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仮想通貨取引所bitFlyerとは|投資家向け3つのおすすめポイント

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暗号資産(仮想通貨)取引所を選ぶ際の基準としてセキュリティ・取り扱い銘柄数・流動性などが挙げられます。

国内大手仮想通貨取引所bitFlyerは、業界最高水準のセキュリティを誇っており、取り扱い銘柄数も26種類と豊富です。利用者も非常に多く、流動性が高いため取引が成約しやすい環境です。よって、上記3つの条件全てを満たしていると言えます。

本記事では、bitFlyerの特徴や取り扱い銘柄、おすすめできるポイントについて初心者向けに解説します。

目次
  1. bitFlyerの運営会社と基本スペック
  2. 人気26種類の通貨銘柄を取扱い
  3. 操作性の高いモバイルツール
  4. 万全のセキュリティ対策
  5. トレーダー視点で解説|3つのおすすめポイント
  6. 簡単かつ最短でできる口座開設
  7. NFT事業に参入へ
  8. 「bitFlyer」で本格的な仮想通貨トレード

1.bitFlyerの運営会社と基本スペック

bitFlyer(ビットフライヤ―)は国内最大級の暗号資産(仮想通貨)取引所です。ビットコイン取引量は6年連続国内1位であり、多くの仮想通貨トレーダーから人気を集めています。※1

また、bitFlyerが開示した【資料】によれば、21年3月の預かり資産は計5,732 億円を超え、過去最大を記録しました。規模が大きく信頼度の高い取引所であるため、仮想通貨取引初心者の方でも安心して利用できるでしょう。

※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016年-2021 年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)

1-1 bitFlyer運営会社の概要

国内最大規模の取引所であるbitFlyerは2014年1月に設立されました。仮想通貨交換業および金融商品取引業を主な事業内容としており、仮想通貨取引初心者の方から上級者まで幅広い層から人気を集めている取引所です。

また、bitFlyerは欧米でもサービスを展開しており、ビットコインの現物取引所、仮想通貨販売所、信用取引(lightning FX)を提供しています。証拠金(レバレッジ)取引高は、世界的にも高い市場シェアを誇り、アルトコインの取り扱いも幅広いのが特徴です。

また、2021年10月14日付で金融商品取引法に基づく「第一種金融商品取引業者」に登録されたことを発表しました。登録を受け、金融商品取引法下の店頭デリバティブ取引である暗号資産証拠金取引サービスの新規登録を再開するものと見られます。

2021年10月31日に第一種金融商品取引業者ライセンスの取得期限が迫っており、登録が完了できなかった国内事業者は、証拠金取引サービスを停止せざるを得ない状況となっていました。

国内のビットコイン証拠金取引の最大手のため、登録が完了しなかった場合における市場への影響も警戒されていましたが、登録完了報告により仮想通貨投資家からは大きな反響がありました。

関連:bitFlyer、第一種金融商品取引業者の登録完了

1-2 取引所の基本スペック

   
特徴 取引所 販売所
取扱通貨(2022年3月時点)
入出金手数料

■入金

          
  • 銀行振込:各銀行所定額
  • 住信SBIネット銀行からクイック入金:無料
  • 住信SBIネット銀行以外からクイック入金:330円
  • ■出金

  • 3万円未満:220円(三井住友銀行)
  • 3万円以上:440円(三井住友銀行)
  • 3万円未満:550円(三井住友銀行以外)
  • 3万円以上:770円(三井住友銀行以外)
  • 注文方法
  • 成行注文
  • 指値注文
  • 逆指値注文
  • ストップ注文
  • ストップ・リミット注文
  • トレーリング・ストップ注文
  • 取引時間 365日24時間(※メンテナンス時間を除く)
    セキュリティ コールドウォレット/マルチシグ対応/SSL/ファイア・ウォール/アカウントロック機能/二段階認証/資産の分離管理/顧客情報データベースの暗号化/XSS(クロスサイトスクリプティング)対策/CSRF(クロスサイトリクエストフォージエリ)対策
    スマートフォン対応

    2.人気26種類の通貨銘柄を取扱い

    bitFlyerでは人気26種類の通貨銘柄が取引可能です。以下では現物取引とレバレッジ取引にわけて、取扱い銘柄を紹介していきます。

    2-1 現物取引

    現物取引とは仮想通貨の現物と現金の取引です。レバレッジ取引のようにレバレッジをきかせることができませんが、手元の資金以上の損失が発生しないというメリットがあります。

    bitFlyerの現物取引では、ビットコインやイーサリアム、XRPなど主要通貨を中心に26種類の通貨が取引可能です。通貨銘柄の種類が豊富であるため、ビットコインだけではなく様々な仮想通貨を取引してみたい方におすすめと言えます。

    2-2 レバレッジ取引

    レバレッジ取引のレバレッジとは、てこの原理という意味です。レバレッジ取引では証拠金にレバレッジをかけることで、少ない証拠金でも大きな金額の取引ができます。

    bitFlyerではビットコインのレバレッジ取引が可能です。最も人気な仮想通貨であるビットコインにレバレッジをかけ、少額の資金でも大きな利益を狙うことができます。

    2-3 各種手数料

    bitFlyerの手数料は一部無料です。ビットコインに関しては、販売所とLightning FX/Futuresでの売買手数料がかかりません。アルトコインに関しては、販売所での売買手数料が無料であり、モナコイン、リップル(XRP)、ステラルーメンは送付手数料も無料です。

    以下、各種手数料について解説します。

    2-3-1 取引手数料

    取引手数料はビットコインとアルトコインで異なるので注意しましょう。ビットコインは、ビットコイン簡単取引所とLightning 現物(BTC/JPY)の取引手数料が約定数量×0.01~0.15%であり、ビットコイン販売所とLigntning FX/Futuresの取引手数料は無料です。

    ビットコインと同様に、アルトコインも販売所にて手数料無料で取引できます。また、XRP、イーサリアム、ステラルーメン、モナコインのLightning 現物の手数料が約定数量 × 0.01 ~ 0.15%、イーサリアム/ビットコイン、ビットコインキャッシュ/ビットコインのLightning 現物の手数料が約定数量 × 0.2%です。

    2-3-2入出金手数料

    bitFlyerの入金手数料は入金元の銀行口座によって異なります。住信SBIネット銀行からクイック入金する場合は手数料無料、住信SBIネット銀行以外の口座からクイック入金する場合は税込330円です。

    上記と同様に、出金手数料も出金先銀行口座と出金額によって異なります。出金先の銀行口座が三井住友銀行の場合、出金額が3万円未満で税込220円、出金額が3万円以上で税込440円です。出金先の銀行口座が三井住友銀行以外の場合は出金額が3万円未満で税込550円、3万円以上で税込770円と少し高くなるので注意しましょう。

    3.操作性の高いモバイルツール

    bitFlyerのモバイルトレードツールは、販売所・取引所・Lightning(信用取引)全てをブラウザと同機能利用することができます。例えば、販売所が信用取引のみしか利用できない他取引所モバイルアプリと比べ、動作も軽く使い勝手の良いです。

    4.万全のセキュリティ対策

    サイバーアタックやハッキング被害が懸念される仮想通貨取引において、万全なセキュリティ対策は欠かせません。bitFlyerでは、マルチ・シグネチャという技術を採用し、高セキュリティなウォレットを開発しています。

    マルチ・シグネチャとはセキュリティのために開発された最新のビットコインテクノロジーです。マルチ・シグネチャにより、重要なデータであるプライベートキーが 1つ漏洩した場合でも、別のキーが無ければビットコインの送付ができないため、顧客資産の漏洩を防ぐことができます。

    さらにbitFlyerでは、ビットコインの管理にコールドウォレットを利用しています。コールドウォレットとはネットワークに接続しておらず、インターネットから物理的に距離をおく管理方法です。bitFlyerは口座利用者および同社が保有するビットコインの80%以上をコールドウォレットで管理しているため、漏洩リスクが低く安心して利用できるでしょう。

    5.トレーダー視点で解説|3つのおすすめポイント

    トレーダー視点でbitFlyerをおすすめしたい3つのポイントについて、投資ブログ「ビットコインFX狂想曲」を運営する「Bit仙人(@bitmexsen)」が解説。

    • 資産を預けるに足る信用性
    • 円出金の速さ
    • 現物板の使いやすさ

    5-1 資産を預けるに足る信用性

    私の持論として「儲かっていない取引所に資産を預けるな」という考えがあります。bitFlyerは過去一度もハッキングなどの不正流出被害を出したことはありませんが、もし何かトラブルがあったときに真摯に対応してくれるか、そうではないかどうかの分水嶺として信用を守るインセンティブの方が強く働くからです。

    最も多くのユーザーが利用しており、出来高も国内トップ、業界をけん引する存在であるbitFlyerはその分支出も多いですが、そういう意味でも安心して資産を預けることができます。

    5-2 円出金の速さ

    ビットコインなど仮想通貨を日本円に変え出金する際に、最も早く銀行口座に送金してくれるのもビットフライヤーの隠れたメリットです。早く出金に対応してくれるので、もし日本円が入用な時に助かりますし、それだけ顧客の依頼に迅速に対応してくれるのも好印象です。

    出金に要する日数は申請をした時間によって異なります。銀行営業日の14時半までに申請をした場合、当日中の着金が可能です。14時半以降に出金申請をした場合は、翌銀行営業日の着金になるので注意しましょう。

    5-3 現物板の使いやすさ

    ビットコイン取引所を使えば板取引でスプレッドなくビットコインの現物と日本円をトレードできるのも選ばれるポイントです。

    そしてブラウザだけでなく、スマホアプリでもビットコイン取引所の板取引を利用することができるのは、国内取引所の中でかなり良心的な配慮がされているとみて間違いありません。ビットコインを日本円に変える際には取引所の現物板を使いましょう。

    5-4 デメリット1:販売所のスプレッドは広い

    ただ、販売所におけるスプレッドの広さはトレード向きではありません、一度に高額の取引を行う際には有利なこともあるかもしれませんが、短期のトレードで取り戻せることができないほど売りと買いの価格差があることは肝に銘じておきましょう。

    6.簡単かつ最短でできる口座開設

    これから仮想通貨取引を始める方の中に、口座開設に複雑で手間のかかるイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。bitFlyerの口座開設はとても簡単であり、最短即日で取引可能です。メールアドレスを登録後、口座利用者の情報を入力し、本人確認書類を提出して申請できます。

    また、本人確認の際にクイック本人確認サービスを利用できます。クイック本人確認サービスを利用することで、本人確認がオンラインで完結するため最短即日で取引可能です。

    7.NFT事業に参入へ

    bitFlyerの運営会社bitFlyer Holdingsは2021年9月、ブロックチェーン技術を用いたアプリケーション開発を行うdouble jump.tokyo株式会社(以下、DJT)に出資し、NFT(非代替性トークン)事業で協業することを発表しました。

    DJTは、「My Crypto Heroes」や「MyCryptoSaga」などのブロックチェーンゲームやNFT関連サービス「N Suite」などで知られている企業です。DJTに出資することにより、NFT事業で幅広い協業関係を築き、グループとして事業拡大を図っていく方針を示しました。

    DJTが開発したブロックチェーンゲームにおいて、bitFlyerが独自開発したエンタープライズ向けブロックチェーン「miyabi」を活用することも検討されています。

    miyabiとは、独自のコンセンサスアルゴリズム「BFK2」を採用しており、秒間4,000のトランザクション処理速度を誇るbitFlyer Blockchain社の独自ブロックチェーン。堅牢なスマートコントラクト実行エンジンを搭載することで高水準のセキュリティを実現、一般的なブロックチェーンが苦手とする複雑かつ高速な検索機能を提供しています。

    この提携により、今後bitFlyerがNFTマーケットプレイスなどのNFT関連プロダクトをローンチする可能性が浮上しました。

    関連:非代替性トークンNFTとは|主な特徴と将来性を解説

    関連:double jump.tokyo、bitFlyerとNFT事業で協業へ

    8.「bitFlyer」で本格的な仮想通貨トレード

    bitFlyerはビットコイン取引量国内1位であり、国内最大規模の仮想通貨取引所です。これから仮想通貨取引を始める方でも、人気な取引所であるbitFlyerで安心して取引に挑戦できるでしょう。※2

    また、マルチ・シグネチャ技術やコールドウォレットを利用した万全なセキュリティ対策や主要通貨を網羅した26種類の取扱い銘柄など、魅力的な取引環境を提供しています。ぜひ、bitFlyerで口座を解説し仮想通貨取引にチャレンジしてみてください。

    ※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2021 年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)

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