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仮想通貨取引所Poloniex、証券法違反で米SECに11億円超の罰金

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

証券法違反で罰金

米証券取引委員会(SEC)が、証券取引法に違反して「未登録のオンラインデジタル資産取引所」を運営していたとして、暗号資産(仮想通貨)取引所Poloniexに罰金など合計約1,000万ドル(約11億円)の支払いを科すことで同取引所と合意した。

2014年に設立されたPoloniexは、2018年に米Circleに4億ドル(約440億円)で買収された。その後、2019年に投資家グループが新たに買収し、Polo Digital Assetsという名前の新しい会社を設立。今回の取り締まりでは、Poloniexの2017年7月から2019年11月までの活動が証券法違反に該当したという。

米SECの調査内容

SECの主張によれば、Poloniexは仮想通貨の売買を仲介するオンラインの取引プラットフォームを運営していたが、「投資契約であり証券とみなされるデジタル資産」も取り扱っていた。

その上で、証券法で定義される「取引所」とみなされる形態で運営していたが、証券取引所として登録しておらず、証券取引法の違反に当たるという。

さらに、SECによると2017年8月頃にPoloniexの複数の従業員は、市場シェアを拡大するために、同取引所プラットフォームで新しいデジタル資産を積極的に取り扱っていくべきだと主張していたが、そうした資産の中には、ハウィーテストの下で証券と見なされる可能性があるものが含まれていた。

ハウィーテスト

米国で特定の取引が「投資契約」という証券取引の定義の一つに該当するかどうかを判定するテスト。SECのW. J. Howey社に対する訴訟事件に由来する。これ自体には法的拘束力はないが、SECはこのテストをもとに複数のICO(トークン販売)に対してリーガルアクションを起こした経緯がある。

▶️仮想通貨用語集

また、2018年7月頃にPoloniexは、そのユーザーに、証券と見なされる「中リスク」のデジタル資産を取引する機能を提供し続けることを決定していたという。

SECの執行部でサイバーユニットを率いるKristina Littman氏は次のように述べた。

Poloniexは、取引所を登録しないまま、証券とみなされるデジタル資産を扱っており、連邦証券法の遵守よりも利益を増やすことを選んだ。

Poloniexは、SECの規制を回避しようとした。この規制は、使っているテクノロジーに関係なく、証券の買い手と売り手を結び付けるあらゆる市場に適用されるものである。

SECのプレスリリースは、具体的にどの資産が「証券」に当たるものだったのかについては明かしていない。

Poloniexは、こうしたSECの調査内容について否定も肯定もせず、罰金を支払うことに同意。不正な利益の償還、罰金など含め総額1,000万ドル(約11億円)をSECに支払うことになる。

米Circleが対応

SECが調査対象とした2019年11月までは、Circle社がPoloniexを所有していた。このため、今回の法的措置についてもCircle社が対応することになる模様だ。

Circle社は、ニューヨーク証券取引所へ上場する計画であることを7月に発表。関連文書の中で、PoloniexをめぐるSECとの和解のために約1,000万ドルを確保していることを明かしていた経緯がある。

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