はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨IOTA(アイオタ)、ハッキング被害の補償に創設者の個人資産を充当

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

補償に創立者の個人保有トークンを充当

ハッキングによる仮想通貨IOTAの盗難事件について、IOTA財団の創設者が、個人資産から被害者に補償することを明かした。また財団は現在、資金源の多様化を図っている。

IOTAネットワークの創設者であるデビッド・ソンステボ氏は、仮想通貨メディアCoinDeskに語り、自身で保有しているIOTAトークン(MIOTA)を拠出して、ハッキングの影響を受けた人々に返済すると述べた。

IOTA財団がこの先進んで行く道を整えておくために必要な決定だったという。

IOTAをめぐっては、2月に公式ウォレット「Trinity」がハッキング被害を受け、合計で「8.55 Ti」=約230万ドル(約2億5500万円)相当のIOTAトークンが盗まれたと、公式で発表された。

その後財団は、IOTAのネットワークを一時的に停止していたが、ユーザーを安全な新アカウントに移行し、今週火曜日にネットワークを完全に再稼働。ハッキング被害の補償にソンステボ氏の個人保有するトークンを充てるという決断の背景には、コロナウイルスのパンデミックに伴う全世界的な金融資産価格の下落で、IOTAトークン価格が下落していることもあるようだ。

「仮想通貨市場全体がこのような弱気市場にある時には、私たちはこれから先の進路を見据えて、責任ある資金の使い方をしなければいけない」と同氏は語った。

資金源の多様化を図る

IOTAは主に、コミュニティから寄付されたIOTAトークンを財団管理の寄付基金に保有しており、そこから資金を賄っている。

ソンステボ氏は、財団には「現時点では十分な資金供給がある」と強調したが、寄付金のみに頼る必要がないように、財団は収益の多様化に取り組んでいる。

IOTAは政府からの助成金を定期的に取得しており、今年に入ってすでに4回、助成金を受け取っているという。具体的な政府機関や投資の規模、資金の目的は明らかにしていない。

またIOTAは合弁事業の開発のため、幾つかの大企業からも資金の提供を受けている。これらの企業には、2月に設立されたIOTAワーキンググループのメンバーが含まれるという。

ソンステボ氏は、今後12カ月の間は費用が助成金や収益で賄われることを願い、「今年の終わりまでには、寄付基金には手を付けることなく、持続可能な体制ができると信じている」と述べた。

参考:Coindesk

CoinPostの注目記事

仮想通貨IOTAのブロックチェーンが再稼働 盗難被害者に返金補償計画も
ハッキングを受けて停止していた、仮想通貨IOTA(アイオタ)のネットワークが再開した。今回の盗難被害者に返金補償も計画されているという。
IOTA財団が資産流出で声明 仮想通貨ウォレットのユーザーが被害に
仮想通貨IOTA(アイオタ)を発行するIOTA財団が、ウォレットソフト「Trinity」のユーザーの資産が盗まれたことをアナウンス。被害額は3300万円から1.3億円相当とみられる。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
18:08
米SEC委員長が警告、「仮想通貨が史上最強の金融監視システムになる恐れ」
SEC委員長が仮想通貨タスクフォース円卓会議で、過度な規制により仮想通貨が史上最強の金融監視システムになる恐れがあると警告。国家安全保障とプライバシー保護のバランスを強調し、トランプ政権の方針と一致する姿勢を示した。
17:22
ナスダック、23時間取引体制を提案 仮想通貨取引モデルが影響か
ナスダックが1日23時間の株式取引体制を米SECに提案。仮想通貨の24時間取引が投資家の期待を変化させたことを背景に、2026年後半の導入を目指す。NYSEも22時間取引の承認を取得済み。
16:15
ペイパル、SparkでPYUSD貯蓄商品をローンチ 年利4.25%
ペイパルがSparkと提携し、年利4.25%のPYUSD貯蓄商品を開始。10億ドルの預金目標を掲げ、Paxosの連邦免許取得により規制面での優位性も確保。
15:27
中国で仮想通貨マイニング施設が大規模停止か 当局が2週間前に警告
中国新疆で仮想通貨マイニング施設の大規模停止が報じられた。ビットコインのハッシュレートが急落し、40万台のマシンが停止したとの推定も。2021年の全国取り締まり後、地下で復活していたマイニング活動に再び規制の動きか。
13:30
2025年ブロックチェーン人気ランキング、XRP初のトップ10入り=CoinGecko
CoinGeckoが2025年ブロックチェーン人気ランキングを発表した。ソラナが2年連続トップとなるも関心度は12ポイント減少した。XRPレジャーが初のトップ10入りを果たし、SuiとBNB Chainのシェアが大幅に拡大した。
13:00
Visa、銀行向けステーブルコイン事業支援を開始
決済大手Visaが「ステーブルコイン・アドバイザリー・プラクティス」を立ち上げた。銀行や企業のステーブルコイン戦略構築を支援する。
11:07
トランプ関連のアメリカン・ビットコイン、1000BTCを追加購入
トランプ関連のアメリカン・ビットコインが12月に1000BTC以上を追加購入。上場企業上位100社の保有総額は108万BTC超に達し、企業のビットコイン財務戦略が加速。
11:05
SBIとスターテイル、信託型円建てステーブルコイン共同開発へ
SBIホールディングスとStartale Groupが日本の金融規制に準拠した円建てステーブルコインの共同開発でMOUを締結。信託型3号電子決済手段として2026年度1Qのローンチを目指す。
10:20
仮想通貨「市場構造法案」採決は2026年に先送り
米上院銀行委員会がビットコインなど仮想通貨の市場構造を定める「市場構造法案」の採決を来年に先送りした。超党派による協議が継続中だ。
10:05
仮想通貨投資商品、先週は約1340億円の資金が純流入
仮想通貨投資企業CoinSharesは、デジタル資産投資商品全体の先週における資金フローは約1,340億円の純流入だったと報告。ビットコインなどの原資産別のデータも公開している。
09:59
ビットコインのアクティブアドレスが1年ぶりの低水準に、マイナー収益圧迫
ビットコインのアクティブアドレスが66万件と1年ぶりの低水準に落ち込み、マイナー収益も減少。Glassnodeによると、ETF承認後に取引がオンチェーンからETF経由にシフトしており、手数料の低迷が続けば長期的なネットワークセキュリティに懸念が生じる可能性がある。
09:35
メタマスクがビットコイン対応を追加、法定通貨での購入や送金が可能に
イーサリアム最大級のウォレット、メタマスクがビットコインのネイティブサポートを発表した。法定通貨での購入、ネットワーク送金、他の仮想通貨との交換機能が利用できるようになった。
08:30
ビットワイズ、ハイパーリキッドETFの修正届出書を提出 
ビットワイズが16日、ハイパーリキッドETFの修正登録届出書を提出し、ティッカーシンボルと運用手数料を設定した。ブルームバーグのアナリストは、通常こうした動きは上場が近いことを示すと指摘。
08:05
ビットコイン一時80万円下落、米規制先送りと雇用統計前で市場に警戒感広がる|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは直近24時間で一時約80万円下落した。米上院で市場構造法案の審議が2026年へ先送りされることが決定されたことに加え、米雇用統計が16日に発表されることを受け、投資家の警戒感が高まったことが主な下落要因である。
07:50
トランプ大統領のFRB議長候補、仮想通貨支持派ハセット氏に反対の声=CNBC
CNBCによると、FRB議長候補として有力視されていたケビン・ハセット氏に対し、トランプ大統領に近い高官らから反対の声が出ている。トランプ氏は13日、ケビン・ウォーシュ元FRB理事が候補リストのトップに浮上したと述べた。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧