- ベネズエラに仮想通貨ATMが誕生
- ビットコイン需要高まる南米ベネズエラに、同国初の仮想通貨ATMが設置されたことが分かった。取り扱う仮想通貨は、ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ダッシュ(DASH)の3銘柄だ。
ベネズエラに仮想通貨ATM
9月10日に南米ベネズエラで初めての仮想通貨ATMが設置されていた事が分かった。全世界の仮想通貨ATMに関するデータを提供するCoin ATM Radarが情報を公開した。
ベネズエラでは仮想通貨のATMの設置は初めての事例で、設置場所はSan Antonio del Táchiraという都市だという。取扱い仮想通貨銘柄には、ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ダッシュ(DASH)の3銘柄があがった。
米国政府の厳しい経済制裁により高インフレや経済の混乱が続くベネズエラでは、ビットコインの取引高が急増するなど、世界的にも需要が著しく増加している地域として注目が集まっている。
同国最大のベネズエラ銀行では今月、顧客の口座画面で仮想通貨ウォレットの開設が可能なページが新たに追加されており、ベネズエラでの「クリプトインフラ」の整備が一層進むとの見方も強まった。
当該ウォレットは、現時点ではペトロのみの対応となっているが、「仮想通貨」を選択するプルダウンメニューがあることから将来的には他の仮想通貨を取り扱うのではないかとの憶測を呼んでいる。
世界で初めてカナダのバンクーバーに設置されてから、仮想通貨ATMの数は増加を続けており、Coin ATM Radarの情報によると、全世界の仮想通貨ATMの数は、現時点で5500超に達した。