CoinPostで今最も読まれています

韓国Korbit副社長:5通貨(匿名3種含む)取り扱い停止は韓国政府の規制ではない

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Korbitの取り扱い停止は政府による規制問題ではない
CoinPostにてKorbit副社長Joon Bhang氏に、突如取引の停止となった5通貨(Dash、Monero、Zcashに加え、Augur、Steem)の状況説明を求め取材を行いました。
匿名通貨とは
Dash,Monero,Zcashのような匿名性の高い仮想通貨のこと。その性質上マネーロンダリングに悪用されやすいことで問題視されており、コインチェックが上場廃止となったことで日本の仮想通貨取引所では事実上の取扱い廃止に。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

Korbitの取り扱い停止に関する取材

韓国の取引所Korbitが突如5通貨の仮想通貨の取引を停止することを発表しました。

唐突な発表と共に、コインチェックが取り扱いの停止を行なった通貨と酷似していたことから、匿名通貨などの世界的な取り扱い状況の変化が推測されました。

今回Korbitが取引停止を発表した通貨はDash、Monero、Zcashに加え、Augur、Steemとなります。

取引停止に選ばれた通貨にSteemが入っていたことから、明確な理由が見えてこなかったため、CoinPost編集部はKorbit副社長Joon Bhang氏に確認をとりました。

Joon氏は今回取り扱いリストから外した理由に関して以下の様に述べています。

今回通貨をリストから外したのは、主に規制への懸念です。

これらのトークンはKorbitにて直接リストされていた通貨ではなく、Poloniexの仲介サービスを利用したものになります。

よって、顧客の該当デジタル資産はKorbitのウォレットでは管理しておらず、韓国政府はこれについて懸念を示す可能性を拭えません。

従ってそのリスクを回避するために、先にそれらのトークンの上場廃止を行いました。

これらの通貨はすぐに、もしくは後々直接(Korbit管理の)取り扱いを行う予定です。

不安視されていた、トークン自体の問題が政府により指摘された推測は、完全に否定されています。

コインチェックもアルトコインの代理販売形式としてPoloniexを利用していましたが、取り扱いをやめた理由は明確に分かれたと言っていいでしょう。

この状況開示によって韓国大手Bithumbが同タイミングでSteemの取り扱いを表明した矛盾点も解消された形になります。

匿名通貨は、マネーロンダリングの観点などで規制の議論に度々上がりますが、米国ではNYライセンス制度”ビットライセンス”を有している大手仮想通貨取引所GeminiにZcashが上場するなど、匿名通貨がライセンス制度の元運営する取引所に上場する流れも確認されています。

Zcashのシールドとアンシールド(シールドは匿名アドレス・アンシールドは透明性を持つ)アドレスの使い分けなどにより、匿名性を持たせずにKYCを確立するなどの施策などが今後の焦点となるでしょう。

注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
06/02 金曜日
10:25
米FRB、シルバーゲート銀行の清算に同意
米FRBは、米シルバーゲート・キャピタルとシルバーゲート銀行に対して、自主清算に同意する命令書を発表した。シルバーゲート銀行と仮想通貨業界のつながりについても指摘した。
09:35
ナイキ、米ゲーム大手EAと協業へ
Nikeとデジタルエンターテインメント企業EAは、新しいパートナーシップを締結。Web3プラットフォーム.SWOOSHのユーザーらの体験をカスタマイズできるようにしたり、向上させたりしていくという。
08:45
香港企業、米ドルステーブルコインをローンチへ
香港拠点のカストディ企業First Digitalは、仮想通貨の米ドルステーブルコインFDUSDをローンチすることを発表。FDUSDは、BNBスマートチェーンを基盤にするという。
08:15
デフォルト懸念後退 米国株反発、c3.aiは決算受けて大幅安
本日のNYダウは+153.3ドルと反発。ナスダックも+165.7ドルで取引を終えた。米下院が前日に債務上限法案を可決したことによって米国のデフォルトリスクは大きく後退している。
06/01 木曜日
21:40
Zaif、暗号資産FXサービス終了と「第一種金融商品取引業」の廃止を決定
暗号資産(仮想通貨)交換業者Zaifは1日、ビットコインやイーサリアムの暗号資産FXサービスの終了と「第一種金融商品取引業」の廃止を発表した。
15:29
AI のもたらし得る「深刻なリスク」に一部専門家が警鐘
「AIによる絶滅リスク」の軽減を訴える公開声明に、世界に名だたるAI技術の研究者や企業幹部ら350名が署名し、話題となっている。声明の主張には賛否両論あるが、AIについての議論の場を広げるものとして歓迎される。
15:10
Web3企業向けマーケティングツール「ソシャマ」リリース
ソーシャルマーケティング株式会社がWeb3企業向けのマーケティングSaaSツール「ソシャマ」の提供を開始した。仮想通貨やNFTを取り扱うWeb3事業者が抱える、ツイッターなどソーシャルメディア上でのマーケティングニーズに対応する。
12:32
英TP ICAP、機関投資家向け仮想通貨マーケットをローンチ
世界有数のインターディーラーブローカーTP ICAPは、ビットコインなど仮想通貨のスポット取引市場「Fusion Digital Assets」をローンチした。機関投資家向けで、分離運営モデルを採用している。
11:30
東京都政策企画局がデジタル証券発行支援を開始
東京都政策企画局は、デジタル証券(セキュリティトークン)発行支援事業の開始を発表した。これは、ブロックチェーン技術の広範な活用を促進し、スタートアップ企業の資金調達を多様化するための取り組みだ。
10:55
EU、包括的な仮想通貨規制案MiCAを正式承認
EUは、ビットコインなど仮想通貨に関する包括的な規制案「MiCA」を正式承認した。ステーブルコインに関する規定は2024年7月から、その他規定の多くは2025年から発効する予定である。
10:05
香港の新しい仮想通貨関連組織、Huobiが参加へ
Huobiは、香港の仮想通貨関連の新組織に加わることを発表。この組織は、香港を世界最大の仮想通貨市場にすることなどをミッションにしている。
08:20
PayPalベンチャーズなど、仮想通貨ウォレットサービス「Magic」に72億円出資
仮想通貨ウォレットプロバイダーMagicは昨日、72億円(5,200万ドル)規模の戦略的資金調達ラウンドを終えたことを発表した。
07:40
バイナンス、欧州で12のプライバシー関連銘柄を上場廃止へ
バイナンスは5月31日、欧州市場でプライバシー関連銘柄の取引提供を中止する予定を発表した。
07:10
バイナンス、人員削減の報道を否定
仮想通貨取引所バイナンスは、従業員の解雇を実施したことが報じられた。人員の20%を削減したとの報道もあるが、同社CEOのCZ氏は「解雇に関する報道は悪い噂(FUD)である」と説明している。
05/31 水曜日
17:22
改正資金決済法施行で国内ステーブルコイン発行可能に
改正資金決済法施行により、法定通貨を裏付けとするステーブルコインが発行可能になることへの関心が急上昇している。海外発行のステーブルコインについては、発行者ではなく流通業者が資産を保全するよう義務付けられる。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧