はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

PayPalパートナーPaxos、ビットコイン手数料に7,500万円の過払い マイニングプールに調整中

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

7,500万円相当のBTC手数料

Web3決済サービスプロバイダーPaxos(パクソス)が、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の取引の手数料として誤って7,500万円相当のBTCを支払ったことが13日に明らかになった。同社は現在、この過払いを取り戻すために、ビットコインのマイナーとの接触を図っている。

出典:Mempool

同社は、取引手数料と送金額を誤って入力したと考えられる。9月10日に実行されたトランザクションで、0.008BTC(約3万円)の取引のために、19.89BTC(51万ドル相当)を手数料として支払った。これは、ビットコイン取引に支払われた手数料としては金額ベースで過去最大となる。

このトランザクションが行われた当初、誤って送金されたウォレットアドレスがPayPalと関連しているとの情報が海外メディア「Bitcoin Magazine」に報じられた。しかし、後にPayPalの広報担当者からのコメントで、誤送付の責任の所在は同社のパートナー企業Paxosにあることが明らかにされた。

2023年9月10日に、BTCネットワークの手数料を過払いしたのはPaxosだ。しかし、このミスはPaxosの顧客やエンドユーザーには影響を及ぼしていない。全ての顧客資金は安全で、問題となったトランザクションはバグが原因で、それはすでに修正されている。現在、Paxosはこの過払いを回収するためにマイナーとの連絡を進めている。

また、過払いのトランザクションを処理したのはビットコインマイニングプールのF2Poolだと判明している。通常、マイナー全体に均等に分け合う方法が一般的だ。

関連:米PayPalのステーブルコイン「PYUSD」、立ち上がり3週間の伸びは苦戦か

Paxosとは

PayPalは8月初旬に、イーサリアム基盤(ERC-20)で独自のステーブルコイン「PayPal USD(PYUSD)」をローンチ。発行元は、アメリカ・ニューヨークに本社を構えるWeb3企業「Paxos」。複数のステーブルコインの発行実績を持ち、「Pax Dollar(USDP)」、物理的な「金(きん)」の保有量に価格が裏付けられたトークン「PAX Gold(PAXG)」などを発行している。

関連:ステーブルコイン発行企業Paxos、米規制当局から調査か

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/13 木曜日
07:12
サークル、独自ブロックチェーン「Arc」向けトークン発行を検討 USDC流通量は前年比2倍超
ステーブルコイン発行企業サークルがArcブロックチェーン向けネイティブトークンの発行可能性を発表した。第3四半期のUSDC流通量は前年比108%増の737億ドルに達し、純利益は202%増加している。
06:50
観光客向け消費税還付をステーブルコインで実証実験、韓国NH農協銀行がアバランチなどと協力
韓国NH農協銀行がアバランチ、ファイアブロックス、マスターカードと協力し、ステーブルコインを使用した観光客向け消費税還付のデジタル化実証実験を開始した。
06:10
ナスダック上場BTCマイナーBitdeer、米国で建設中のマイニング施設で火災発生
米オハイオ州で建設中のビットディアのビットコインマイニング施設で火災が発生し、2棟が炎上した。負傷者はなく、まだマイニング機器は設置されていなかった。
05:55
米SEC委員長、仮想通貨の分類体系を明確化へ
SECのアトキンス委員長が仮想通貨のトークン分類体系を数カ月以内に検討すると発表した。ハウイテストに基づき有価証券に該当するトークンを明確化し、ネットワークトークンやミームコインの多くは管轄外となる見込みだ。
05:30
世界初のZcash保有企業サイファーパンク、ウィンクルボス兄弟主導で91億円調達し20万ZEC取得
リープ・セラピューティクスが社名をサイファーパンク・テクノロジーズに変更し、プライバシー重視の仮想通貨Zcashを蓄積する戦略を発表した。ウィンクルボス・キャピタル主導で91億円を調達し、20万ZECを取得している。
11/12 水曜日
13:45
「仮想通貨は正当なポートフォリオ分散手段」 機関投資家のアプローチに大きな変化=シグナム
スイスのデジタル資産銀行シグナムが発表した最新調査で、回答した世界の機関投資家の89%が仮想通貨をすでに保有し、仮想通貨を投機ではなくポートフォリオの有効な分散投資手段とみなしていることが明らかになった。
13:00
米上場ターボ・エナジー、ステラ・タウラスと提携 スペインで再エネ融資をトークン化
ナスダック上場のターボ・エナジーがタウラス、ステラと提携し、スペインでクリーンエネルギー融資のトークン化実証実験を開始。ブロックチェーン活用で744億ドル規模のEaaS市場参入を目指す。
12:45
JPモルガンとDBS、トークン化預金の相互運用で取り組み
JPモルガンとDBS銀行がトークン化預金の相互運用性フレームワーク開発に取り組んでいると発表した。KinexysとDBSトークンサービス間でリアルタイム決済の実現を目指す。
12:37
Bitcoin JapanのCEO、ビットコイン準備金基盤のAIインフラ投資計画など明かす 
エネルギー軸でビットコインとAIを融合 Bitcoin Japan株式会社(旧堀田丸正)は11日、臨時株主総会で商号変更を完了し、ビットコイン財務戦略の詳細を発表した。 関連:…
11:40
ソフトバンクG、エヌビディア株を9000億円で全売却、オープンAI投資へシフト
日本のソフトバンクグループが保有のエヌビディア株を全売却し、オープンAIへの最大400億ドル投資に充てる。ビジョンファンドは234億ドルの投資利益を計上し、純利益は前年比2倍以上となった。
11:15
XRP現物ETF、今週中に米国で上場見込みか 最終書類提出=専門家
カナリー・キャピタルがXRP現物ETFのナスダック上場に向けた8-Aフォームを提出した。専門家は明日か木曜日のローンチを示唆しており、米国で2つ目のXRP追跡ETFとなる見込みだ。
10:35
ビットコイン量子コンピュータ対策で議論白熱に、アドレス移行提案の是非めぐり
仮想通貨ビットコインの量子コンピュータ対策として、Taprootアドレスからの移行が提案され議論が起こった。量子耐性の獲得方法で専門家の見解が分かれている。
10:25
7年ぶりの米国ICO「モナド」、トークンセール開示文書を公開 評価額3800億円弱
モナド財団が11日、MONトークンのコインベース公開販売に関する開示文書を発表。FDV約3,750億円、最大75億トークンを販売。大口集中を防ぐ「ボトムアップ方式」を採用し、11月17日から販売開始。
10:10
ソラナ現物ETF、取引開始から10日間連続で資金が純流入
仮想通貨ソラナの現物ETFは10日時点で、取引開始から10日間連続で資金が純流入。この状況について、事前の予想を上回っているとの見方が上がった。
08:05
スタンダードチャータード、シンガポールでステーブルコイン決済カード「デカード」を支援
スタンダードチャータードがDCSカードセンターと提携し、ステーブルコインを実店舗で使用できるクレジットカード「デカード」の主要銀行パートナーとなった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧