CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨(ビットコイン)FXとは?メリットや注意点を徹底解説

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

昨今の仮想通貨やFXのブームで、仮想通貨FXに興味を持った方も多いのではないでしょうか?仮想通貨FXは、少額の資金で大きな額を取引できることから人気があります。現物取引にはない特徴を持っており、大きな利益を狙うことも可能です。

一方で、リスクを把握しておかないと、自己資産を失うなど取り返しのつかない事態に陥りかねません。そのため、仮想通貨FXを利用したいのであれば、仮想通貨市場だけでなくレバレッジ取引などの理解を深める必要があります。

本記事では、仮想通貨FXの概要やメリット、注意点を紹介します。おすすめの取引所も紹介します。仮想通貨FXについてしっかり理解すれば効率よく取引が可能であるため、ぜひ参考にしてください。

目次
  1. 仮想通貨FXとは?
  2. 仮想通貨FXの3つのメリット
  3. 仮想通貨FXと現物取引・外貨FXの違い
  4. 仮想通貨FXを利用する際の注意点
  5. 仮想通貨FXにおすすめの取引所
  6. まとめ:仮想通貨FXは誰にでもチャンスがある取引方法

仮想通貨FXとは?

仮想通貨FXとは、実際の仮想通貨を売買するのではなく、仮想通貨に連動したデリバティブ(金融派生)商品を売買できる取引方法のことです。仮想通貨FXはレバレッジをかけた取引や、売り注文からの取引(ショート)など、まるでFXのように売買できます。

元手の資金を担保にして、将来の値上がりや値下がりに賭けられ、手元の資金以上に資金を動かせるのが魅力です。ただ、レバレッジ取引はハイリスク・ハイリターンの取引になりがちなので注意が必要しましょう。

仮想通貨FXの3つのメリット

仮想通貨FXは大きな魅力のある取引方法で、他にはない魅力を持っています。仮想通貨FXに限らず、サービスを利用する前に良さを知っておくことは大切です。

以下に3つのメリットを紹介します。

少額な資金でも大きな利益を狙える
下落相場でも利益を出せる
24時間365日取引できる

仮想通貨FXの良さを最大限活かせるように、3つのメリットを把握しておきましょう。

少額な資金でも大きな利益を狙える

前述のように、仮想通貨FXは自己資金にレバレッジをかけることができます。レバレッジとは、少ない証拠金で大きい金額を動かせる仕組みのことです。

例えば、証拠金200万円でレバレッジ2倍なら、200×2=400万円分の取引ができます。

このように、少額の資金でも大きな利益を狙うことが可能です。手元の資金が少なくても大きな利益を狙えるのが仮想通貨FXであり、少額な資金しか用意していない個人投資家にもチャンスがあると言えます。

ただ、運用によるリスクは多少高くなるため、適切に資金管理することが必要不可欠です。

下落相場でも利益を出せる

一般の仮想通貨取引では価格が低いときに買い高いときに売る、その差額で利益を出します。そのため、市場の価格が下がっているいわゆる「下落相場」の時は、利益を出せません。

しかし、仮想通貨FXは「空売り(ショート)」を使って、下落相場でも利益を狙えます。空売りは最初に売り注文をし、価格が下がったら買い注文をして、その差額で利益を得る方法です。

例えば、1BTC=100万円の時に売り注文をして、1BTC=50万円の時に買い注文をすれば100万円-50万円=50万円の利益になります。

このように、価格が高いときに売っておいて安いときに買い戻すことで、下げ相場の時でも利益を得られます。

関連記事:仮想通貨の下落相場でも勝つ方法、空売り(ショート)の基礎知識

24時間365日取引できる

他の金融商品の取引では、市場の開閉時間が定められており24時間取引できる金融商品は限られています。しかし、仮想通貨FXでは24時間365日、仮想通貨取引が可能です。

例えば、株式市場は平日の朝9時から15時までしか開いておらず、土日はまったく取引ができません。また、法定通貨のFXも平日のみで、土日の取引は不可能です(※一部のデリバティブ商品を除く)。

24時間365日取引ができれば、土日しか取引ができない人や仕事が夜遅くまである人も取引できるでしょう。

仮想通貨FXと現物取引・外貨FXの違い

仮想通貨FXとよく比較されるものが、現物取引と外貨FXです。仮想通貨FXのメリットを紹介しましたが、現物取引と外貨FXにもそれぞれメリットがあります。

現物取引と外貨FXのメリットを知ることで、仮想通貨FXの良さをより理解できるでしょう。

仮想通貨FXと現物取引・外貨FXの違いを紹介するので、正しく把握して、自分に合った方法を選びましょう。

現物取引との違い

現物取引は実際に仮想通貨等の暗号資産を売買するため、手元にある資金分のみ取引可能であり、その資金に応じて仮想通貨を現物として保有します

対して、仮想通貨FXは取引の注文に応じてポジションを保有します。現物を売買しているわけではないので、レバレッジをかけることや空売りが可能です。

仮想通貨FXの方がより大きなリターンを見込めますが、その分大きな損失が生じるリスクも大きくなります。その点、現物取引は手元にある資金分しか取引できないため、損失を抑えられるでしょう。

特に仮想通貨・投資初心者の方は、リスクの許容範囲が明確でないため現物取引の方が安心でしょう。

外貨FXとの違い

外貨FXは一部の金融商品を除いて、土日は市場が閉まってしまいます。

それに対し、仮想通貨FXは24時間365日取引が可能なため、自分の生活習慣に合わせて取引できます。特に、平日の日中に時間が取れない方にはおすすめです。

また、仮想通貨FXは外貨FXよりもボラティリティ(価格変動)が激しい特徴があります。大きい利益を狙えますが、その分損失を生むリスクも大きくなるので、その点は把握しておきましょう。

仮想通貨FXを利用する際の注意点

仮想通貨FXは他の取引より優れている部分がありますが、もちろん注意点も存在します。この注意点を知らないと、大きく損をしてしまうかもしれません。

以下に3つの注意点を紹介するので、しっかり把握しておきましょう。

損失は大きくなる
強制ロスカットがある
多くの手数料を払う可能性がある

損失は大きくなる

すでにご紹介している通り、仮想通貨FXはレバレッジをかけて、少額の資金で大きな利益を狙うことができます。これは裏を返すと、相場が予想と反する動きをすれば損失額も大きくなるということです。

そのため、現物取引と比べてハイリスク・ハイリターンな投資方法です。目先の利益だけを優先してリスクを取りすぎると、大きく損失を出してしまう可能性があります。

リスク管理は仮想通貨に限らず金融商品に投資する上で非常に重要なことです。リスクが大きいからリターンも大きいということを認識しておきましょう。

強制ロスカットがある

レバレッジをかける時、自己資金に応じていくらか証拠金としてお金を預け入れますが、価格変動により含み損が多くなってしまうと証拠金が不足してしまいます。

強制ロスカットとは、この証拠金が不足することにより、保有しているポジションが強制的に決済されてしまう事です。

強制ロスカットは取引者の損失を限定するために働く仕組みですが、意図せず損失が生まれてしまいます。現物取引ではこのようなことはないので、初めて仮想通貨FXを利用する人は確認しておきましょう。

多くの手数料を払う可能性がある

仮想通貨FXはレバレッジをかけてポジションを保有できますが、日をまたいでポジションを保有していると建玉管理料(レバレッジ手数料)がかかります。建玉管理料は日をまたぐごとに発生するので、長期で保有していると断続的に手数料を払わなければいけません。

現物取引では保有し続けても手数料は発生しないので、仮想通貨FXならではの注意点です。。これを知らずに長期でポジションを保有していて、気づいたら多額の手数料を払っていたということがないようにしましょう。

仮想通貨FXにおすすめの取引所

仮想通貨FXは、日本国内の大手仮想通貨取引所でも取り扱われています。信頼度、実績ともに申し分ないおすすめの下記2社を紹介します。

bitFlyer


出典:bitFlyer

bitFlyerは国内でもトップクラスにビットコインの取引量が多く、流動性も高いため、スムーズな取引が可能です。

仮想通貨FXができる銘柄はビットコインのみですが、いずれも仮想通貨市場で長く取引されているので、信頼と実績があります。

「Lightning FX」という仮想通貨FXサービスを提供しています。

関連記事:改正金融商品取引法とは|bitFlyer(ビットフライヤー)の事例から考察する改正の背景と市場への影響

DMMビットコイン


出典:DMMビットコイン

動画配信サービスも手掛けているDMMのDMMビットコインもおすすめです。取引コストが安いだけでなく、10種類以上の通貨ペアでレバレッジ取引できます。

また、取引ツールも充実しており、注文方法の豊富さやチャートでの分析も魅力。ブラウザ上でもアプリ上でも取引できるので、使い勝手も良いと評判です。

関連記事:DMMビットコインとは|主な特徴と注目ポイントを解説

まとめ:仮想通貨FXは誰にでもチャンスがある取引方法

仮想通貨FXは、仮想通貨に連動した商品をまるでFXのように売買できるサービスです。レバレッジをかけた取引で大きな利益を狙ったり、空売りを使ったりすることで下落相場でも利益を出すことができます。

ただ、リターンが大きい分リスクも大きいので、注意しないと大きく損をしてしまいます。とはいえ、注意点を知っていれば現物取引や外貨FXよりも効率的に取引が可能です。

仮想通貨FXを始めるなら、本記事で紹介した「bitFlyer」と「DMMビットコイン」がおすすめです。

仮想通貨FXについてより詳しく知りたい方は、他の記事もご覧ください。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
09/16 月曜日
15:00
テザーなどステーブルコイン発行企業4社、北朝鮮ハッカー集団保有の7億円相当を凍結
ステーブルコイン発行企業4社が北朝鮮ハッカー集団ラザルスの資金と思しき7億円相当の暗号資産(仮想通貨)を凍結した。3年間で280億円のマネーロンダリングも明らかに.。
14:45
コインベースCEO、ブラックロックへのビットコインIOU発行疑惑を全面否定
米大手仮想通貨取引所コインベースのブライアン・アームストロングCEOは、ブラックロックに対しビットコインの借用証明書(IOU)を発行し、相場操縦しているとの噂を全面否定。ETF運用について説明した。
14:23
イーサリアム次期アップグレード「Pectra」、2段階の実施案が浮上
イーサリアムの次期アップグレード「Pectra」を2段階で実施する可能性を開発者会議が検討中。Pectraの内容も解説。
11:00
仮想通貨ウォレット「BOSS Wallet」でのステーブルコインUSDTの保管方法を解説
ステーブルコインUSDTは、BOSS Walletのような仮想通貨ウォレットでチェーンに関係なく保管できます。この記事はBOSS WalletでのUSDTの保管の仕方についてご紹介します。
10:00
ユーザーファーストの分散型仮想通貨ウェアウォレットBOSS Walletとは
BOSS Walletは、ユーザー中心の分散型仮想通貨ソフトウェアウォレットであり、単一の秘密の復元フレーズで複数のウォレットを作成可能にしています。本記事は特徴や使い方を解説します。
09/15 日曜日
11:30
米CPI・FOMC影響でビットコイン相場が820万円に推移|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリストがビットコイン相場を分析。リセッション懸念が高まる中、今週の暗号資産市場でビットコイン(BTC)は上下動。FOMCの動向が注目されている。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米CPIとXRP投資信託に高い関心
今週は、米CPI、グレースケールのXRP投資信託の販売再開、米マイクロストラテジーのマイケル・セイラー会長によるビットコイン価格予想に関するニュースが最も関心を集めた。
09/14 土曜日
15:00
英高等裁「USDT含むステーブルコインは法律に基づく財産」と判決
英国の高等裁判所がUSDTを法的財産と認定。仮想通貨の法的保護を強化する判決に。背景となった訴訟の詳細を解説。
13:20
「RWAトークン化市場が1.7兆円規模に成長」バイナンスの最新リサーチ
バイナンスが現実資産(RWA)トークン化市場を分析。米国債トークンが牽引し、1.7兆円規模に。法的課題や今後の展望も解説。
12:00
リップルX幹部が語る対SEC裁判やIPO|WebX2024インタビュー
WebX2024でRipple(リップル)X幹部に取材。長年に渡る米SECとの裁判や株式上場(IPO)の可能性、仮想通貨ステーブルコインの開発、日本市場の重要性について語られた。
11:00
FTX前CEOバンクマン・フリード氏、25年懲役判決に控訴 再審求める
FTX破綻事件において詐欺などで25年の判決を受けたサム・バンクマン=フリード前CEOが控訴。支払能力があったと主張し、再審を要求。
09:38
バイナンスのソラナステーキング「BNSOL」、資産運用の新たな選択肢に
世界最大の仮想通貨取引所バイナンスは12日、独自のソラナリキッドステーキングトークン(LST)である「BNSOL」の提供を正式に開始した。
08:30
米SEC、「仮想通貨証券」の表現を削除
米SECがバイナンスとの裁判で訴状を修正し、仮想通貨証券という表現を削除した。その理由について述べている。
07:30
ワールドコインのワールドID、ソラナブロックチェーンで利用可能に
サム・アルトマン氏の仮想通貨プロジェクト「ワールドコイン」のオンチェーンIDである「ワールドID」はソラナ上でも利用できるようになった。
07:00
新経済連盟、2025年度税制改正提言を発表 暗号資産税制も含む
新経済連盟が2025年度税制改正提言を発表。暗号資産の申告分離課税導入やETF取り扱い可能化など、Web3支援策を提案。日本経済活性化と国際競争力強化を目指し、AI開発やスタートアップ支援も含む16の具体策を提示。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア