WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

グランド・セフト・オート開発元子会社のWeb3ゲーム、「Sugartown」がNFT市場で躍進 Take-Two傘下、Zyngaの戦略とは?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

限定入場パスを無料配布

米国のソーシャルゲーム大手、ジンガ社が今年8月に公表したWeb3ゲーム「Sugartown」について、先行リリースされた「Sugartown Oras」NFT(非代替可能トークン)の取引量が急増している。

大手NFT市場プラットフォームOpenSeaのデータに基づくと、9月13日に発行された「Oras」の累計取引量は、3週間でおおよそ3,000 ETH(約6.5億円)に上る。週間平均1,000 ETHは、取引量ランキング8位でBAYCのメタバース関連NFT「Otherside Vessels」の週間取引量(637 ETH)を上回る。

出典:OpenSea

ジンガは、広く知られる「グランド・セフト・オート(GTA)」の開発元であるゲームソフト大手、テイクツーインタラクティブの傘下企業。そして、「Sugartown」はジンガの初のWeb3展開として注目される。

「Sugartown Oras」は、イーサリアムベースのトークン(ERC-721規格)で、無料ミントとして配布され、多くのユーザーにリーチすることに成功。現在Orasのフロアプライス(最低価格)は約430ドル(約6.4万円)で取引されている。

NFTの立ち上げが成功したことで、これは後続のゲームスタジオにとってもNFTやブロックチェーンゲーム開発戦略に影響を与える可能性がある。

関連:世界のゲーム企業トップ40社のうち、29社がWeb3分野を模索

SugartownとそのNFT

ゲームのコンセプトは、異次元から「Sugartown」に迷い込んだ「Ora」と呼ばれる存在となり、街で多彩なゲームを楽しむものとなっている。プレイヤーは3匹の動物の部屋に入り込み、様々なイベントを引き起こす。

この「Sugartown Oras」は、単なるゲームアイテムではなく、ゲームエコシステムへのアクセス権を提供する。ユーザーはOrasをステーク(預け入れ)してエネルギーを得ることができ、そのエネルギーを使用して様々なゲームをプレイし、ゲーム内通貨「Sugar」を獲得できる。

出典:Zynga Web3

計9,999点から成るOrasNFTのうち、6,000点を無料ミントに充てており、9月13日、特定地域(米国、インドネシア、フィリピン、タイ、ベトナム)を対象に行われた。残る3,999点は、ホルダーへの報酬配布として保管されている。

また、無料ミントは3つのフェーズに分け、特定の要件を満たしたユーザーをアローリストに記載し、そのリストの参加者にのみミントが許可された。

現在、プロジェクトチームは積極的なソーシャルマーケティングを展開中で、9月末にはOrasの所有量に応じた「Lifebound Token(SBT)」の発行計画を発表した。

SBTとは

Soulboundトークン(SBT)は、「譲渡不可能なNFT(非代替性トークン)」のこと。一度受信したら、デジタルウォレットの外に移すことができない特性を持つ。認証情報、教育資格、プロジェクトへの貢献、過去のローン履歴といった個人の信用に関連するデータを組み込むことが可能。Web3(分散型ウェブ)時代のアイデンティティ(ID)の構成要素になると期待されている。

ZyngaのWeb3戦略

「FarmVille」のパブリッシャーとして広く認知されているジンガは、Web3(分散型ウェブ)のゲーム領域への本格参入を果たすべく、「Zynga Web3」と名付けた新たな部門を設立している。これに伴い、ブロックチェーン開発企業Forteと提携した。

ZyngaのWeb3担当バイスプレジデント、マット・ウルフ氏は、8月の発表において、「われわれは『Sugartown』をZynga初のWeb3ゲームとして、大手モバイルゲーム開発会社によるオリジナルIPを使用した初のWeb3ゲームとしてローンチできることに大変興奮している」と表明。多くのゲーム開発が進行中とされるが、具体的な詳細は明らかにされていない。

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。 ゲームや音楽、アート作品、各種証明書など幅広く技術が活用されている。

関連:人気シリーズ最新作「GTA6」、仮想通貨導入の噂が再浮上

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/10 水曜日
14:52
ICHIZEN、HYPE対応レンディング国内初 7月サービス開始へ
ICHIZEN HOLDINGSが10日、HYPEを国内初対応とする仮想通貨レンディング「HyperLending」の事前登録を開始。BTCとETHの最大年率10%、HYPEは最大4%。先着1,000名に年率12%ブーストキャンペーンも実施。正式サービスは7月1日開始予定。
14:10
バイナンス、株式取引ローンチ初週データを公開  投資資金の44%がAIインフラ関連に集中 
バイナンスの株式取引サービス初週データをバイナンス・リサーチが公開した。総流入額の57%をITセクターが占め、そのうち半導体・ハードウェアは44%に達した。
13:41
ポリマーケットでインサイダー取引容疑の米軍兵士、12月に公判予定
ポリマーケットでインサイダー取引を行ったとして告発された米陸軍兵士の公判日が設定された。予測市場における詐欺・不正取引の初期判例となる点も注目されている。
10:26
ビットコインは炭鉱のカナリアか、ビットワイズが市況レポート公開
ビットワイズは、プロ投資家向けのマーケットレポートで、仮想通貨ビットコインが持つ、マクロ経済の炭鉱のカナリアの役割を取り上げた。この役割について解説している。
09:59
ビットコイン需給悪化、ストラテジー売却前から進行 回復の兆候は見られず=Wintermute
仮想通貨取引会社ウィンターミュートが6月9日付レポートで分析。ストラテジーの32BTC売却が注目を集めるが、需給悪化はETFとOTCデスクのデータが示す通り売却前から進行していたと指摘。資金流入再開の兆候はなく、6月12日のスペースXのIPOが次の試金石となると述べた。
08:00
バックパック、トークン化株式と仮想通貨を統合した証券プラットフォームをベータ版開始
仮想通貨取引所バックパックは9日、米国株・ETFと仮想通貨・無期限先物・利回りを単一口座で扱える「バックパック・セキュリティーズ」の公開ベータを開始した。株式の保有権はニューヨーク州法に基づき確立される。
07:30
3メガ銀、2026年度中に共同でステーブルコイン発行の方針
三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクは、2026年度中にステーブルコインを共同発行する方針であることがわかった。他の金融機関との連携拡大も視野に入れている。
06:55
米国ビットコイン現物ETF、6月8日に146億円の純流出 流出続くも複数ファンドで流入分散
米国のビットコイン現物ETFは6月8日、9,137万ドルの純流出を記録した。ブラックロックのIBITが2億3,300万ドルの流出を主導した一方、アーク・インベストメントとフィデリティの各ファンドは流入を確保した。
06:20
ウォーレン米議員がCFTC議長に書簡、仮想通貨規制後退と政治介入を追及
ウォーレン上院議員は6月5日、CFTC議長セリグ氏に書簡を送付し、人員削減や執行件数の急減、トランプ一族と規制対象企業の利益相反について詳細な説明を求めた。
05:40
米下院歳入委が仮想通貨課税公聴会を開催中、6本の税制法案を審議
米下院歳入委員会が9日、仮想通貨課税に関する立法公聴会を開催し、マイニング・ステーキングの課税繰延やウォッシュセール規制の適用など6本の法案草案を審議。クラリティー法の上院協議と並行して、米国の仮想通貨税制の枠組みが本格的に議論されている。
05:00
enishがビットコイン全量売却、ソラナ戦略強化でSOLプラネットと協議開始
東証上場のゲーム会社enishは9日、保有する8.063BTCを全量売却したと発表した。得た資金をソラナを活用したアクティブ・トレジャリー事業に充て、国内ソラナ支援企業のSOLプラネットとの協議も開始。
06/09 火曜日
18:00
シティ、トークン化資産170億ドルから5.5兆ドルへ 2030年試算
シティ・インスティテュートが6月公表のレポートで、トークン化資産市場が2030年にベースケースで5.5兆ドルに達すると試算。DTCCやNYSEなど主要インフラが本格整備に動き出した背景と、ステーブルコイン規制整備が果たす役割を読む。
16:55
ジーキャッシュ、Ironwoodのコンセンサスルール確定 7月有効化へ前進
ジーキャッシュ開発者のショーン・ボウ氏がIronwoodアップグレードのコンセンサスルール変更を公表。旧Orchardプールへの新規入金を新プールへ自動転送する仕組みが確定し、7月末の有効化に向けて実装フェーズへ移行。ZECは安値比約55%反発し、467ドル台で推移している。
15:19
米トップ大学の研究者25名が分析、AIと仮想通貨の融合に広がる「5つの誤解」
ブロックチェーン研究の権威であるIC3が、25名の研究者によるAI×仮想通貨の大規模な調査論文を公開した。生成AI時代におけるAIと仮想通貨の相互関係を体系的に整理した包括的な分析で、学術界と実業界の双方が取り組むべき課題を明示した。また業界で広まる5つの誤解を指摘し、今後の研究課題も解説している。
14:48
SBI新生銀行、預金利息の2割相当を仮想通貨で付与 今秋に常設化=日経
SBI新生銀行がSBI VCトレードと連携し、預金残高に応じて仮想通貨を付与する常設サービスを今秋に開始する方針を明らかにした。利払い額の2割相当をBTC・ETH・XRP交換券で受け取れる仕組みで、6月10日から3カ月間の先行キャンペーンで効果を検証する。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧