開発者の「えーすプログラマー(@joetheace107)」氏に、主要アップデートと今後の構想について伺った。

デコチャート、今後のビジョン

仮想通貨業界の有志が共同開発する、最先端の仮想通貨トレーディングツール「DECOCHART」プロジェクト。開発者の「えーすプログラマー(@joetheace107)」氏に、v0.9.0以降の主要アップデートと今後の構想について最新情報を伺った。

直近の開発では、以下の2点を大きなテーマとして掲げており、「情報量の大幅な増加で、表示速度などレスポンスの遅れを懸念していたが、2つのハードルを乗り超えたことで、今後更に新しい機能を追加するための基本となるインフラが整った」と、その手応えを述べた。

  • 海外最大手取引所BitMEXとBitfinexの板表示(デコボートとの統合)
  • Bitcoin Market Action Checker – いなごFlyerと同様の統合された出来高の表示

今後のビジョンについて

デコボートとの統合に関する告知ツイートでは「1,300いいね」を超えるなど、想像を遥かに超える反響が集まったという。

これについてえーす氏は、「仮想通貨市場の低迷に伴い投資家(トレーダー)の減少が危惧される中で、日本にまだこれだけトレーダーがいることに感動した」と述べ、開発のモチベーションにも直結したと感謝の意を示した。

えーす氏が、デコチャートプロジェクトにおける今後の構想として言及したのは、以下の4点だ。

1. UI/UXのブラッシュアップ

可能な限り「低遅延(≒ゼロレイテンシー)」で表示するチャート画面など、開発のこだわりについて前回の紹介記事で詳しく解説したが、今後の構想については以下のように言及した。

今後どのような機能を追加するにしても、一画面に収め、”不要なスクロール”を発生させないことが最重要。表示パフォーマンスの限界もあるが、ユーザーの利便性を高めるためのUI/UXを追求することにはこだわりたい。

マルチウィンドウ構想もあり、別ウィンドウで開く「ニュース専用の通知エリア」を表示したり、他のアプリに隠れないよう一部の情報を常に手前で表示させる機能の実装を検討している。個人投資家のニーズに合わせてカスタマイズできるようにできれば。

2. ニュース速報機能

デコチャートの通知エリアでは、仮想通貨メディア「CoinPost」のニュース速報を出したい。これは、API機能では決して賄えない部分だ。RSS(Rich Site Summary)で引っ張ってきて、新着記事表示のアイコンを表示させる方向で実装を検討している。

3. Twitter情報を統合

デコチャートから、有識者のつぶやきを閲覧できるようにするような機能の実装要望があり、検討している。

トレーダー専用の「Twitetrクライアント」のようなものも構想にあるが、普段使用しているアカウントの認証に絡む部分があり、これまで以上のセキュリティ面の考慮が必要と考えている。

4. 取引発注機能

これは、デコチャート構想の最終段階で、かなり大きな目標となる。利用者の財産に直結する話なので、技術以外のハードルも極めて高い。

「情報は取得できるんだから、発注もさせてほしい」という声もあり、いつか実現したい構想ではある。

総括

最後に、えーす氏は以下のように締めくくった。

デコチャートプロジェクトにおける日本語の優位性も、いつかは失われる時がくる。

クローズドな情報が追いつかれた場合は、解析を進めてより高度なものにするか、世界に向けた情報発信に変えていくかの2択になると考えられるが、私としては”ガラパゴス化”は避けるべきだと考えている。

本当に良いアプリというものは、開発陣が優れていれば作れるものではない。 初心者〜上級者まで、ユーザーから頂いたあらゆるフィードバックを反映してこそ良いアプリが完成するので、応援いただいている方々には本当に感謝している。

CoinPostの関連記事

『日本の仮想通貨市場復活のために』業界最先端のトレーディングツール、デコチャート開発秘話
仮想通貨業界の有志が共同開発する、最先端の仮想通貨トレーディングツール「DECOCHART」プロジェクト。CoinPostの取材で、開発の舞台裏や今後のビジョンが明らかとなった。
ビットコイン投資に役立つ「移動平均線」解説|初歩から学ぶテクニカル分析
株式や仮想通貨ビットコインのテクニカル分析でよく使われる「移動平均線」を軸に、ゴールデンクロス、デッドクロス、パーフェクトオーダーといった相場のシグナルについて、投資初心者向けに図解する。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05:50
マウントゴックスハッキング容疑者関連ウォレット、177億円相当ビットコインを売却か
マウントゴックスハッキング容疑者に関連するウォレットが過去1週間で1300BTCを取引所に送金した。10月以降の総売却額は2300BTCにのぼる。
12/24 水曜日
17:57
2025年の調整局面 過去サイクルの「仮想通貨の冬」との違いは?
2025年後半、仮想通貨市場は調整局面を迎えている。しかし過去2度の「冬」とは決定的に異なることがある。トランプ政権の支援、ETF普及、規制整備が同時進行。従来の4年サイクルが崩れる可能性も。2026年の市場展望を専門家の見解とともに解説する。
16:51
ガーナで仮想通貨取引が合法化、2024年取引高は4700億円規模
アフリカのガーナ議会が仮想資産サービスプロバイダー法案を可決し、約300万人が利用する仮想通貨取引を正式に合法化。中央銀行がライセンス発行・監督を担当し、2024年の取引高は4,700億円規模。個人の取引を保護しつつ、事業者には厳格な規制を適用する新たな枠組みを解説。
14:17
ビットコインとイーサリアムに資金集中 仮想通貨市場は年末調整局面へ=Wintermute分析
大手マーケットメーカーWintermuteの分析によると、仮想通貨市場ではビットコインとイーサリアムへの資金集中が加速。機関投資家は夏以降一貫して買い圧力を維持し、個人投資家もアルトコインから主要通貨へローテーションを開始している。
13:25
取引所クリプトドットコム、スポーツ予測市場でトレーダー募集 利益相反の懸念も
仮想通貨取引所クリプトドットコムがスポーツ予測市場のトレーダーを募集している。流動性提供を担当する職務内容だが、利益相反に当たるとの議論も浮上している。
10:20
ブラックロック、ビットコインETFを「今年の3つの投資テーマ」に選出
最大手資産運用会社ブラックロックが、仮想通貨ビットコイン現物ETF「IBIT」を2025年の上位3つの投資テーマに選出した。米国債などと並ぶ投資先として位置づけている。
09:46
コインベースがベース経由でSOL入出金に対応
コインベース取引所が23日、ベースネットワーク経由でのSOL入出金機能を開始。チェーンリンクとの協力により、外部ブリッジを使わずソラナとベース間の直接送金が可能に。ただし日本を含む一部地域では利用制限あり。
09:45
IMF「エルサルバドルのBTCプロジェクトに関する議論は継続中」
IMFは、エルサルバドルに関する職員の報告を公開。報告は40カ月間の中期融資制度のレビューに関する内容で、同国の仮想通貨ビットコインのプロジェクトにも言及している。
08:30
米Amplify ETFs、ステーブルコインとトークン化特化の新ETFを上場
米Amplify ETFsがステーブルコイン技術とトークン化技術に投資する2つの新ETFを発表した。ステーブルコイン市場は2030年に3兆7000億ドル、トークン化資産は3兆6000億ドルへの成長が見込まれている。
07:20
ロシア中銀、適格投資家以外の仮想通貨購入の認可を政府に提案
ロシア中銀は、仮想通貨規制のコンセプトを考案して政府に対して法改正の提案を行ったと発表。提案の内容や今後の計画を説明している。
06:55
ソラナ特化型ウペクシ社、シェルフ登録で柔軟な資金調達体制を構築
米上場のソラナ特化型企業ウペクシが米SECにシェルフ登録届出書を提出し、未使用のエクイティラインを解約する計画を発表した。資本調達の効率性向上とコスト削減を目指す動きとなる。
06:20
ビットコイン、金・銀と乖離し上昇に遅れ 大口売り圧力が要因に
仮想通貨ビットコインは金や銀と異なり最高値から30%下落したまま推移。8月以降ナスダックとの相関が乖離し、大口プレイヤーからの売り圧力が上昇を阻んでいると分析された。
05:35
米アリゾナ州、仮想通貨免税法案を提出
米国アリゾナ州で仮想通貨を州税から免除する法案が提出された。連邦レベルでは200ドル未満のステーブルコイン取引を非課税とする超党派法案の草案が発表された。
12/23 火曜日
18:30
CircleのStableFXとは?外国為替をステーブルコインで効率化する戦略を読み解く
1日1,400兆円超のFX市場に、Circle社がステーブルコインで挑む。StableFXの仕組み・強み・日本円ステーブルコインJPYC採択の背景まで、戦略を読み解きます。
18:16
ビットコイン、インフレ調整後の購買力ベースでは10万ドル突破せず=Galaxy分析
ギャラクシー・デジタルの研究者がインフレ調整後、ビットコインは「真の10万ドル」に未達と指摘。しかし日本の投資家は円安効果により米国投資家を大きく上回る実質リターンを獲得。円キャリートレードの典型例を分析。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧