はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

イーロン・マスク氏、ビットコイン支持の理由を語る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

テスラ社CEO、ピーター・シフ氏に反論

米テスラ社のイーロン・マスクCEOが暗号資産(仮想通貨)ビットコインの価値や、テスラ社のビットコイン購入について、様々な著名人のツイートに返答する形で発言している。

具体的なコメントとしては、仮想通貨は貨幣の進化形態であるという趣旨のコメントをしたほか、ビットコインを法定通貨のヘッジ手段になり得るとして語る一方で、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の価格は現在すでに高い状況にあるとも語った。

ピーター・シフ氏への返答

一つ目のツイートとして話題を集めたのが、金(ゴールド)支持者仮想通貨に批判的なピーター・シフ氏が、仮想通貨は中央銀行の発行する法定通貨よりも価値がないものだと発言したことに対する返答だ。

これに対してマスク氏は次のように反論した。

「あなたはゴールドを所有しています」と知らせてくれる電子メールを受け取ることは、実際にゴールドを持っていることとは違う。仮想通貨を持つ方がよい。お金は物々交換の不便さを回避するための単なるデータだ。そのデータは、すべてのデータと同様に、遅延やエラーの影響を受ける。システムは、この両方を最小化するものへと進化する。

現物ゴールドを手元に持たない場合には、それも信任の一形態であるとしつつ、仮想通貨は取引エラーなどを最小化する方向に進化したものだと示唆する発言のようだ。

マスク氏は続けて「そうは言っても、ビットコインとイーサリアムの価格は実際高いようにみえる」とツイートし、これらの仮想通貨が現在バブル相場にある(高騰している)状況に言及した。

ビットコインは2月20日に55,000ドルを突破し、対ドルの時価総額は執筆時現在1兆700億ドル(約112兆円)に達している。またイーサリアムも一時2,000ドルを突破し、執筆時現在の時価総額は2,214億ドル(約23兆円)になった。

法定通貨のヘッジとしてのビットコイン

また、大手仮想通貨取引所バイナンスCEOのCZ氏による「マスク氏はドージコインも支持しているものの、テスラ社が実際に購入しているのはビットコインだ」というコメントに対しては、次のように答えている。

テスラ社の行動は、私の意見を直接的に反映しているわけではない。キャッシュよりもましな流動性の形式であるビットコインを一定程度保有することでさえ、S&P500の企業にとっては非常に冒険的だ。

また続けて「私は投資家ではなくエンジニア」であるとして、投資のプロフェッショナルではないと強調しつつも、ビットコインを支持する理由を以下のように述べた。

法定通貨がマイナス金利である状況で、他の資産を探そうとしないのは愚か者だけだろう。ビットコインは法定紙幣とほぼ同じくらいくだらない。しかし「ほぼ」という部分が重要だ。

このことからはマスク氏がビットコインの仕組みなどについて全面的に賛成しているわけではないが、法定通貨のリスクヘッジとして捉えていることが窺える。

企業のビットコイン参入は続くか?

テスラ社が15億ドル相当のビットコインを購入したことが明らかになり、また同社が近い将来に自動車購入の方法としても受け付ける計画を発表したことを受けて、ビットコイン価格は急騰した。

テスラ社の動きは、米マイクロストラテジー社やスクエア社のビットコイン保有に続くものだったが、専門家は今後もビットコインを購入する企業が登場する可能性を指摘している。

例えばRBC Capital MarketsのアナリストMitch Steves氏は、アップル社が仮想通貨市場に参入する可能性について論じており、ビットコインをアップルのウォレットサービスで取引できるようにすることや、準備金の一部をビットコインに投資することがあり得ると独自の意見を述べた。

一方短期的な視点でみれば、ビットコインを購入する企業は、それほど多くないだろうとする調査もある。

関連米投資企業Wedbushが読む「今後数年間のビットコイン市場と採用展望」

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/05 土曜日
13:40
トランプ一族の「World Liberty Financial」、WLFIトークンの取引開始を提案
World Liberty Financialが仮想通貨WLFIトークンの譲渡可能化を提案。早期支援者のトークンがアンロックされる見込み。
13:00
リップル社、シンガポールでXRPLの起業家育成プログラム開催へ 最大20万ドル資金提供
リップル社がシンガポールでXRP台帳基盤の起業家育成プログラムを開始する。RWAトークン化・DeFi・AI分野などに焦点を置き、最大20万ドルの資金提供を予定している。
10:20
1兆円相当ビットコインが移動も、構造的売り圧力は限定的か=Bitcoin Vector分析
14年以上動かなかった8万ビットコイン(約1.2兆円)が8個のアドレスから移動。仮想通貨取引所への売却ではなくOTC取引との見方も。
09:45
ロシア国営ロステック、トロンでステーブルコインRUBx発行へ 制裁回避狙いも
ロシア国営企業ロステックがルーブル建てステーブルコインRUBxを年内に発行する予定だ。決済プラットフォームRT-Payも立ち上げる。経済制裁回避の意図もあるとみられる。
08:20
Mercado Bitcoin、XRPレジャーで約300億円の資産トークン化計画
ブラジルの仮想通貨取引所Mercado BitcoinがXRPLで実世界資産トークン化を拡大。南米機関による最大規模の取り組み。
07:10
英上場ゴールド探査会社Hamak Gold、ビットコイン財務戦略導入で247万ポンド調達
ロンドン上場のHamak Goldが仮想通貨戦略転換を発表。カタール王族系投資ファンドも参加し株価6%上昇。
06:55
14年以上動かなかったビットコイン、合計1兆円相当が移動 警戒感高まる
14年以上動かなかった合計1兆円相当の仮想通貨ビットコインが、8個のアドレスから移動したことがわかった。当時からどのくらい価値が増えているのかも明らかになっている。
06:30
Ondo Finance、米SEC登録のOasis Pro社買収でトークン化証券市場に本格参入
RWAトークン化プラットフォームOndoが規制準拠のOasis Proを買収。米国投資家向けトークン化証券サービス拡大へ。
06:21
初心者向け|仮想通貨取引所のKYC手続きとは?スマホでできるeKYCの流れと注意点
口座開設の必須手順 暗号資産(仮想通貨)取引所を利用し始めるには、口座開設時に「KYC(本人確認)」と呼ばれる手続きが必要です。これは、ユーザーの身分確認や、利用目的の確認を通…
06:10
スウェーデン、違法収益による仮想通貨の押収を強化
スウェーデンのストレマー司法相が警察や税務当局に仮想通貨を含む犯罪収益の押収強化を指示。昨年11月導入の欧州最厳格な没収法により840万ドル相当を押収済み。
05:40
2800分の1の確率を突破 個人マイナーがビットコイン採掘に成功、5000万円獲得
個人ビットコインマイナーが7月4日にブロック903,883を単独採掘し、3.173BTC(約5000万円)の報酬を獲得。ネットワーク全体の0.00026%のハッシュレートで成功。
07/04 金曜日
17:43
マックハウス、仮想通貨事業でゼロフィールドと基本契約
アパレル大手マックハウスが暗号資産事業に参入。国内マイニングシェア1位のゼロフィールドと基本契約を締結し、ビットコイン購入とマイニングの両輪戦略で収益多様化を目指す。
17:11
SMBCグループ、事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設 Web3や生成AIの活用を目指す
SMBCグループが事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設。Web3などを活用し、スタートアップから大企業まで多様なパートナーと新事業を創出。
15:08
みんなの銀行、ソラナ基盤のステーブルコイン事業化に向け共同検討を開始
みんなの銀行がソラナ(SOL)基盤のステーブルコインとweb3ウォレットの事業化に向け共同検討を開始。Solana Japan、Fireblocks、TISの3社と協業し、新たな金融体験の創出を目指す。
13:50
米上場アンバー・インターナショナル、約37億円調達で仮想通貨準備金戦略を加速
米上場のアンバー・インターナショナルが機関投資家から2550万ドルを調達し、1億ドルの仮想通貨リザーブ戦略を強化。パンテラ・キャピタルなど著名投資家が参加。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧