はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米国初 法律に基づく仮想通貨銀行「アバンティ」誕生へ 2021年前半に開業を予定

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米国初の、法に準拠した仮想通貨銀行

米国ワイオミング州で、法的規制に準拠する米国初の仮想通貨銀行が誕生する予定であることが分かった。

仮想通貨銀行の名前は「Avanti(アバンティ)」、ブロックチェーン開発企業のブロックストリームと提携し、仮想通貨市場に参入したい機関投資家にサービスを提供する予定だ。

創設者は、ウォール街とブロックチェーン業界で経験を積んだケイトリン・ロング。「多額の機関投資家の資金」が仮想通貨やデジタル資産市場に参入するのを支援する「アバンティ」の設立計画として発表した。2021年中までの開設を目指している。

アバンティは、カストディの厳格な基準に合致する米ドルの決済システムと仮想通貨のカストディアンを繋ぐ橋となることを構想しているとウェブサイトで発表した。

さまざまな規制上の理由から、既存の米国の銀行および信託会社は仮想通貨に最適なサービスを提供できない。アバンティは、その状況を打開し、規制された銀行がすでに機関サービスを提供している他の国々に、米国が遅れをとらないようにする予定だ。

特別目的預託機関(SPDI)という地位

アバンティは、特別目的預託機関(SPDI)として運営される。SPDIとは、ワイオミング州議会が昨年に新しく金融機関の地位として制定したもので、仮想通貨スタートアップがカストディ機構として機能できるようにする。

また、アバンティは連邦政府による顧客身元確認ルール(KYC)、反マネーロンダリング対策(AML)、テロ資金調達対策法を遵守する形で、運営を行う。

ロング創業者によると、ワイオミング州の法律により、顧客は一時的に仮想通貨の保管をサービス提供者に託すものの、法的な所有権は保持できる。

つまりサービス提供者は、預かった資産を貸し出すことはできず、万が一銀行が破綻した時にはすみやかに顧客は自分の資産を取り戻すことができる仕組みだ。

アバンティとブロックストリームのパートナーシップを通じて、まずはビットコインを用いたアプリケーション、ソフトウェア、およびハードウェアに焦点を当てる。今後は、ビットコイン以外の仮想通貨やデジタル資産にも提供するサービスを拡充する予定だ。

法人団体設立申請の準備中であり、来年の早い時期に開設を目指している。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/09 水曜日
06:20
ファントムウォレット、ハイパーリキッドの無期限先物取引機能を開始
ソラナ・Web3ウォレットのファントムが無期限先物取引機能を導入。ハイパーリキッドのAPIを活用し、100以上の市場で最大40倍レバレッジ取引をモバイルアプリ上で利用可能に。
05:55
株価25%超高騰、米上場シャープリンク、イーサリアム保有量20万ETH突破
ナスダック上場のシャープリンクが7月4日時点でETH保有量20万5634枚を公開。イーサリアム財団に次ぐ規模となり、積極的な仮想通貨ETH投資戦略が再び注目される。
05:35
トゥルースソーシャル、「仮想通貨ブルーチップETF」をSECに申請 CROトークン価格高騰
トランプメディアのトゥルースソーシャルがビットコイン70%、イーサリアム15%など5銘柄で構成する仮想通貨ETFを申請。CROトークンが高騰。
07/08 火曜日
18:15
ビットコイントレジャリー戦略の魅力と落とし穴──投資家の視点で読み解く
企業がビットコインを財務資産として保有するビットコイントレジャリー戦略が注目される理由と、専門家が指摘するリスクを詳しく解説する。投資制約の回避や効率的なレバレッジ活用のメリットがある一方で、企業がビットコイン利回りのみに頼りすぎることはリスクとなる。
16:41
リミックスポイント、代表取締役の報酬を全額ビットコイン相当で支給へ
リミックスポイントが代表取締役社長の役員報酬を全額BTCに換算して支給すると発表。株価とBTC価格の連動性を活用し株主と経済的価値を共有する。
13:00
仮想通貨投資商品のAUM、過去最高27兆円を記録もビットコイン投資家は慎重姿勢か=CoinShares
CoinSharesは、仮想通貨投資商品のAUMが過去最高の27兆円を記録したと報告。先週は1,520億円が流入し、12週連続で流入超過。ビットコイン・イーサリアム商品が牽引している。
11:44
ビットコイン最高値更新ならず小幅下落、米議会「仮想通貨ウィーク」で重要法案採決へ
ビットコインは前日比-0.67%の117,767ドルで推移。機関投資家の資金流入は12週連続で10億3,000万ドルを記録し、運用資産残高は過去最高の1,880億ドルに達した。米7月14日からは米議会で「仮想通貨ウィーク」が開始され、市場構造法案とGENIUS法案の採決が予定されている。
11:20
トランプミームコイン、トロンネットワークに展開 アンロック予定も
公式トランプミームコインがトロンネットワークに拡大。USD1ステーブルコインとの取引ペアを開始。プロジェクト内部者による売却とトークンアンロックで価格圧迫。
10:40
AI企業コアウィーブ、約1.3兆円でビットコイン採掘大手コア・サイエンティフィックを買収へ
AI特化クラウドプロバイダーのコアウィーブが、仮想通貨マイニング企業コア・サイエンティフィックを買収する計画だ。1.3GWの発電能力を獲得し、AIとHPCワークロードを強化していく。
09:55
「ビットコインが暴落した時は買い増しの好機」金持ち父さん著者キヨサキ、強気姿勢を維持
『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏は、仮想通貨ビットコインに対して改めて強気な見方を示した。暴落した時は買い増しの好機だとXに投稿している。
09:35
ジャック・ドーシー、ビットコイン送信対応のオフグリッドメッセージアプリ「Bitchat」を発表
ジャック・ドーシー氏が先週末にビットチャットを開発。Bluetoothメッシュネットワークで完全分散型通信を実現。インターネット不要で検閲耐性を持つ。
08:25
TON財団、UAE「ゴールデンビザ」プログラム否定後にマーケティング担当VPを急募
TON財団がゴールデンビザプログラムをUAE政府に否定された後、マーケティング担当副社長を募集。10万ドルステーキングプログラムは政府の認可を受けていないと判明。
07:40
ソラナ基盤パンプ・ファン、4日後にPUMPトークン上場予定 ライバルのレッツボンクが首位奪取
ソラナ系ミームコイン工場パンプ・ファンが7月12日にPUMPトークンを上場予定。一方、競合のレッツボンクが24時間取引量でパンプ・ファンを初めて上回った。
07:15
米国の仮想通貨現物ETF、次の商品のローンチは秋の初めか
米SECが新たに仮想通貨のETFを承認するのは、秋の初めごろになる可能性があるとの見方が上がった。SECは現在、XRPやドージコインなどの複数の現物ETFの承認判断を延期している。
07:05
米上場Bit Digital、企業資産をビットコインからイーサリアムに転換完了
米上場企業ビット・デジタルが企業資産のイーサリアム完全転換を発表。280BTCを売却し10万ETH超を保有。株価は一時20%急騰し時価総額10億ドルまで拡大。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧