CoinPostで今最も読まれています

大手3社、仮想通貨レーティング比較:BTC、ETHに続いてNEO、LISK、ADAが高評価に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

レーティングの重要性
金融資産におけるレーティングは、投資家の客観的な判断指標として長らく重宝されてきた。仮想通貨についても、現在多くの調査・格付け機関が独自の視点からレーティングを発表している。
レーティングスコアの比較
本記事では、大手3社の格付けメディアによって公表されたレーティングを上位時価総額の仮想通貨について比較した。BTC、ETHに続いて、ADA、NEO、LISKの3通貨がいずれの格付けからも高い評価を受けていることがわかった。

レーティングサイトの重要性

あらゆる金融資産において、レーティング投資家の客観的な判断指標として広く利用されています。

株や債券、不動産など、様々な資産クラスにおいて数多くの格付け、レーティングが調査会社などによって公表されており、新たな金融資産としての位置付けが確立され始めている仮想通貨についてもレーティングへの注目度が高まっています。

過去には、Weiss Ratings社が企業として初の仮想通貨格付けレーティングを発表し、以来仮想通貨レーティングは個人投資家の判断指標やファンダメンタル要員として重要視されるようになりました。

今では、Weiss Ratings社の他にも多くの格付け会社が仮想通貨への参入を始めており、様々な観点から評価されたレーティングが発表されています。

それに関連して、Binanceは20日、同取引所が提供する仮想通貨の情報プラットフォームであるBinance Infoにおいて、他社に実施された仮想通貨レーティングの公表を開始しています。

同サイトでは、blokt、ICObench、TokenInsightなどの大手仮想通貨レーティングサイトによる通貨分析とレーティングが集約されています。

Binanceは公式ブログにおいて、Binanceエコシステムの中でユーザーが数ある仮想通貨プロジェクトへの理解を深めることができるよう、レーティングの掲載を始めたと述べています。

本記事では、仮想通貨の大手レーティングサイトであるblokt、TokenInsight、DPRatingの3メディアをピックアップし、それぞれのメディアから提供されている時価総額上位仮想通貨のスコアを比較しました。

仮想通貨レーティングスコア(時価総額25位まで)

上記で述べた3サイトによって提供されているスコアをまとめた表が以下になります。(赤文字は高評価)

通貨名 blokt TokenInsght DPRating
Bitcoin

特徴

A+ A 4.8
Ethereum

特徴

A A 5
XRP

特徴

BB 3.2
Bitcoin Cash

特徴

B BBB 2.7
EOS

特徴

A- BBB 2.7
Stellar

特徴

A BBB 3.3
Litecoin

特徴

BBB 5
Cardano

特徴

A BBB 5
Monero

特徴

BB 3.8
Dash

特徴

BB 2.7
IOTA

特徴

BB 2.5
TRON

特徴

B+ BB 5
NEO

特徴

A- BBB 4.5
Ethereum Classic

特徴

B+ BBB 3.2
Binance Coin

特徴

A+ BBB 3.0
Tezos

特徴

B+ BB
NEM

特徴

A BBB 0.7
VeChain

特徴

A BB 2.5
Dogecoin

特徴

B+ BB 1.5
Zcash

特徴

A BB 2.7
OmiseGO

特徴

A- BB 0.6
Bytecoin

特徴

B CCC 0.5
Bitcoin Gold

特徴

B CC 1.6
Lisk

特徴

A- BBB 5

なお、3つのレーティングサイトの評価基準は、それぞれ次の通りです。

  • blokt:ICOプロジェクトを中心に格付けを実施しているサイトであり、「A+、A、A-、B+、B、B-」の6段階で評価付け
  • TokenInsight:3つの評価基準「Team・Project・Ecosystem」が設けられ、それぞれの観点から総合的に評価されたスコア「AAA〜C」の9段階でランク付け
  • DPRating:2018年7月に一律で公表されたものであり、GitHubの開発記録に基づいて開発状況を分析し、5段階評価で格付け

上記の表を見ると、Bitcoin、Ethereumが3つのレーティング全てから高い評価を受けています。

この2通貨に続き、Cardano、NEO、Liskの3通貨が3種類のレーティングにおいて、いずれもハイスコアを得ていることが印象的です。

CoinPostの関連記事

DPレーティングが仮想通貨取引所の格付けを発表:最高評価はA+のバイナンス、bitFlyerはB+評価
格付け企業のDPレーティングが、独自の分析に基づいた、仮想通貨取引所の世界ランキングを発表した。最高評価「A+」を得たのはBinance。日本の取引所では、bitFlyerが「B+」、QUOINEが「B」評価でランクインしている。
仮想通貨レーティングWeiss Ratings:ADA・NEO・EOSを賞賛|模倣コインに注意喚起
Weiss Ratingsは、今週初めの公式ウェブサイトの記事で、市場で最も注目されるいくつかのアルトコイン(特にADA・NEO・EOS)を好評価しました。一方で、ビットコインやZCashの模倣品に注意を促しています。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア