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仮想通貨レンディング企業Nexo、米銀行の株式を取得

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米国で事業拡大

スイスに本拠を置く暗号資産(仮想通貨)融資企業Nexoは27日、米連邦政府公認の銀行「Summit National Bank」の株式を取得したと発表した。

業界を変革する動きとして、Nexoは米国連邦政府公認のSummit National Bankの株式を取得し、同社の優先的なデジタル資産パートナーとなった。

NexoはSummit National Bankを通じて、米国の個人及び法人の顧客に銀行口座や仮想通貨ローン、エスクロー、カストディソリューションなど、様々な金融サービスを提供することが可能になる。

同行の取締役会役員に任命されたNexoの共同設立者のKalin Metodiev氏は、今回の投資を「常に進化する規制環境に対応しながら、米国の顧客により良いサービスを提供するための画期的な出来事」と形容した。

一方、ワイオミング州を拠点とするSummit National Bankは、デジタル時代の顧客のニーズに応えるため、最先端のフィンテック銀行への変革を未来のビジョンとして描いている。同行のForrest Gilman会長は、Nexoとの提携が、このような取り組みを強化するものだととして、歓迎の意を表明した。

なお、同行は米通貨監督庁(OCC)の規制下にあるため、Nexoと提携はOCCの審査を受けているという。

関連:暗号資産レンディング・サービス「Nexo」とは

規制当局からの停止命令

Nexoには、今回の発表の前日となる9月26日に、有価証券としての登録なしに投資家に利子付きの口座を提供したとして、米国の8つの州から個別に停止命令が出されている。

この命令により、Nexoは必要な登録要件を満たすまで、対象となる州の居住者には利子付きの商品を提供することができなくなった。

Nexoの共同創設者Antoni Trenchev氏は、破綻したレンディング大手のVoyager Digitalやセルシウスの事例を考えると、規制当局の主張は理解できるとコメント。その上で、「国や州の機関と連携し、米国で規制に準じた商品やサービスを提供できるような方法を探っていきたい。」と述べた。

また同社は声明で、「無担保ローンに関与せず、仮想通貨LUNA/USTへのエクスポージャーもなく、救済される必要もなく、出金制限という手段に訴える必要もなかった」と、破綻した同業者とは、経営状況も全く異なることを強調した。

関連:複数州の米規制機関「Nexo提供の仮想通貨有利子口座は有価証券」

今後の計画

Nexoの発表によると、同社は現在、約5,790億円(40億ドル)の運用資産を保有し、これまでに処理した取引は、約14兆4,700億円(1,000億ドル)。200以上の国・地域で、40以上の法定通貨に対応し、500万人以上の顧客にサービスを提供している。

今年初めには、投資部門Nexo Venturesを立ち上げ、現在60社以上がポートフォリオに加わっている。

長期的にNexoは、今回のSummit National Bankとの提携や、世界規模で銀行ライセンスを取得していくことで、グローバルな銀行業務の拡大を目指すという。

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