はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

南アフリカ中央銀行、国外送金で仮想通貨利用も抑制 19年Q1に新規制導入

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

南アフリカは仮想通貨利用を厳格に規制

南アフリカ準備銀行(SARB; South African Reserve Bank:中央銀行)は、為替管理の迂回の目的で仮想通貨(暗号資産)が利用されることを防ぐため、新しい規制を来年第一四半期から導入する。2日、BUSINESS REPORTが報じた

南アフリカは、為替管理によって、個人や企業が国外送金できる金額に制限を設けている。申告なしの送金では100万ランド(約750万円)、申告ありで1000万ランド(約7500万円)が上限となっており、ランドの価値低下から資産を守りたい富裕層に仮想通貨は人気の手段であったという。

今回の規制は、ボーダーレスの特性を利用した仮想通貨への資産逃避を防ぐ目的もあると指摘される。

南アフリカ最大のブロックチェーンコミュニティであるSA Cryptoは声明で、「保守的な規制は南アフリカのイノベーションを妨げるだけでなく、同国への投資をも妨げる」と述べた。

より厳格な通貨管理を目的として、SARBが仮想通貨の使用を制限することの意味は広範囲に及び、憂慮すべきものだ。

仮想通貨市場の時価総額だけでも2100億ドルに達しており、多くのブロックチェーンや仮想通貨企業が世界中から投資を集めているため、(保守的でなく)先進的な規制を採用している国々では、業界が大きな経済成長を牽引している。

南アフリカ銀行大手のファースト・ナショナル・バンク(FNB)はこれに先駆けて仮想通貨企業への締め付けを強化しており、先週は仮想通貨を扱う企業のすべての銀行口座を閉鎖した。FNBは「特に適切な規制の枠組みがまだ整備されていないことを踏まえ、仮想通貨関連企業にある潜在的なリスクを包括的に検討した上で、これは賢明な行動であると考えている」と声明で述べている。

これに対し南アフリカ最大の暗号通貨取引所の1つであるAltCoinTraderの最高経営責任者であるRichard de Sousa氏は以下のように不満を述べている。

金融機関がこのような国際的な圧力に屈し、世界中の個人や業界関係者に銀行サービスが拒否されることに我々は失望している。

CoinPostの注目記事

なぜ、南アフリカの仮想通貨事情が今熱いのか:4つの理由
南アフリカ仮想通貨取引所「Luno」のGMが、仮想通貨が同エリアで人気な理由について金融インフラ、金融リテラシー、アフリカ大陸内の取引需要、自国通貨の変動の4点を挙げ解説した。
南アフリカ中央銀行「仮想通貨は従来の金融制度に甚大な影響を与える」|法的取締の必要性に言及
南アフリカ中央銀行(SARB)は、仮想通貨は従来の金融制度に甚大な影響を与えると考え、仮想通貨に対する包括的な法的取締りの必要性を言及する。仮想通貨に関わる収入への課税も計画されている。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/10 水曜日
14:10
著名投資家レイ・ダリオ「中東は資本家のシリコンバレー」:国家によるAI・デジタル資産戦略を絶賛
著名投資家レイ・ダリオ氏がAIのハブとして急速に成長する中東を高く評価し、「資本家のためのシリコンバレーになりつつある」と述べた。一方、マイケル・セイラー氏は中東がビットコイン担保型デジタル銀行システムによって「21世紀のスイス」になる可能性を指摘した。
11:05
「ビットコイン・アフターダークETF」申請 夜間取引時間の高パフォーマンスに着目
ニコラス・ウェルスが米国夜間取引時間のみ仮想通貨ビットコインを保有する新たなETFを申請した。夜間の高リターン傾向に注目したものだ。ヘッジ型ETFも同時申請した。
09:50
プライバシー重視のステーブルコイン「USDCx」、Aleoのテストネットでローンチ
仮想通貨のステーブルコインUSDCを発行するサークルは、プライバシー機能を持つL1ブロックチェーンAleoのテストネットでUSDCxがローンチされたことを発表。ユースケースなどを説明した。
09:48
仮想通貨市場は政策待ち姿勢 ビットコインとイーサリアムに資金集中=Wintermute分析
Wintermuteの最新市場分析によると、仮想通貨市場は米FRBや日銀の政策決定を前に様子見姿勢を強めている。資金はビットコインとイーサリアムに集中し、レバレッジ水平は低位。先週金曜の急落後も市場は底堅さを保ち、質への選別が進む。レンジ相場継続の見通し。
09:05
プライバシー重視ブロックチェーン「Octra」、30億円規模のICO実施へ
完全準同型暗号技術を採用する仮想通貨プロジェクト「Octra」が2000万ドル規模のトークンセールを実施する。これまでも分散化重視で資金調達を行ってきた。
08:40
コインチェック、NACの新規取扱いを検討 NOT A HOTELとRWA領域で協業強化へ
コインチェックがNOT A HOTEL DAOの暗号資産NACの取扱い検討とRWA領域の協業強化を発表。NACの活用や共同サービスの開発方針について解説します。
08:20
「仮想通貨市場は次の10年間で最大20倍成長する可能性」Bitwise幹部
Bitwiseの最高投資責任者は、仮想通貨市場は次の10年間で10倍から20倍まで容易に成長する可能性があるとの見方を示した。ビットコインなどを例に挙げ、根拠を説明している。
12/09 火曜日
17:40
リミックスポイント、エネルギー事業の中期経営計画を発表 3年で営業利益3.7倍目指す
リミックスポイントが2027-2029年度の中期経営計画を発表。エネルギー・蓄電事業で売上高692億円、営業利益91億円を目指す。日本蓄電池と提携し系統用蓄電所7カ所を共同運営。同社は242億円超の仮想通貨も保有し、多角的な事業展開を推進。
15:52
補正予算の国会質疑で仮想通貨税制が議題に 国民民主党が質問、高市首相は「与党税調で検討中」と答弁
補正予算の国会質疑で暗号資産(仮想通貨)税制が議題に。国民民主党は雑所得として最高税率55%が適用される現行制度を見直し、分離課税化を要求。高市首相は税制改正大綱に基づき与党税調で検討を進めていると答弁した。
13:35
米XRP現物ETF、全期間で純流入を記録 約1459億円に到達
米XRP現物ETFが上場以来全期間で純流入を記録し、約1,459億円に到達。仮想通貨ETF史上2番目の速さで8億ドルを突破し、機関投資家の継続的な買いが続いている
13:20
カナダ税務当局、仮想通貨利用者の4割が未申告と推定
カナダ歳入庁が過去3年間で仮想通貨関連監査により1億カナダドル以上を徴収したが、2020年以降刑事告発は行われていない。同庁は仮想通貨プラットフォーム利用者の40%が未申告または高リスクだと推定している。
12:50
『ガス先物市場』、ヴィタリックがイーサリアム手数料を安定させるアイデアを披露
仮想通貨イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏がガス代先物市場を提案した。将来の手数料をヘッジ可能にする構想であり、コミュニティ内で議論が活発化している。
12:00
XRPの買い方|おすすめ取引所と購入手順を図解【初心者向け】
暗号資産(仮想通貨)XRPの特徴から買い方、将来性、リップル社の最新動向や取引所の選び方も紹介します。ドナルド・トランプ次期米大統領の思惑やSECゲンスラー委員長交代による規制環境の変化、価格への影響を分析。
11:45
米大手銀行CEO、上院議員と仮想通貨市場構造法案を協議予定 ステーブルコインの利息付与に反対表明へ=報道
バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、ウェルズ・ファーゴのCEOが9日、上院議員と会談し仮想通貨市場法案を協議する。銀行側はステーブルコインへの利息付与に反対し、仮想通貨分野での競争能力確保を求める姿勢だ。
11:23
テザーのUSDT、アブダビで「法定通貨参照トークン」認定範囲が拡大 9チェーン追加
テザーのUSDT、アブダビで法定通貨参照トークンの認定範囲を拡大。新たに9つのブロックチェーンで規制業務が可能に。USDC、USD1、RLUSDも承認済み。UAEがステーブルコイン規制拠点として台頭。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧