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分散型ソーシャルグラフ「CyberConnect」、スマートアカウントの体験キャンペーンを展開

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

アカウント抽象化を体験

Web3(分散型ウェブ)ソーシャルグラフ・プロトコルの「CyberConnect」は8月10日現在、スマートアカウントシステムの体験キャンペーン「CyberTrek」を開催している。

このキャンペーンは、同社が8月4日にリリースしたERC-4337「アカウント抽象化」互換のスマートアカウントシステム「CyberAccount」にちなんで始まったものである。

CyberAccountにより、ユーザーは複数のブロックチェーンに跨るdAppsをシームレスに利用することが可能になり、好きな通貨でネットワーク手数料(ガス代)を支払ったり、一度の操作で複数のトランザクションをまとめて行ったり、Eメールや電話でウォレット認証を設定することが可能になる。

CyberTrekは「アカウント抽象化」技術を深く体験できる2ヶ月間の特別プログラム。このキャンペーンでは、6つの主要なパートナー・ブロックチェーンネットワークが参画し、2週間ごとにさまざまなミニ・トレックが順次開催される予定だ。

各ミニ・トレックでは特定のアプリケーションやプロジェクトがフィーチャーされる、オンラインAMAやその他のコミュニティイベントが開かれる予定だ。詳しい情報や開催スケジュールは、CyberConnectで構築されたWeb3ソーシャルメディア「Link3」上で随時公開される。

アカウント抽象化とは

通称「スマートアカウント」とも呼ばれ、ユーザーが保有するウォレットアカウントでスマートコントラクトを使用可能にする技術。サブスクリプションや、ゲーム事業者側のガス代負担など、様々なプログラム決済が実装可能になる。従来のシードフレーズや秘密鍵の生成・保存の手間を排除し、その代わりとして2段階認証を介したブロックチェーンとの交信も可能。

▶️仮想通貨用語集

CyberTrekのパートナーブロックチェーンとして、ポリゴン(MATIC)、BNB Chain、アービトラム(ARB)、オプティミズム(OP)などのEVM(イーサリアム仮想マシン)互換チェーンが指定されている。また、DEXアグリゲーターの1inch、暗号資産(仮想通貨)取引所OKX、ウォレットのSafePalなどの業界大手が参加することが明らかになっている。

CyberTrek参加要件

キャンペーン参加を希望するユーザーは、「CyberConnect V3 エバンジェリスト NFT」の取得が必須条件となる。これは、選ばれたホワイトリストに基づいて配布されるもので、「Link3 FanClubユーザーレベル:5以上」などの活動要件をクリアした、一部のユーザーのみが対象となる。

その上で、CyberAccountにガスクレジットをチャージ(最低10ドル)、CyberWallet Early Access NFTを収集することで、CyberTrekに参加できる。

CyberConnectとは

「CyberConnect」プロトコルは、ユーザーが自らのソーシャルデータやコンテンツ、収益化のチャネルを独自に所有し、異なるdApps間でのシームレスな移行を可能にする革新的なサービスである。同社によれば、現在までに50を超えるdAppsがこのプロトコルを採用し、合計120万人以上のユーザーが利用。月間のトランザクションは40万件を超える。

「CyberAccount」は、わずか2週間でポリゴン(MATIC)やConsenSysのL2「Linea」、Optimistic Rollupを使用するL2「Optimism」に展開。既に36万件以上のアカウントが生成されている。

Crunchbaseのデータによれば、CyberAccountはこれまでに2回の資金調達ラウンドを実施し、合計2500万ドルを調達。投資家22社の中には、アニモカブランズやAmber Group、Delphi Ventures、Polygon StudiosといったWeb3の大手VCが名を連ねている。

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