はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

NY司法当局、「違法仮想通貨事業者」の取締り強化の方針

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ニューヨーク司法当局の姿勢

米ニューヨーク州司法当局のLetitia James法務長官は1日、ルール(規制)に違反の暗号資産(仮想通貨)企業への取締り等に関する新たな声明文書を公開。不正行為に対応し、市場の健全化と投資家保護を進める方針を伝えた。

公開された声明文は2つ。1つ目は「仮想通貨投資における極度なリスクを改めて投資家に伝える」とする内容。2つ目の文書では、「仮想通貨取引所やブローカー、投資顧問、プロモーターなどのセクター関係者がルールを守らなければ、民事および刑事責任を追及され得る」とルール遵守の必要性を伝えた。

James法務長官は仮想通貨投資について、「貪欲なセクタープレイヤーがこれまで投資家の資金を高いリスクに晒していたが、司法当局(NYAG)はより公平な業界の環境を整備する。ニューヨーク州だけでなく、全米の投資家に向けて仮想通貨の高いリスクや不安定性について注意を喚起する」、「法律を破った事業者は躊躇なく法的措置を取る」と説明した。

投資家に対して、仮想通貨価格の大きな変動率や、プラットフォーム運営者の利益相反の可能性、市場操縦の可能性を指摘。仮想通貨取引では匿名で取引することが可能なため、資金洗浄や人身売買などの犯罪行為に利用される危険性があると警鐘を鳴らした。

直近の取締りの事例に関しては、仮想通貨投資アプリCoinseedの無免許運営に対する提訴や、Bitfinexとテザー社に対する罰金を挙げている。

テザー社の提訴をめぐっては、結果として被告側は不正行為を行った点を認めず、1850万ドル(19.4億円)を支払い、和解に至ったものの、NYAGはBitfinexとTetherのNY州での運営停止を要求し、取締りは成功したと主張。一方、テザー側は以前よりニューヨーク州を撤退したことを主張しており、事実上の勝利を主張している。

関連テザー裁判、和解へ

今回の声明文では具体的な行動指針について明らかにされていないが、Letitia James法務長官の声明文書を通じて、仮想通貨業界でより厳しく取締りを行う方針を示した格好だ。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/23 火曜日
14:34
ソラナ財団、手数料代行サービス「Kora」を発表 SOL不要で取引可能に
ソラナ財団が12月23日に発表した「Kora」により、ユーザーはSOLを保有せずにUSDCなど任意のトークンで取引手数料を支払えるようになる。手数料代行の仕組みと応用例を解説。
13:15
仮想通貨ウォレット狙う情報窃盗マルウェア「Stealka」検出=Kaspersky
Kasperskyが仮想通貨ウォレットなどを狙う高度マルウェア「Stealka」を報告した。海賊版ソフトなどに偽装し100種類以上のブラウザやウォレットを標的に。被害を防ぐ対策も解説。
12:39
ビットコイン採掘者の降伏、価格底打ちのシグナルか=VanEck分析
資産運用会社VanEckは、ビットコインのハッシュレートが4%低下したことについて、価格底打ちを示唆する強気シグナルと分析。過去のデータでは180日後に77%の確率で価格上昇。ただし一部専門家は慎重な見方も。
12:16
ビットポイント、P2P.orgを含む3社連携 法人向けETH活用支援を強化
SBIグループのビットポイントジャパンが世界最大級のステーキング企業P2P.orgと連携。東証上場のDef consultingが進めるイーサリアムトレジャリー戦略を、グローバル基準の技術で支援する体制を構築した。
10:50
メタプラネットの臨時株主総会、5議案を全て承認
仮想通貨ビットコイン財務企業メタプラネットは、同日開催した臨時株主総会で5つの議案が全て承認されたことを発表。優先株式の定款変更や発行に対する承認が特に注目を集めている。
10:31
米最大取引所コインベース、予測市場事業強化へ新興企業を買収
米仮想通貨取引所最大手コインベースが予測市場スタートアップThe Clearing Companyを買収。2026年1月完了予定。予測市場は2030年までに1兆ドル規模に成長する見込みで、コインベースは「Everything Exchange」構想の実現を加速させる。
09:42
バイナンス、2023年和解後も疑わしい口座の約212億円移動を防げず=FT報道
英紙FTは、バイナンスが2023年和解後も疑惑口座による1.4億ドルの取引を防げなかったと報道。13の口座が2021年以降17億ドルを移動。テロ資金調達との関連も指摘される中、バイナンスは「当時制裁対象ではなかった」と反論している。
09:40
ネットスターズ、羽田空港でUSDC決済の実証実験を近日開始へ
決済ゲートウェイのネットスターズが羽田空港第3ターミナルでUSDCによる店舗決済の実証実験を開始へ。QRコードを活用し、インバウンド旅行客がウォレットから直接支払い可能。加盟店は円建てで精算される仕組み。
09:30
XRP建て利回り商品「earnXRP」がフレアでローンチ、4〜10%の利回り目指す
アップシフト、クリアスター、フレアがXRP建て利回りボールト「earnXRP」を立ち上げた。XRP保有者が複雑な戦略を運用することなく利回りを得られる商品で目標利回りは4%から10%となる。
08:12
トランプメディア、451BTC追加購入で保有額10億ドル突破
トランプメディアが新たに451BTCを取得し総保有額が10億ドルを超えたと報じられた。第3四半期は5z480万ドルの純損失を計上したが仮想通貨戦略を継続している。
07:30
米仮想通貨特命官、CFTC・SEC新委員長を「ドリームチーム」と称賛
米ホワイトハウスのデビッド・サックス仮想通貨担当官がCFTC新委員長マイケル・セリグ氏とSECのポール・アトキンス委員長を称賛し、トランプ大統領が「ドリームチーム」を作ったと評価した。
07:20
仮想通貨投資商品、先週は1490億円超の資金が純流出
仮想通貨投資企業CoinSharesは、デジタル資産投資商品全体の先週における資金フローは約1,494億円の純流出だったと報告。ビットコインなどの銘柄別のデータも公開している。
06:30
ストラテジー社の米ドル準備金が3400億円超に、「仮想通貨の冬」に備え
マイケル・セイラー率いるストラテジーが普通株式の売却により7億4800万ドルを調達し、米ドル準備金を約22億ドルに増やした。仮想通貨の冬に備え配当と利払いを32カ月間カバーできるようにした。
06:05
JPモルガン、機関投資家向け仮想通貨取引の提供を検討=報道
これまで仮想通貨を否定してきたJPモルガン・チェースは機関投資家向けに仮想通貨取引サービスの提供を検討している。現物取引とデリバティブ取引が含まれる可能性がある。
05:50
ビットマイン、イーサリアム蓄積を継続 先週も約10万ETH買い増し
主要イーサリアム保有企業ビットマインが過去1週間で約10万ETHを追加購入し、保有が406万ETHに達したと発表した。弱気相場で買い増しを加速。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧