はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

『ヒトとクルマのID連携』BUIDL、トヨタ・ブロックチェーン・ラボとの実証実験完了

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

トヨタ、BUIDLとの実証実験を完了

米ブロックチェーンスタートアップのSecuritizeの子会社であるBUIDLと、トヨタ・ブロックチェーン・ラボは個人IDと車両用IDに関する実証実験を完了し、ブロックチェーンの有用性を確認した。

本実証実験は日本でブロックチェーンのコンサル・開発などを手がけるBUIDLが、米Securitizeの傘下となる前から始まったものになる。

Securitizeの子会社のBUIDLはトヨタフィナンシャルサービス株式会社とともに、「Vehicle ID/Personal ID基盤の構築およびID間連携に関する実証実験」を完了させた。実験にはBUIDLのパートナー企業、Quantstamp社が協力している。

Personal IDとVihicle IDは以下のような機能が実装され、相互に連携して運用される。

Personal ID:将来的にトヨタグループにとどまらないあらゆる場所での使用を想定した自己主権型ID。証明書を利用した認証やIDでの契約締結、支払いなどを実装している。

Vehicle ID:車両情報、整備記録、所有権の管理・移転などが可能で、Personal IDと連携して動作する。

出典:Securitize

BUIDLの責任者である森田悟史氏から、今回の実証実験についてコメントを得ることができた。

・今回の実験に対して

今回のIDの実証実験では、レイヤー1で広く使用できるIDを使用して、コンソーシアムチェーンで管理する情報の所有権や読み取り権限の付与など、権限の管理を実現できたところが有意義だったと考えている。 今後はパブリック or コンソーシアムではなく、こういった使い分けができるとより便利な世界が実現できるのではと考えている。

・今後の展望について

BUIDLとして、トヨタをはじめ様々な大手企業と共にコンサルや開発を行なってきた経験と、Securitizeという世界で豊富な実績のあるプロダクトを武器に、日本でのデジタル証券市場の拡大に貢献していきたいと考えている。

・Securitizeの子会社となったことに関して

BUIDLは、2019年12月、デジタル証券を作成することでグローバル資本市場の近代化に取り組むSecuritizeの子会社となりました。今後は、Securitizeの現地法人として、デジタル証券の分野にフォーカスしていくことになります。現在も多くの企業様と一緒に案件をやらせていただいており、日本企業のデジタル証券発行を総合的にサポートしていければと思っています。

トヨタ・ブロックチェーン・ラボは2019年の4月に設立されたトヨタグループを横断するバーチャル組織だ。

トヨタでは他にも、トヨタの研究拠点となるToyota Reserch Instituteがブロックチェーンに関連する研究を行っている。

BUIDLはSecuritizeの日本現地法人となる方針

Securitizeはセキュリティ(証券)トークンプラットフォームで、不動産や株式、VCなどのトークン化を手掛けている。同社は米国において証券代行の認可を取得しており、これまでに様々な企業等のデジタル証券を実現させている。

また、昨年11月にはシリーズAで野村証券やKDDIのほかにSBIグループのSBIインベストメントがSecuritizeに出資を行った。その延長で今年2月にはソニーフィナンシャルベンチャーズからの資金調達も実施している。

また、SecuritizeのCEOであるCarlos Domingo氏は東京工業大学にいた過去もあり、日本への造詣も深い。

ブロックチェーンのコンサルティングなどを行うBUIDLは、Omiseの⻑谷川CEOなどが設立したジョイントベンチャーで、2019年の12月にSecuritizeの完全子会社となった。

プレスリリース

CoinPostの注目記事

Coinbase、RippleなどのVCファンド、STO有望プロジェクト"Securitize"へ約15億円を出資
証券トークンのプラットフォームを手がけるスタートアップのSecuritizeが、およそ1300万ドル(約15億円)の資金調達に成功したと発表。出資者はBlockchain Capitalが中心となった他、CoinbaseやRippleのVCファンドなども出資者リストに名を連ねた。
米Securitizeなど大手3社が共同WP公表、デジタル証券市場の飛躍的な拡大を見込む
米Securitize、会計事務所デロイトトーマツ、日本セキュリティトークン協会の3社が共同で、デジタル証券に関するホワイトペーパーを公表した。今後10年間で飛躍的な拡大を見込んでいる。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/18 木曜日
18:27
ユニスワップ、1億UNI焼却提案の最終投票開始へ 流通量の16%
分散型取引所ユニスワップが1億UNI焼却を含む「ユニフィケーション提案」の最終投票を12月19日に開始。可決されれば手数料スイッチが起動し、UNIトークンは収益を生む資産へと転換する。
17:22
YO Labs、トークン化ゴールド「yoGOLD」の事前預入を受付開始
YO Labsがトークン化ゴールド(XAUt)で利回りを獲得できるイールドボールト「yoGOLD」を発表。金を預けて利回りを得られる。現在、事前預入を受付中。
16:43
トランプ大統領、次期FRB議長に「大幅利下げ支持」と宣言 
トランプ米大統領が次期FRB議長について「大幅な金利引き下げを支持する人物」と表明。金利1%以下を主張し、FRBの独立性を巡り議論を呼んでいる。QT終了や史上最大の税還付シーズンと相まって、仮想通貨市場への影響が注目される。
15:08
ハイパーリキッド、約1557億円相当のトークンをバーン認定へ 供給量13%削減目指す
分散型デリバティブ取引所ハイパーリキッドが約1,557億円相当のHYPEトークンをバーン認定する提案を発表。承認されれば流通供給量の13%が永久除外される。取引手数料の99%を自動買い戻しに充てるアシスタンスファンドのトークンが対象で、秘密鍵のないアドレスに保管され引き出し不可能。バリデーター投票は12月24日締切。
13:45
ソラナ、テストネットで耐量子署名を導入 量子コンピュータ対策で業界をリードか
ソラナ財団は量子コンピュータの脅威に備え、テストネットに耐量子署名を導入した。Project Elevenとの提携により実証実験に成功し、実用的な量子耐性が確認された。
13:15
仮想通貨詐欺対策強化 米上院議員、セーフクリプト法案を提出
米上院議員がビットコインなど仮想通貨関連の詐欺に対策する法案を提出した。米財務省や規制当局が連携するタスクフォース設置を目指している。
12:35
バイナンス、7つの個人・団体をブラックリスト入り
バイナンスが7つの個人・団体をブラックリスト指定。詐欺行為の通報者に最大500万ドルの報奨金。内部情報漏洩事件を受け、上場プロセスの透明性を強化。
11:55
ビットコイン一時9万ドル回復も急反落、市場の脆弱性露呈と日銀会合への警戒感が台頭
ビットコインがFRBハト派発言で9万ドルまで急騰後、88,500ドル付近に反落した。過去2日間でBTC・ETHのETFから10億ドル超の純流出を記録し、市場構造の脆弱性が露呈。日銀利上げ観測と米CPI発表を控え、短期的な下押し圧力が継続する見通し。
11:25
米SECが「仮想通貨証券」の保管規則を明確化、ブローカーディーラー向けに指針を提示
米SECが仮想通貨証券の保管に関する見解を発表しブローカーディーラーが物理的保管とみなされる条件を明確化した。分散型台帳技術の評価や秘密鍵の保護、緊急時の対応計画などが求められている。
10:53
イーロン資産が93兆円突破、トム・リー「CEO個人価値のトークン化」構想とは?
イーロン・マスク氏の資産が史上初の6000億ドル(約93兆円)を突破。スペースX急騰が背景に。一方、トム・リー氏が提唱する「CEO個人価値のトークン化」構想が注目を集めている。企業価値から経営者の影響力を分離して投資できる革新的手法とは。
10:45
ブータン、ビットコインを特別行政区「GMC」に拠出へ
ブータンの特別行政区GMCは、ブータンが国としてGMCの長期的な発展を支援するために最大1340億円相当の仮想通貨ビットコインの拠出を誓約したと発表。今後の計画について説明した。
10:30
「ビットコインは脆弱な構造の中で推移」グラスノードの最新レポート
グラスノードの最新レポートによると、仮想通貨ビットコインは需要衰退で脆弱な構造の中取引されている。今後は10万ドル回復が上昇の鍵だと分析している。
10:10
ビットコイン乱高下、日銀政策決定会合を控え警戒感高まる|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは直近24時間で約80万円の乱高下となった。米株式市場の取引開始前、FRBのウォーラー理事が今後も利下げを継続すべきとの見解を示したことを受け、リスク資産全般が買われ、一時は9万ドルを突破した。
09:45
カリフォルニア州知事がトランプ大統領の仮想通貨関連恩赦を批判、CZ氏ら含む
米カリフォルニア州のニューサム知事がトランプ大統領による仮想通貨関連の恩赦決定を批判している。バイナンス創設者CZ氏やシルクロード創設者ロス・ウルブリヒト氏、ビットメックス共同創設者らへの恩赦が対象となっている。
08:35
米コインベースが株式・予測市場など新サービス展開、総合取引所へ移行
米コインベースが単なる仮想通貨取引を超えた大規模拡張を発表した。株式取引、予測市場、ソラナDEX統合、カスタムステーブルコインなど複数の新機能を導入し多様な資産を扱う総合プラットフォームを目指す。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧