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Coinbaseカストディの提携先:米証券取引委員会から告発を受けていたことが判明

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

コインベース社がETC社とカストディサービス発足
米国を拠点とする大手仮想通貨取引所Coinbase社は、仮想通貨の保管と管理を行うサービスを開始する事を5月に発表。カストディサービスを立ち上げる際、提携を結んだETC社が2015年にSECから告発を受けていた事が明らかに。
カストディサービスとは
証券投資を行なう投資家の代理人として、有価証券の保管や売買に係る決済、あるいは元利金・配当金の受領や議決権行使などの幅広い業務を提供するサービスの総称のこと。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

Coinbase社は先日、Coinbase Custodyの開始を発表しました。

Coinbase Custodyは、ミニマム1,000万ドル(約10億円)の資産を有する機関投資家向けカストディサービスで、Electronic Transaction Clearing社(以下、ETC社)と提携を結び、発足しました。

ETC社は、承認されているブローカーディーラー会社で、自主規制団体「FINRA(金融取引業規制機構)」の会員でもあります。

ETC社の過去

そんな中、ETC社が今年3月にSEC(米証券取引委員会)に8万ドル(約880万円)の罰金を支払っていた事が判明しました。NYタイムズ紙のレポーター、Nathaniel Popper氏が、ETC社が今月2日にツイートしてから話題となっています。

Coinbaseは、機関投資家が心地よく仮想通貨を保有できるように、新しいサービスを提供しようとしている。

しかし今回提携するElectronic Transaction Clearingが、複数回に渡ってSECに告発されている事実は、彼らにとって朗報ではないだろう。

証券取引委員会が今年3月に発行したプレスリリースでは、『顧客の資産を複数回リスクにおいたブローカー』と題し、ETC社が2015年から度々、顧客から預かった資産を適切に扱わなかったとして、SECがETC社を告発した事が通達されました。

出典:sec.gov

また、ETC社がSECから受けた告発を容認も否認もせず8万ドルを支払い、事態を終結させていた事が明らかになりました。

Coinbase社はカストディサービス開始を通知した際、ETC社の「専門知識とシステム』に頼ると発表していましたが、ETC社が顧客の資産を適切に扱っていなかった事で、今回の提携が不安視されています。

仮想通貨業界の新規サービス展開

カストディサービスに目をつけているのは、Coinbaseだけではありません。

5月には野村ホールディングス株式会社も、LedgerとGlobal Advisors Holdings Limitedと共に仮想通貨を含むデジタル資産のカストディサービスを提供する会社『Komainu』を設立する事が発表されましたが、2017年と比べると停滞している仮想通貨市場の今後の大きな障壁として、機関投資家の市場参入が挙げられます。

しかし、Coinbaseや野村ホールディングスのように、カストディサービスを筆頭とした投資家のニーズを満たす事は、今後新たな資本流入につながるでしょう。

また、CoinBaseはカストディサービス以外にも新規プラットフォームのCoinbase Primeやセールスサービス、マーケット調査などを提供するCoinbase Institutional Coverage Groupを発足しています。

また今週2日、東京都内で行われた日経Fintech カンファレンスでは、Coinbase事業開発部の担当者が登壇し、日本進出への計画と意気込みを語っています。

Coinbaseの今後の動きについて、引き続き注視する必要があるでしょう。

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