ビットコイン、半減期後二度目の難易度調整
ビットコインネットワークは4日、半減期後2度目の難易度調整を終えた。
仮想通貨(暗号資産)ビットコイン(BTC)のマイニングデフィカルティは2度連続で易化調整。新たなデフィカルティ値は「13,732,352,106,018」で、前回比マイナス9.29%で確定した。
半減期後5月20日の難易度調整ではハッシュレートは下げ止まらず、半減期前の水準からマイナス15%まで難易度が低下した。今回の調整が半減期後の影響を織り込んだものになるとの見方は強く、今後のハッシュレート回復にも期待したいところだ。
ビットコインネットワークは5月に半減期を迎えた一方で、半減期前と比較して大幅に上昇しない価格をボトルネックに、一部の採掘業者の採算ラインの確保に影響していた。経済的合理性のもとで採掘を行うマイナーの適者生存競争へと発展した事例だ。
半減期と同タイミングで訪れた中国の豊水期が、中国のマイナーの採算ラインを押し上げたが、電力コストを下げたケースも撤退を余儀なくされている事業者も出てきてているとの、現地報道も今月に入り確認された。
一方、適者生存競争の中で、自社ハッシュレートシェアを確実に伸ばす施策に取り組む企業もいる。ナスダック上場の米マイニング企業Marathon Patent Groupは、新たに700台のMicroBT製ASICSマシンを設置し、Bitmain製の最新マシンS19 Proも1160台の設置を予定している。
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5日の仮想通貨市場でビットコインは上昇。半減期後の環境を織り込んだ難易度調整大幅易化の影響を受け、海外時間に一時9850ドル(107.8万円)まで上昇した。