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イギリス政府チーム:仮想通貨に関する初の会議を実施、概ね前向きな姿勢か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イギリスの仮想通貨専門チームの第1会議
イギリスの大蔵省、イングランド銀行、そして、FCAによって3月に組織された仮想通貨専門チームは第1回目の会議を開き、仮想通貨及びブロックチェーン分野の可能性、リスク、適切な規制について議論しました。
中央銀行が発行するデジタル通貨への関心の高まり
さらに、5月18日に、イングランド銀行は、中央銀行が発行するデジタル通貨(Central Bank Digital Currency:CBDC)についてまとめた報告書を公開し、ノルウェーや、スイスでも同様の動きが出てきていることから、CBDCへの関心が高まってきていると言えます。

イギリス政府の仮想通貨専門チームの第1会議

3月、イギリス政府は、仮想通貨の可能性とリスク及び、ブロックチェーン技術の応用についての調査を目的とした仮想通貨専門チームを組織していました。

これに関して5月21日、仮想通貨及び、ブロックチェーン分野においてどのような規制が必要とされているのかを議論する第1回目の会議が開かれました。

この仮想通貨専門チームは、イングランド銀行及び、金融行動監視機関(以下、FCA)、大蔵省によって組織されています。

今回の第1会議には、大蔵省の金融サービス部門を統括するKatharine Braddick氏、イングランド銀行の副総裁を務めるDave Ramsden氏、FCAの責任者を務めるAndrew Bailey氏も参加しました。

今回の会議で、仮想通貨専門チームは、仮想通貨(仮想資産)の影響を評価し、金融サービス分野においてのブロックチェーン技術の可能性と障害、そして、その関連する分野においての規制が必要になる場合、どのような規制を施行すれば良いのかを今後検討していくことに合意しました。

次回の仮想通貨専門チームの会議は、7月に行われ、その報告書は2018年の第三四半期に公開される予定です。

中央銀行が発行するデジタル通貨への関心の高まり

5月18日に、イングランド銀行は、中央銀行が母体となって仮想通貨の発行を行う、中央銀行が発行するデジタル通貨(以下、CBDC)の潜在的リスク、財政の安定に関する課題をまとめた報告書を公開しました。

報告書では、金融機関アクセスモデル、経済全体アクセスモデル、そして、金融機関及び、CBDC基盤の一部銀行アクセスモデルというCBDCへのアクセス制限を変えた3つのモデルを想定しています。

金融機関アクセスモデルでは、銀行及び、銀行以外の金融機関(以下、NBFI)のみのアクセスを許可し、経済全体アクセスモデルでは銀行、NBFI、企業、個人を含む全ての人々へのアクセスを可能にします。

さらに、CBDC基盤の一部銀行アクセスモデルでは銀行及び、NBFIに制限しながら、一部銀行を通じて企業や個人へのアクセスを想定しています。

特筆すべきは、最終的な判断に至るまでには、さらなる調査やモデルの発展が必要であると言及した一方で、今回の初期の想定としては、CBDCの導入において民間信用や、経済の総供給流動性における障害にはならないと合意されたことでしょう。

イングランド銀行以外の中央銀行もCBDCの発行及び、銀行システムへの影響について調査を行なっています。

先週、ノルウェーの中央銀行もCBDCに関する報告書を公開しました。

そしてスイスの連邦参事会も、”e-franc”と呼ばれる独自のCBDCの可能性及び、リスクについて調査を始め、法的、経済的、財務的側面について調査を進める方針です。

仮想通貨やブロックチェーン技術を進展させようとするだけでなく、CBDCの発行についても積極的な調査を行なっている中央銀行や、政府も増えてきており、その分野でのさらなる合法性が高まってきていると言えるでしょう。

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